ここのところ寝不足なようで、食事の後など眠くなって仕方がなく、ついうとうとしがちだったので、昨日は久しぶりに2時間余り昼寝をした。
これで「睡眠負債」が帳消しになったかと言えば、なかなかそうもいかないだろうと思う。
というのは「長期的な借金」…つまり、現役時代の寝不足は利子を払った程度で、元本の返済は未着手だと思うからだ。
もっともこの手の借金はたとえ完済できなくとも、誰からも文句を言われる筋合いのものではないから気が楽だが…
昼寝はしたが夜になれば眠くなる。
昨夜の献立は好物のニラレバ炒めが出て、気持ちよく晩酌も進み、健康優良児?たる所以なのだろうと思うが、午後10時にはベッドに入った。
普段はバタンキューで、ほんの数秒で眠りに落ちるようだが、昨夜は家の外が賑やかで、ゴーゴー、ザーザー、ビュービュー、ヒュ~ンヒュゥ~ン、バタバタ、ガチャガチャ、ガッシャ~ン…
とにかくやかましく、「あの音はあれが裏返った音だな」とか「いやっスゴイな、台風並みだな」などと外の音にいちいち反応する始末で、いくら寝つきの良いボクでもなかなか寝付けなかった。
ただし、こういう時に役立つ「秘技」を身に付けている♪
長年の修行の賜物…と言いたいところだが、さに非ず、高校時代にサッカーの部活で頭部に負ったケガが遠因で左の聴力を失ったのだ。
それ以来、右耳ひとつでこの世知辛い世の中を渡ってきたのだった。
耳はなぜ2つあるのか…
2つ揃っている人は気にも留めないだろうが、2つあることによって音の聞こえる方角が正確にわかるし、距離も分かる。
左が聞こえないと自分の左耳側の人から話しかけられると、よく聞き取れないので、身体の向きをいちいち変えなくてはならない。
などなど…不自由なことが少なからずあるのだ。
逆に、嫌なこと、聞きたくもないような話の時は左の耳を出せばよく…などと、「こいつは便利だわい」と思ったものだが、思っただけで、そんな不誠実なことも出来ず、聞こえる右耳だけで何とか「音」を拾い集める人生なのである。
それが静かな環境の下で眠りにつきたいときに役に立つのだ♪
聞こえる右耳を下にして枕に押し付ければ、外部の音は遮断されてしまう♪
昨夜もこの「秘技・聞かざるの術」を使ったとたん、あっという間に白河夜船の花提灯状態に到達したようで、まことに結構毛だらけ猫灰だらけ…になったのであります♪
いつもお邪魔しているバラ好きさんのブログには、すでに昨日の内から「バラの枝が何本も折れて…」と悲痛な叫びが上がっている。
他人事ではない。
午前4時過ぎのまだ明けやらぬ暗い空の下で見た限り、2階のベランダの鉢植えのバラに限っては何事もなく、無事なようである。
でも地植えのバラたちはどうだろう。
北風なら家そのものが盾になり避けられる株が多いのだが、何せ南西の風だったので風当たりは当然きついものがあったろう。
何しろ、冒頭に書いたオノマトペの数々である。
バラ自身は自ら叫ばないが、当たる風圧は同じなのだから、耐えられたかどうか…
庭の西の隅っこに生息域を確保しているホタルカズラがいつの間にか咲き出した
ホタルの青い光を想起して名づけられたんだとか…
メラスフェルラの群落が庭のあちこちに
傘のような小花を無数に咲かせる
山の神のリクエストで生息域を広げている
早春から楽しませてくれて来たニリンソウも終わりに近づいている
ニリンソウも勝手に生息域を広げてくれていて嬉しい♪