目が覚めてから、パソコンの前に座って電源を入れるまでに今朝は何と33分もかかってしまった。
いつものように午前4時2分前に枕もとのラジオのスイッチが入り、天気予報と5分間のニュースを聞く。
普段は渋々ではあっても、一応すぐにベッドから抜け出すのだが、今朝はそれがなかなかできなかった。
暖かくなってくると、やけに布団のぬくもりが体中に心地よくなって「あと1分」「あと30秒…」と、温もりに手足をがんじがらめにされる感覚になる。
シュンミンアカツキヲオボエズ…ってやつだ。
ややもすると、そのまま寝落ちしてしまい、気が付くと1時間も寝過ごしてしまったりして、日脚が伸び始めた春先の事だから、それまでは暗かった周囲がすっかり明るくなっていて慌てさせられることも、以前にはよくあった。
今朝は室温が17.2℃もあった。
秋から冬への時期だとストーブ無しで頑張る気温だが、ストーブのぬくもりに包まれてヌクヌク暮らしてきた体には、依然としてストーブから吹き出す温風がなければ夜明け前の真っ暗な空間になんか居られたもんじゃない。
ガスストーブの威力は絶大で、あっという間に部屋は暖まる。
部屋が暖まる前にベランダに出て外の様子を目で見、肌で感じる。
雨が降っていても、風がビュンビュン吹いていても、ギュワァ~ッ ? と寒さが体を締め付けてきても、それはやる。
朝のルーティンだから。
パジャマ1枚だから寒い時は強烈である。
たまには自虐的に裸になって外気にさらすことだってある。
すぐにストーブの前に戻って身体を丸めればいいだけだから…
そうしてストーブの前に正座して歯を磨く。
電動歯ブラシだから訳はない。
でも部屋が静寂そのものだからモーター音は相当の雑音なんだろうなぁと思う。
磨き終えると洗面台の前に行き、口をゆすぎ、顔を洗う。
この時の冷水で目を覚ます。
そして、またしばらくストーブの温風と仲良くしつつ、最後に着替えて初めて、パソコンと向き合うことになるわけだ。
一つ付け加えると、トイレはガスストーブのスイッチを押した直後。そしてベランダと言うのがルーティン。
そうそう、今朝は少し東に寄った南の空の低い位置に土星と火星を従えた三日月が懸かっていた。
ネコの恋には少し早すぎるのかもしれないが、三日月と来れば屋根の上で月を見ている猫ってのは定番のような気もする。
そう言えば最近、屋根の上で鳴く猫ってのを見かけたことがないなぁ…
ようやくパソコンが立ち上がっても作業を始める前に、読者登録している方々のブログのうち、前夜以来、新たに更新されているものがあればザッと目を通したりするから、実際に書き始めるには午前5時を回っていることが多い。
こうしたルーティンに加え、書くことが決まっていないときは、ここから考えるので書き出しはさらに遅れることになる。
現役時代のように、締め切り時間があるわけではないから、慌てることは何も無いのだが、こちらのけじめとしてズルズルだらしないのは性に合わないので、普段書き終えてアップする大まかな時間に間に合わせようとする。
ゆえに今朝のような愚にもつかないことをだらだら書いてしまうというようなことも、ままあるっていうことになってしまう。
しかし、つくづく思うのは、布団のぬくもりと暖かくなり始めた柔らかな空気にくるまれて、思いっきり朝寝坊してみたい…ってこと。
朝寝の後は、少し温めの景色の良い温泉にしばらく浸ってぼんやりのんびり春らんまんの風景を眺めていたい。
いいだろうなぁ~ ♪
寒さが通り抜けてすっかり春めいた青空が広がった昨日、湘南海岸のビーチバレーコートは中高生らで大賑わい
みんなく、ここにきて発散させてんだな 健全健全
(見出し写真は片瀬漁港の防波堤)