実は、ブログを書くのもそこそこにして出来るだけ早朝に家を出て自転車で遠乗りしてこようと思っていた。
ブログの方は前夜からある程度用しておいたのでさっさと終了した。
次いで腹ごしらえと身支度に一定程度の時間を費やし、5時前には家を出たいと思っていたのだが、結局、出発できたのは5時20分過ぎになってしまった。
でも、既にこの時は遠乗りはあきらめていた。
理由は高温予報と強風予報。
東京は36℃超、横浜でも35℃…目的地はこんな焦熱地獄みたいなところではなく、海沿いを西下して小田原まで行き、そこから松並木の堤防が美しい酒匂川堤を遡って丹沢山塊の山すそに当たる山北町の「文明堤」辺りまで行って戻ってこようと思っていた。
往復すると100kmを超える。
100km超と言っても若ければ何の問題もないが、これが還暦を過ぎるくらいから「えいっ ! 」という掛け声なしには神輿が上がらなくなってしまった。
それでも何とか、一昨年はコキの記念にと「えいっ ! やあっ ! 」と掛け声を二重にして走りきったのだった。
まぁ、言ってみればボクの体力と気力の物差しで、これをやろうとする気持ちがあるうちは何の心配もないということになる。
昨日の出発を取りやめたのは前述の高温に加え、風が午前中で4m超、午後は何と7~8mにもなるという予報だった。
案の定、起きた時から南西の風が強く、酒匂川の河口まで30km余りを向かい風の中を漕がなければならない。
しかもすべてほぼ海沿いのコースだから風はもろに吹き付ける。
帰り道は追い風になるから楽は楽だが、それだって程度問題で、びゅうびゅう吹かれたらあおられたりしてかえって危険である。
のんびり行ってのんびり戻って来るくるつもりなので、緊張を強いられる行軍のようなことは真っ平御免なのだ。
それでも家を出たのは、いつも早朝からブログを書いていて、そういう時間帯に海沿いに出て自転車を漕ぐことがないので、たまには違う空気にも浸って来たいという気になったのである。
イイね、早朝は。当然だろうけど自転車道にはほとんど人影がないし、空気は澄んでいる…
何より朝の光は瑞々しくてキラキラ輝いていて、それだけでも心が浮き立つ ♪
向かい風の中、それでも茅ケ崎までは走ってきた。
チャレンジする機会は改めてつくればいいさ。
(見出し写真は5:38の江ノ島上空に残る月とトンビ 右下にはボクも映っている)

片瀬西浜の渚を歩く子どもたち

素足で気持ちよさそう どういうグループなんだろうか

風が強いので海面には白波が立っていた

江ノ島神社や観光の人が大勢行き来する人道専用橋の弁天橋に人影は1人

参道に人影無し

し~んと静まり返っている感じ

江ノ島のヨットハーバー先、湘南港堤防の灯台

岸壁は釣り人でこの賑わい=6:08

鎌倉から逗子にかけての山並み

朝の光は軟らかい

いつもの湘南海岸自転車道 ジョガーが1人

青い富士山が見えると言うことないんだけど…

江ノ島ははるか後方に

茅ケ崎海岸から相模湾に付き出したT型ヘッドランド
痩せた砂浜を回復させるため1986年ころに築かれた

巨岩がゴロゴロ


烏帽子岩が目と鼻の先に見える

養浜効果は確かに出ているようで、画面右側より左側の相模川に近い方がより顕著に砂浜が「育って」いるのが分かる

最初は巨石だけで作られたところに砂浜が出現したわけだから…

松林の上に丹沢の大山が見えていたが富士山は相変わらず見えず

波打ち際から離れた砂浜に引き揚げられた船の姿って、どこか変…っていうか間が抜けているというか…