それが実は消費者を欺いて手抜き製品を作り続け、しかも意図的に隠ぺいもしていたという悪質で底の浅いものだったのだと言うことが次から次に発覚して情けなくも暗澹としたものである。
その暗たんさが一向に消えないのは自分もまさかの被害者だと言うことが分かったからでもあるが、そのババ抜きのババをつかまされた苦い気持ちとは別に、腹が立つと同時に釈然としない思いが今更ながら募ってきている。
どういうことかと言うと、無資格者に完成検査をさせていたことが発覚したのだが、メーカーや販社からユーザーに対して何の音沙汰もないんである。
ボクの足元にこの問題が及んで早3週間。ウンともスンとも言ってこない。
どこの誰べえに売ったかもわからないような商品ならいざ知らず、車検登録に必要な書類を数通書かされる自動車を売っている所には購入者の名前と住所、電話番号ぐらいは少なくたって残っているだろう。
とりあえずの現状報告を詫び状に添えて届けるくらいは問題発覚の2、3日辺り後でも十分可能だろうし、それが真摯な態度というものじゃァないんだろうか。
そのうえで、問題のリカバリーについてはまとまり次第お伝えします、くらいの対応を取っても罰は当たるまい。
ホームページには載せてありますって、そんなことは当たり前。イロハのイの字。
肝心なことは、万が一にも命にかかわる商品を作って売っているなら、その過程で起きた不具合に対してもっとナーバスになってちょうだいよと言うことだ。
ホームページへの掲載はいわば打ち上げ花火と一緒だ。
誰からでも見えるかもしれないが、それでは不十分なのだ。
「申し訳ありませんが、アナタが購入した車にもしかしたら不具合が起こるかもしれません。ついてはカクカクシカジカの対応を取らせてもらうので、よろしくご協力を」とか何とか、ピンポイントで知らせてくるのが責任の取り方というものなのである。
ホームページには対応については自分で製造会社か販社に問い合わせろと書いてあり、フリーダイアルの番号に加えて販社一覧表なんてものまでくっついている。
馬鹿にするんじゃないよ、話があべこべだろうよ、と憤るボクの方がトンチンカンなのか?
消費者あっての製造会社であり販売会社だろうに。
モノづくりの劣化現象は製造ラインだけでなく、すべての組織・血管にまで及んでいるらしい。
モノづくりに限ったことではなく、劣化においてはピカ一とかいうナガタチョウというムラ社会があるそうだが、いずれにしたって嘆かわしいことだ。
「本当にご迷惑をおかけします」という衷心よりの気持ちなんてゼロなんじゃないのかね。
どうなんだよ、スバル!
四輪駆動で踏ん張ってみたらどうだ。まさに踏ん張りどころだぜ。
わが家のクサボタンの実が色づいてきた
こちらもわが家のオキナワスズメウリだが、赤く色づくにはもう少し冷え込みが必要だろう
♪ 実っ実っ実っ~ぃ 実が3っ ♫ カラスウリは子安の里から、オキナワスズメウリはわが家、カボチャは山形産
子安の里ではまだアザミが咲いていた
子安の里は海に近いせいかイソギクが潮の香りをかぎながら元気だった
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