教室・自然いろいろブログ

グループ彩雲の創作活動と身近な自然の観察記録

12月四回目の教室 冬支度すすむ森

2024年12月21日 | 教室風景

いつもより早めに家を出、車に乗りこむと全く動かない。。
どうやらバッテリーがあがってしまったようで
久々に電車、バスと乗り継いで森に着きました。

あまり歩く時間はなかったけれど、森の入り口で


ジョウビタキ女子に遭遇♪


真ん丸でほんとうにかわいい。。
心癒されます。


すぐ近くにモズのオスもいました。


今年の紅葉は例年よりも鮮やかな気がします。


カマツカも深い色に♪

12月4回目の教室日でした。


このところ寒さが厳しくなったためか体調不良の方がちらほら。
金曜日教室は今年最後の日。月日のたつのは早いものですね。


午後、今年もAさんが高価なコーヒーを皆さんに淹れてくださいました。
ゲイシャコーヒーとAさんのエジプトのお土産デーツの組み合わせ。
日本画を描きながら異国の香りも楽しむ、素敵な忘年会となりました。

お昼休みは残る彩りを探しに行きました。


赤銅色に染まったメタセコイア
木の下に立つと細い葉がさらさらと雨のように降ってきます。


この日の池にはマガモのペアがいました。


サルトリイバラ


ノイバラ
森に赤い実は減ってきました。


サザンカが花盛り♪


雄しべに小さなシャクガの幼虫らしきイモムシが。
どのような形で越冬するのだろう?

冬支度が進んだ森の道はだいぶ明るくなりました。



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陽だまりの生き物たち

2024年12月17日 | 生き物

朝は冷えましたが正午のサザンカにはハチやアブがいたので
蝶が飛んでいるかもしれない、と近所の公園に行きました。

すると嬉しいことに


ムラサキシジミが日向ぼっこ♪


近くにムラサキツバメも!

どちらも成虫越冬タイプ。無事冬を越せますように。。


ムラサキシキブの実がまだたくさん木に残っています。

下に実が落ちていないかな~と足元を見ると


道端に並べられた伐採木にきれいなキノコが!


