教室・自然いろいろブログ

グループ彩雲の創作活動と身近な自然の観察記録

花から花へ

2025年03月22日 | 自然

いつもの散歩コースが華やかになっていました☆


満開を過ぎたカワヅザクラに夢中のメジロたち


花から花へうつるたび花びらが舞いおちます。


今年初めて出会ったルリタテハは翅がピカピカ
成虫越冬のはずですが傷は見あたりません。

少し前まで枯葉色だった地面に


カタクリが♪


ミスミソウもたくさん咲いていて


色も大きさもさまざまな花を楽しめました。

「セントウソウは見た?」
山野草好きな方が今年はこっちに咲いているよと教えてくれました。


とても小さなセントウソウ
一瞬ナズナやツルカノコソウのように見えます。


花に小さなアブが来ていましたが撮れず


違う場所でビロードツリアブがよいモデルになってくれました。
長い口吻、虹色に輝く翅、可愛い触覚、もふもふボディ♪
しみじみ春が来たな~と嬉しくなります。


ニホンミツバチたちも活発に活動していました。


高齢のオス猫がのんびりと


春のかおりを堪能しているようでした。
素敵な季節がやってきましたね♪


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Nさんの新作日本画(068)

2025年03月20日 | 教室風景

Nさんの新作日本画をご紹介いたします。


「ジューツオイチイ!」 日本画 F4

松竹梅の縁起物に囲まれ慎重に杯をあげているのはお孫さん。
愛と願いをこめ描かれた物語は希望と喜びにあふれています。
純粋無垢な澄んだ瞳に射貫かれる、晴れ晴れとした作品です。

近づいてみました。


幼子らしい細い髪の毛、薄い爪、なめらかな皮膚など難しい
描写も巧みな筆さばきで誠実に力強く表現されています。
優しい光と慈愛に満ちた世界はあたたかく心癒されます。

愛らしく生き生きした子供たちをたくさん描いてこられた
Nさんの過去の作品はHP「上郷森の家絵画教室及川みほクラス」の
作品集”の中のNさんのページに制作順に掲載されています。
ぜひこちらもご覧下さい。


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3月最後の教室 早春の動植物

2025年03月18日 | 教室風景

朝6時半頃は霧のため視界が悪く慎重な運転を心がけました。
森に着く頃には爽快な青空が広がって眩しいほどでした☆


モミジイチゴの花がようやく咲き始めました。
例年に比べ開花が遅めに感じられます。

早春の花は他にも


ヤマネコノメソウ


ヒメウズ


スミレもやっと見つけることができました。
ひそかにスミレの谷と呼んでいる場所を確かめましたが
まったく見あたらず。

雨上がりのためかあちこちにキノコが出ていて


シイタケなのかな。シイノキの近くの朽ちた倒木に
いくつか出ていました。


水分をたっぷり含んだタマキクラゲ
半透明でプニプニしていて可愛い♪食べられるそうです。

3月最後の教室日でした。


目の前の作業に没頭し、気づけば思わぬ世界が広がっています。
様々な気づきと挑戦の連続。わくわくする冒険のひとときです。


なんて明るい♪日光の力が増して光の角度も変わりました。
Iさんの日本画作品とHさんのパステル画作品が完成しました。
順次ご紹介してまいりますのでお楽しみに☆

ウグイスはまだかぼそく、コジュケイやヒヨドリは大声で歌い
森は活気に満ちていました。


モズのメスが下の茂みをじっと見つめています。
そろそろ子育ての頃でしょうか。

嬉しかった出会いは他にも


大きい!開帳70mmはあったかと思います。
早春に出現する大型の蛾、トビモンオオエダシャクという名前。

イボタガだっているかも!とあちこち見てまわりましたが
この日も会えず。


またツチグリが出ていました!
見られるのは「おもに夏から秋」と本にありましたが。。

これは朝の姿ですが既視感が。

まさかと思いつつ、以前の撮影データを見直すと↓



3月3日に出会ったこのツチグリと外皮のひび割れ模様がそっくり!
外皮の開閉を繰り返し、2週間後も原型をとどめているなんて驚きです。

気になって


お昼休みにふたたび見に行くと、外皮が乾燥して
巻きはじめていました。


4時間後。
外皮の半分が巻いていました。雨の力だけに頼らず
自分でも胞子を押し出すことができるなんてすごい。
乾燥して丸く縮こまると風で転がり移動することもできるそう。

