横浜港から船に乗った日、気温はそれまでの日々に比べて低かったものの、風はなく、海は凪いでいて少し物足りないくらいだった。
個人的な感想だが、適度の揺れがあったほうが船に乗っている感じがして気分が出るのに…
この「東京湾夜景クルーズ」は離島航路の定期客船に便乗する形で行われているため、使えるスペースはレストランと甲板などのパブリックスペースだけ。
だから乗船料金が1000円で済むわけなのだろうが、座る場所は極端に少なく、1時間半立ち続けということになる。
もっとも、景色を眺めるのにはその方が都合がいい部分もあるが、足腰が弱い人にはつらいかも。
きっと、もう少し春が進んで夜風が頬に気持ち良くなるころになると、これはまた別で、デッキの手すりに身体を持たれかけながら潮の香りを嗅ぎつつ、海の上から眺める夜景というのは人気が出そうである。
若いカップルなら、暗い海の上のシチュエーションは身体を寄せ合って夜景を眺めるには絶好のはず♪
ただし、この日乗り込んだ大勢の客の中にボクらのような老カップルは見かけなかった。
気の利いた老夫婦なら豪華客船で世界一周の方を選ぶんだろうな…
ベイブリッジをくぐり、ブルーライトヨコハマが遠ざかっていく
船首を北に向けた「さるびあ丸」の前方や東側の空にヒコーキの照明がいくつも光りはじめる
(水平線の明かりの帯は房総半島側の工場地帯や街の明かり)
羽田空港に近づくにつれてヒコーキの明かりは数を増し、まるで数珠つなぎになってこちらの船をめがけて高度を下げて来る
こんなにたくさんのヒコーキが、よくも上空で衝突したりしないものだと感心させられる
おっ、だいぶ近づいてきた!
グワゴォ~ッと轟音を響かせて頭上スレスレに降りていく
(スマホなので自動的に2秒露光となり、結果ブレブレにしか写らないが、それもまた臨場感?)
かなり遠いけどゲートブリッジとスカイツリーが重なって見えた
東京湾もだいぶ奥に差し掛かり、大井のコンテナふ頭を通過する
前方にレインボーブリッジ
左手にはオレンジ色が夜空に際立つ東京タワー
絵葉書的構図が現れる
おっ、橋脚の左にいた東京タワーが右手に移動した♪
ブルーライトはヨコハマの専売特許♪
もっと絵葉書的!?
東京タワーの左の高層ビルは最近完成した麻布台ヒルズかな?
レインボーブリッジをくぐるとすぐに竹芝桟橋
晴海の高層マンション群
バイバイ♪
20:50に接岸した「さるびあ丸」はこの後、乗客と荷物を積み込んでほぼ1時間後の22:00に伊豆諸島に向けてとんぼ返りしていく