ヒラタケのようです。美味しそう~♪

この道沿いにはクヌギコナラが多く
クロスジフユエダシャクのオスがはたはたと飛び


止まれ止まれ~と念じながら追いかけまわすこと数分。
ようやくモデルになってくれました。

さらにクロスジフユエダシャクのメスを探しましたがこの日も会えず。
翅が退化して飛べないメスに会うのはやはり難しい。

落葉の上で何かが動いたのでよく見ると


手前にテントウムシの抜け殻、上に羽化したての成虫が。


まだ体色が淡く表面もやわらかそうです。
元気いっぱい歩きまわっていました。

手すりには


キイロテントウ
5mmほどと小さく頭部を撮ることができませんでした。

狭い範囲で夢中に這いつくばっていたら、後ろから来た方に
「なにかいるんですか。。」と声をかけられました。


腰を伸ばして空を見上げると、清々しい青♪


トウカエデが美しい色に染まっていました。

フウと葉の形が似ているので迷ったのですが
フウは葉が互生、トウカエデが対生、


トウカエデは成木の樹皮が縦に短冊状に剥がれるのが特徴だそうです。

この樹皮の間に


美しいメイガの仲間がいました。
マエアカスカシノメイガという名前のようです。
樹皮の溝には他にも生き物がいそう♪

あまり日の当たらない道にさしかかると


手すりにハラビロカマキリがいました。
そんな目立つところにいたらモズやカラスに見つかってしまう。。

まだ秋の名残りがたくさんあるのにあと数日で冬至とは。
陽だまりにいるとやらねばならないあれやこれも忘れてしまいます。




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12月三回目の教室 マユミにメジロ

2024年12月14日 | 教室風景

薄曇りだった朝、メジロに会いたくて
ふたたび若いマユミの木を見に行きました。


遠くから見張っていると、2羽のメジロがおりてきました。


メジロの大きさといい色といい、マユミの葉っぱそっくりです。


かなり体がやわらかい。2羽は鳴き交わしながら
残り少なくなった実を懸命に探していました。


森はようやく晩秋らしい彩りになりました。


メタセコイアの木の下に行くと
ヤツデの花が満開を過ぎ実をつけているものもありました。

12月3回目の教室日でした。


いよいよ皿の上のニカワがすぐ固まるようになり
電熱器が大活躍。岩絵具はまとめてとかないようにします。


隣接する体育館で走る小学生の歓声を聞きながら
談笑しつつ、制作するひとときに心癒されます。


サザンカが満開♪
甘く優しい香りがふんわり漂っています。


ヤブコウジの赤い実


コナラの紅葉と森は華やかです。

この日は2種の蛾に会えました。


一種目はカイコの野生種といわれるクワコ。
片方の翅の鱗粉がだいぶとれていましたが元気でした。


もう一種はカバエダシャク
年一化、10~11月に現れる晩秋の蛾、と本にありましたが
今秋の暖かさから12月半ばでの出現となったのでしょうか。


外灯にもとまっていました。
横から見たら大きな眼と腹部のもふもふ具合が愛らしい♪


外灯には金色のヤマトクサカゲロウもとまっていました。

クサカゲロウは成虫越冬。
本来緑色のものが越冬する際、赤褐色~褐色に変色するのだとか。
この日出会ったものはクサカゲロウの越冬型と呼ばれるそう。

寒くなっても活動する生き物はいる♪
だんだん探す時間と歩く距離が増え健康的になってきました。


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Aさんの新作日本画(076)

2024年12月12日 | 教室風景
Aさんの新作日本画をご紹介いたします。

「レンゲツツジと蝶(てふてふ)」 日本画 P10

時を重ねてもなお力いっぱい花を咲かせるレンゲツツジ。
その迫力ある姿を畏敬の念をこめ表現しました。蝶の舞う
光景はまるで楽園。画面の隅々まで生命感にあふれています。
近づいてみました。

花はもちろん周囲の大気に幽玄な雰囲気がでるまて時間をかけ
様々な技法で岩絵具を重ねました。短い夏に命をもやす
動植物の放つ輝きが余す所なく緻密に表現されています。
対象を深く観察しダイナミックに描きあげるAさんの
過去の作品はHP「上郷森の家絵画教室及川みほクラス」内の
作品集の中のAさんのページに制作順に掲載されています。
ぜひこちらもご覧ください。

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12月二回目の教室 モズにメジロ小鳥さえずる森

2024年12月10日 | 教室風景

この朝も青空が広がり、それぼど寒くなく
小鳥たちが活発に活動していました。


ヌルデの梢にモズのオス
くちばしの先が鎌のよう。さすが肉食系です。

森はますます彩り豊か


コマユミの葉が華やかに染まっていました。


ため息のでる美しさ。。


マユミの木はもっと力強く丈も葉も大きい。

このマユミの実によくメジロがくるので
こっそり近づこうと思うのですがなかなか難しい!


三日前に比べるとだいぶ実が減ったようです。


栗の木にも小さな群れがきていました。可愛い~♪

12月2回目の教室日でした。


新年1~2月の活動場所は栄区民文化センターのスペースをお借りする
こととし時間も変則的になることを皆さんにお伝えしました。
金沢区の一部の方は遠くなってしまうのが申し訳ないのですが。。