もしかして近くに幼菌が眠っているのかもしれないと思うと
足早に通り過ぎていたいつもの土手が特別なものに感じられます。


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3月四回目の教室 春の木の花咲く

2025年03月15日 | 教室風景

青空が広がり気温が上がりました。


森の家別館中庭のコブシの花が咲きだしました。
こちらへ来た25年前はまだ木が小さく、目の高さに花がありましたが
すっかり大きくなりました。


やってきたのはまんまるジョウビタキ♪


近くでトサミズキも咲いて辺りは一気に華やぎました。
トサミズキの花はうっとりするような甘い香りがします。
早朝見た時は3分咲きだと思っていましたが

夕方見上げると6分咲きほどになっていました。


春だ春だ!
メジロたちがにぎやかに歌いながら


隣のキブシの花と行ったり来たり。
楽園のような光景でいつまでも見ていられます。

3月4回目の教室日でした。


初々しいウグイスたちの歌声を楽しみつつお話をしつつ
手を動かしてまた考える。心と体の健康に良いひとときです♪


中庭のコブシやトサミズキの開花は皆さんも楽しみにしており
途中鑑賞しつつ快調に筆が進んだ明るく暖かな日でした。

お昼休みに目覚めた蝶を期待して歩きまわるとテングチョウが。
その他にもカゲロウの仲間や地面でついばむウグイスや
狩りを失敗した小型の猛禽類など良い出会いがたくさんありましたが
ことごとく撮り損ね、自分の反応の鈍さにうなだれていたら


もふもふのビロードツリアブが癒してくれました♪
しみじみ可愛い。。

早春の使者は他にも


ホソバトガリエダシャク
年一化、3~4月に出現するそう。


フタホシシロエダシャク


シロテンエダシャク、かな。
蛾は種類が多くてしみじみと味わい深い。
この日もイボタガを探しましたが会えませんでした。


数mmの赤ちゃんグモも立派な円網を張っていました。
拡大して見たらシロカネグモの仲間に見えました。

水辺に行くと


ヤマアカガエルの卵塊は緑っぽい色になり泥が降り積もり
発生の進み具合はバラバラ。水中であてずっぽうに撮ると


遠くからはひじきのように見えたものは孵化したばかりの
オタマジャクシたち。まだ泳ぐことはできないようです。
外鰓期は2~3日ということですから次回ここを訪れる時には
もう立派な?オタマジャクシとなって泳いでいるのかな。

森に彩りがあふれるのはもうすぐ♪心から楽しみです。



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Iさんの新作日本画(034)

2025年03月13日 | 教室風景

Iさんの新作日本画をご紹介いたします。



伝統ある小千谷縮の掛軸に様々な弓矢を描きました。墨と
金銀箔を用いて強い表現にしました。赤いハート型のやじり
がポイント。遊び心のある軽快で華やかな作品となりました。

近づいてみました。



細長い画面に配置するのに矢竹の長さを短め、やじりや
矢羽の形は単純化してリズム良く配置しました。色数を
しぼり織地の美しさを活かして深い味わいをだしました。

いつも新しい挑戦をし力強く前進し続けるアイさんの
過去の作品はHP「上郷森の家絵画教室及川みほクラス」内の
作品集のなかのIさんのページに掲載されています。
ぜひこちらもご覧ください。

 


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3月二回目の教室 やっと晴れた朝

2025年03月08日 | 教室風景

このところ真冬に逆戻りしていましたが久しぶりに快晴♪
空気がとても清々しく感じられました。

頭上から愛らしい小鳥のさえずりが降ってきて


見上げるとエナガちゃん♪


かなり近くの小枝まで降りてきてくれたのに逆光&枝かぶり。。
でもしっかりこちらを確認しているのがわかりました。


クスノキの大木にはメジロたち


ヒヨドリも忙しそうです。
数が多く主張の激しいガビチョウに押されがち。がんばれ!

