わが家でもうバラが咲き出してしまった。
「ノリコ」という、朱色と赤色が重なったような、でも言葉で言い表すとすれば「オレンジ色」のバラである。
黒点病やうどん粉病などの病気にめっぽう強く、せん定と肥料をきちんとやってさえいれば、冬以外は繰り返し繰り返しよく咲いてくれる手間いらずの優等生で、怠け者だけどきれいなバラが咲くのを見たいという図々しいバラ愛好家にこれ以上都合のいいバラは無いのではないか♪
残念ながら市販はされていないようである。
もう10年くらい前、横浜イングリッシュガーデンの河河合伸志スーパーバイザーから挿し木で増やした苗2本をいただき、大切に育ててきた。
その2株もだいぶ古株になってきたので、後継者を育成しておこうと去年5月に挿し木し、今5、6鉢がすくすく育っている。
その若い株の一つにツボミが出来ているのに気付いたのは3月も初めのころである。
その時は「えっ、まさか、このままの調子だと3月中には咲いちゃうかも…」と、そんなことがあっていいのかとビックリ仰天させられたものだった。
ただし、その後の歩みは決して早いとは言えず、ほどなくしてつぼみを包みこんんでいた表皮が消え、赤い花びらが固くまとまっている姿が見えるようになったもののそれ以上は進まなかった。
そこからがまた長く、1週間から10日くらいかけてようやく固かった「巻き」が緩み始めてくる。
その後また数日かけて、さらに巻きが緩み、蕾状態を脱したころを「開花」とするなら3月27日以降のことである。
そしてついに昨日、もうこれ以上開かないだろうというところ(見出し写真)までこぎつけたって訳である。
完全開花?は4月6日♪
それにしたって別格の早さである。
何がどうなってこうなったかは知らない。
ひょっとしたら「若気(げ)の至り」ならぬ「若木の至り」?かも……♪
とにかく驚いている。
3月27日
4月5日
4月6日06:39
4月6日11:24
若芽に加えつぼみも一部かじられているっ!
探し出して2匹はその場で処刑したが、憎っくきクロケシツブチョッキリ(別名バラゾウムシ)の仕業である