午後はうっかり教室風景を記録するのを忘れてしまいました。


お昼には気温が上がり飛び交うウラナミシジミが見られました。


タイワンリスは相変わらずにぎやかです。


檸檬色に輝く葉が美しいツル植物。
何かな~と近づいてみると


カエデドコロでした。
山吹色のヤマノイモとはまた違う透明感のある黄葉です。


掃除をのんびりしているとすぐ薄暗くなってしまいます。
日暮れはこの外灯をチェック♪



この日は電球にニトベエダシャクがとまっていました。
年一化、10~12月に出現する晩秋の蛾なのだそうです。

この冬はどんなフユシャクに会えるかな?
昆虫が少なくなる時期のひそかな楽しみです。


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12月最初の教室 きらめくカワセミ秋の色

2024年12月07日 | 教室風景

爽快に晴れて心地のよい朝
紅葉の進み具合を見にミズキの谷へ行くと


枝にちょうどカワセミが飛んできてくれました!
間近で見るのは久しぶり。。逆光でも美しさはわかりました♪


少し見ない間にメタセコイアが赤銅色


アカシデの下に立てば美しい葉がひらひらと


赤いカエデに黄色のヤマノイモが青い空に映えます。


クズの葉もよい色に染まっていました。

12月最初の教室日でした。


皆さんがそろったところで数日前に届いた、来年1月~2月が
施設休館という驚きの知らせを皆さんにご報告。。

すぐに以前お借りした場所に問い合わせたところ現在貸出不可。
どうしましょうと皆さんにご相談したところ、
お休みせず活動を継続できそうなご提案がありました。
2025年早々よいスタートをきるべく、少し忙しくなりそうです。


午後にAさんが新作の日本画を完成させました。
後ほどご紹介いたしますのでお楽しみに☆

お昼には薄着で大丈夫なくらい気温があがりました。


ヌルデの木にメジロたち
近くのマユミの実を食べたいようです。

嬉しかった出会いがこちら


肩にもお尻にも赤いツノ!脚は黄色と緑色でカラフル♪
オオツノカメムシのようです。


数頭ウラナミシジミが飛んでいました。
もうだいぶ翅がいたんでしまっていますね。。


長い茎に丸いものがぶら下がっています。


この茎はおそらくマツヨイグサの仲間
まだ咲いているものがあって驚きました。


丸いものはナガコガネグモの卵のうのようです。

この場所では3週間ほど前


この大きなナガコガネグモのメスが草の間に網をはっていました。
網を破らないように気を付けて通っていたのですが
いつのまにか見かけなくなったなと思っていたのです。
無事次の世代を残せたのですね。

風が吹くたび多くの木の葉が舞い落ちて
森が明るくなってきました。


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ヤブムラサキとムラサキシキブ

2024年12月03日 | 自然

晴れて暖かくなったので西の森へ行きました。


夏以降、熊が数度出没したと聞き出控えていました。
念のため鈴を鳴らしながらゆくと


2頭の赤とんぼがホオノキの落葉に舞い降りました。
アキアカネだろうと思っていましたが翅に色がついている?