3月2回目の教室日でした。


光が澄んで強く、窓から見える景色も明るくてワクワクします。
つらい花粉症の症状も描いているときは忘れられます。
良いアイディアも浮かびそうな芸術の春がやってきました♪
この日はうっかり午後の部の教室風景を撮影しそびれてしまいました。

朝は冷たい北風がふきつけていましたがお昼には楽になりました。
気になっていたヤシャブシの木を見に行くと


先に出ていた雄の花序は伸びて華やかに


やや遅れて出た雌花は小さく赤っぽい。
雄花より上に出ているからオオバヤシャブシなのかな?
あまり雌花を見つけることができず毎年もやっとします。
葉が大きくなったらはっきりするのでしょうがいつも確認を忘れてしまう。。
このハンノキの仲間の花紛は口腔アレルギーを起こすこともあるそうです。


毎年楽しみにしているニリンソウはまだ小さな葉が出たばかり


こちらはトリカブトによく似ています。トリカブトかな?
ニリンソウの若葉と、よく似た猛毒のトリカブトの若葉を
誤って食べてしまう事故が時折あるそうです。怖いですね。


4日前の雨の日に出会ったツチグリ。
皮を星のように開いて中心の丸い部分から胞子を出していました。

晴れたこの日、同じ場所を必死に探すと


すっかり乾き、皮を閉じた前出のツチグリが見つかりました。

真ん中のフワフワ部分はしぼみ、皮は周囲の枯葉を巻き込んだのか
様々な枯葉をがっちりつかんでいました♪
乾燥すると再び黒い球体になるものだと想像していました。


雨の日ヤマアカガエルのペアが複数見られた池では
卵塊が増えていました。

カメラを水中に入れて見ると


発生が進んでいます。


桑実胚かな。卵割をくっきりはっきり撮影したいですが
水が濁っていてなかなか難しい。


すでに孵化しているものも!
まだ外鰓がありますが、まもなく泳ぐ姿が見られますね。

水辺に通うのが楽しい♪本格的な春がやってきました。


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ツチグリとヤマアカガエル待望の雨

2025年03月04日 | 教室風景

久しぶりにまとまった雨が降るという天気予報に
カエル合戦が見られるだろうと朝の森に急ぎました。

すると驚いたことに


ツチグリが出ていました!
この森では初見、しかもこんな時期に出会うとは驚きました。


裏返したら丸い部分の中心からパフっと煙のように胞子が
飛びだしました。ツチグリは雨を待っていたのですね。

外皮は開閉を繰り返し、風に転がされて移動するとはよくできた仕組みです。

アセビの木の近くに来ると


メジロが鳴き交わしながら食事していました。


雨に濡れてびしょびしょです。


いよいよイボタノキの新葉が出てきました。
イボタガいないかな~、会いたいな~。

3月最初の教室日でした。


濡れて鮮やかに色濃く見える緑で時々目を休めつつ
久しぶりに雨音を聴きながら心静かに筆を進めました。


午後にはぐんぐん気温が下がり3時頃には大粒のみぞれが。
制作しながらお仲間どうし絵以外のことも情報交換。
貴重な体験談に驚きつつこの日も多くの学びがありました。

早春のヤマアカガエルのカエル合戦は早ければ1月末から。
今年は1~2月はほぼ森に来られず雨も降らなかったので
遭遇できていませんでした。
まとまった雨の降る今日ならカエルたちが動いているはず!


たくさん集まっている時は遠くからでもカエルの合唱が聞こえるのに
静まり返っています。


でも水の中にはヤマアカガエルの卵塊が見えて


産卵中のメスもいました♪


そっとカメラを水中にいれてパチリ。
お腹はしぼんで腹端には産みたて卵。お母さんお疲れさまです。。


大きなメスに小さなオスのペアが数組見られました。


アライグマからのがれて無事大きくなりますように。

連日の雨で他の干上がった池に水がもどるとよいのですが。
数は少ないですが今年もカエル合戦を見ることができホッとしました。


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2月最後の教室 春めく森にトラツグミ

2025年03月01日 | 教室風景

朝の森を歩くのは7週間ぶりです。
ウキウキしながら径をゆくと


たくさんの木が伐られ地際まで草が刈られスカスカ。。
ここに来れない間たくさん手が入ったようで
明るく風通しがよいけれど寒々しい光景となっていました。

春のきざしを探すと


ニワトコの蕾♪


ヤシャブシの花序は雄花が伸び始めており


道沿いの白梅は満開で甘酸っぱい香りを漂わせていました。


精悍なモズくんはやや遠くに


水分補給していたガビチョウは近づいてものんびり
茂みではコジュケイたちが鳴き交わして賑やかでした。

2月最後の教室日でした。
1月初旬から2月下旬まで工事期間のため違う場所をお借りしていました。


他所での7回のうち2回は私が体調を崩してお休みをいただき
1~2月はあっという間に過ぎてしまいました。
「小鳥の歌がきこえるね」「やはりこの場所がホッとする」と
古巣に帰ってくることができて皆さんも大喜びです。


