いつものように午前4時に起床し、ベランダに出てみると満天の星空が広がっていた。
この時期、ほぼ真南の位置に大きくその姿を広げているのがオリオン座で、冬の星座の主役らしく堂々たる姿である。
良く晴れ上がってはいるが、あいにく北風が吹きすさび、肌寒いことこの上ない。
抗おうにもいかんともしがたい冷たさで、もうあの盛夏の片りんすら消え失せた。
炎帝遠征軍はすっかり撤収していってしまったようである。
2日間すき間なく降り続いた冷たい雨も、今日はようやく晴れそうだ。
種まきしたパンジーなどの苗がずいぶん伸びたので、ポットへ移し替えなければならない。
今日こそできそうだ♪
今年、わが家の秋バラは惨憺たるもので、どれもこれも元気がない。
理由は分かり切っていて、まず、世話役のボクが世話を放り出して、ほぼ何もしなかったのが最大の理由。
次いで、初夏の最盛期を過ぎても休むことなく咲き続けるバラたちをそのまま好き勝手にさせていたため、たぶん、疲弊しきっているのだと思われる。
それで肥料もやらず、水だってロクにあげていないのだから、人間の世界では"虐待"のそしりを受けかねなず、ネグレクトに近い。
それでも健気なバラたちは黒点病で葉っぱを減らしながらも、何とか持ちこたえ、細々と小さな花を咲かせ始めている。
本来の秋バラはつぼみから開花まで長い時間をかけるのが通常で、それゆえ初夏の花より大きな花が咲き、しかも香りがより際立つものだが、世話をしてもらえないのだから痩せたちっぽけなものしか咲かず、見るからに痛々しい。
それでも、めげずに何とか咲き出して、しかも上を向いているところなどを目の当たりにすると、さすがに「すまぬすまぬ」という気持ちになってくる。
今朝の写真は、こうしたネグレクトにもめげない「空蝉」の健気な姿である♪
夏の暑さにもめげず
水枯れにも負けず
黒点病などにも負けず
肥料が切れてしまっても
花びらの先を何者かに食べられても
空蝉は咲き続ける♪