画像を拡大して見ると翅の脈が赤っぽく脚が少し褐色かな?
アキアカネではなくタイリクアカネのようです。

紛らわしいといえば


ムラサキシキブの仲間が2種並んでいました。
上半分がムラサキシキブ、下半分がヤブムラサキ

↓ムラサキシキブにはよく実がついていました。


ムラサキシキブの方が日向に生えていて
木も大きい印象ですがこの森だけなのかもしれません。


ムラサキシキブの葉は先端、基部もとがり


ムラサキシキブの葉はほぼ無毛

↓対してヤブムラサキは毛深いのが特徴


葉の形や実の印象、手触りが違います。


このような丸っこい葉もありますが
ムラサキシキブのように葉の基部が先細りではなく


枝も葉も実のガクにも毛が密集していて触るとフワフワしています。

ご参考までに


一か月前近所で出会った園芸品種のコムラサキ
茎が柳のように垂れ風に揺れていました。


葉は小さめで実は鈴なり。華奢な印象です。

日当たりの悪い崖のようなところにも生えていたのは
毛深いヤブムラサキで一番野性味を感じます。
来年は花も見たいけれど、熊の動きが気になります。


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11月末☆散歩道の生き物たち

2024年11月30日 | 生き物

朝晩が冷え込むようになりようやく冬物を出してきました。
それでも近所の銀杏は色づいてきたところ。


まだ緑色の部分も多く、檸檬色が眩しい♪

ふと木を見上げると


ハラビロカマキリが体をあたためていました。


手を伸ばして接写しようとしたらスタスタ歩きだしました。
まだ元気なようです。


11月末だというのにモンシロチョウも舞っていました。
モンシロチョウは蛹もしくは幼虫で越冬するそうです。


いつもクロコノマチョウの痕跡を探すジュズダマには
白い雌花の柱頭が見えました。


クロコノマチョウの蛹の抜け殻♪


狭い範囲で2個見つかりました。

ここでは11月はじめに


小顔で長身、立派なクロコノマチョウの終齢幼虫を見ていました。


かわいい正面顔もパチリ☆
この幼虫が蛹になり羽化するところを観察したかったのですが
毎日見に行けず、見失いました。


11月後半の夕暮れ、数頭のクロコノマチョウが舞っていたので
本人かはわかりませんが、命はつながっているようです。
クロコノマチョウは成虫越冬タイプ。

散歩道には見逃せない木があって


このクヌギの木には毎秋なぜかムラサキツバメが集います。

昨日もじっくり探すと、上の方に


3頭


違う葉に1頭、違う葉に2頭と仲間が集まっていました。
ムラサキツバメは集団越冬するタイプ。

今年9月末、散歩道のマテバシイの幼木に


アリにお世話されるムラサキツバメの幼虫をたびたび見かけました。


心配になるほどアリがたかっていますが
甘い蜜を出してアリに守ってもらっているのだそうです。
今年こそ蛹を見たいと思ったけれど探せなかった。。

冬になってもあたたかな日には成虫に会えるかもしれません。
飛ぶ昆虫がだいぶ減り散歩道はさみしくなってきました。


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11月最後の教室 秋空に舞う小さな生き物たち

2024年11月26日 | 教室風景

爽やかな秋空がひろがった朝
愛らしい歌声がしたので探すと


梢にホオジロがいました。


野原にはチガヤの穂が揺れ


ガマズミ


カマツカ


マユミ

木々に赤い実が輝いていました。


カラスザンショウが一枝だけ黄葉していて不思議。。
実はまだ熟していないようです。

11月最後の教室日でした。


カラッと晴れてまだニカワがかたまるほどの寒さではなく
ほんとうに心地よい創作日和。軽快に筆が進みました。


次の作品展まで一年。余裕がある今はじっくり構想を練り
ひらめきと遊び心で様々な技法を試すことができます。

森には澄んだ強い光が降り注ぎ、どこを見てもキラキラ。。


朝見た時はかたく閉じていたリンドウの花


お昼には思いっきり花開いていました。

ポカポカとした陽だまりでは


小さなシジミチョウたちが恋の駆け引き


このヤマトシジミをよく見かけました。


わずかに咲き残る花にキタキチョウ


またホソミイトトンボに会えました。

他にもリスアカネやアキアカネなどの赤いトンボ、
何かわかりませんが中型の黒っぽいトンボも見かけました。
カトリヤンマだったのかな~?

次回この森を歩けるのは12月初旬。
晩秋の彩りがどのように変化しているのか楽しみです。


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イシミカワにノササゲ 晩秋の彩り

2024年11月24日 | 散歩

はやいもので11月もあと一週間。
今月近所で出会った秋の彩りを並べてみました。


あるお宅の木に茂っていたイシミカワ


いつも遠くの水辺まで探しに行っていました。
色鮮やかに変化していく葉や実にうっとりします。


ノササゲの色づきも楽しみにしていました。
今月初めは色が薄くツヤツヤしていましたが


先日見に行ったときサヤは鮮やかに染まり


豆が露出しているものがありました。


9月頃のノササゲの花


マルハナバチの仲間が盛んに蜜を集めていました。


鈴なりだったアオツヅラフジ


熟したザクロの実もありました。
剪定されている方にお願いし描くのに一枝いただきました♪


公園のビナンカズラは生り年
毎年同じ場所で花を探すものの見つけられず
実が色づいて初めてこんなところにあったんだ!と驚きます。


青い空に朱赤の葉


実と葉を見るとヤマハゼのようです。
鳥がこないかな~と待ちましたがこの時は空振り。

厳冬期はこの実りが小鳥たちの食料に。
どんな小鳥たちが集まってくるのか今から楽しみです。


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