こちらで活動してきて25年。創作環境の豊かさ、そのありがたみを
またあらためて感じました。森の緑が目に優しく筆も進みます。
午前中Nさんが日本画作品を完成させました。
順次ご紹介してまいりますのでお楽しみに☆

外廊下で素敵な出会いがありました。


天井近くに早春の蛾♪
シロテンエダシャクのようです。

近くでキツツキのドラミングの音がして


そちらを見ると木を突いていたのはアオゲラでした。

春は恋の季節なのか


仲睦まじいキジバトのペアも♪


あっあの鳥は!
少しずつ間合いをつめてあとをつけていくと


トラツグミでした♪
数年ぶりに出会いで嬉しい。

ポカポカ陽気に久々の森。
春の息吹を胸いっぱい吸い込んでパワーアップしました。





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こつこつ巣作りするアオゲラ

2025年02月06日 | 生き物

先月後半に体調をくずしたため出控えていましたが
近所の公園でアオゲラが穴を突き続けているのが気になり
休日の正午に見に行きました。


かなり傾いたこの木は何だろう?
柵の中にあって近づけないのが残念。


もう4回見にいきました。
はじめて突いているのに気づいた時はコンコンと大きな音を
たてていましたが、4回目見た先日には柔らかい部分を突いているのか
音が聞こえませんでした。


ここで子育てするのかな?楽しみです!


角度を変えてみると穴があけられたばかりなのがわかります。
深さはどのくらいなのだろう?


この小さな森にはコゲラもけっこういます

水辺には


みんなのアイドル、カワセミや


食べ物を探す若いゴイサギが注目の的


ゴイサギの成鳥はなかなか見えるところに出てきてくれませんが
幼鳥はけっこう動き回ってよいモデルになってくれます。


今年はウも多い。
この季節ならではのカモ類もいて水辺の観察は楽しいですが
また風邪をひきこんだら大変、冷えは大敵です。


ヒヨドリジョウゴの実が残っていました。


近づいてみるとシワシワ・・誰も食べないのかな?


ヒヨドリたちが集まっていたのはトウネズミモチの木の実。
にぎやかに飛び回るのでこっちまで駆けだしたくなります♪

小鳥たちのさえずりに元気をもらえます。


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暖かな日に目覚めた生き物たち

2025年01月22日 | 生き物
16日以降gooブログにログインできませんでした。
20日にスマホ、PCではようやく本日ログインできるようになりホッとしました。
画像処理やブログ作成はPCでしているので非常に困りました~。

ログインできない期間、気温の上がった日があり
近所の森の蝶や甲虫たちが目覚め動き回っていました。

落葉の上で舞っていたのはキタキチョウ

春が来た♪と思ったのではないでしょうか。
 
ムラサキツバメが集団越冬しているアオキ




少し前は10頭集まってじっとしていましたが
 
暖かい日の正午に見に行った時は皆移動しており


ムラサキツバメのメス
思い思いの場所で体をあたためていました。


背部のフワフワしたところが煌めいています☆
こちらもムラサキツバメのメス
 
赤味がかった翅の紫色が美しいメスにたいして オスはシックで複雑な味わい


オスはシックで複雑な味わい

鱗粉の残り具合や光のあたる角度によって 様々な色に見えます。
 
13時30分になると、方方に散っていたムラサキツバメたちが
また元の葉に戻り始めました。
短い動画を撮ってみました。
 
ムラサキツバメ集団越冬


どうやって仲間の位置がわかるのだろう?


ウラギンシジミは単独、葉の裏で越冬しています。
 
手すりをじっくり見ていくと ごく小さなキイロテントウ が


 
建造物の隙間、高い所に ナミテントウが集団越冬


こちらはじっとしているように見えました。

東屋の柱の隙間では


ヤモリが数匹越冬していました。

立春まであと2週間。春が待ち遠しいです。

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