またセツブンソウに会いに行ってきた。
最初は先月25日。
場所は浄明寺の浄妙寺。
まだ少し早いかなと思いつつ、あと10日もすれば節分だし、名前の通りならボチボチだろうと…
しかし、この時はまださすがに少し早すぎたと見えて、ほんの咲き初めでうつむいたまま半開きのものが多く、特徴的なEUの旗の星の輪っかのような黄色いリングも見えず「地上に出初めている」のだけを確かめたようなものだった。
前回はバスで行ったが、今回は3日連続の自転車。
開けにくかった瓶の栓を抜いてしまった後のように、まさか開けっ放しにしておくつもりもないが、自転車を漕ぐことに抵抗がなくなったようである。
そもそも風を起こして走る自転車はその分、とても冷たく寒いのだが、日増しに光が明るくなり、強さも増してきている昨今は差し引きすると「春めいてきている感じの方が優勢」と判定できる♪
ここら辺が、冬の入り口に立ってこれからどんどん日が短くなり、なおかつ寒くなるという時期との大きな違いで、苦にならなくなりつつあるのが嬉しい。
青春小説風に表現するなら「僕たちは希望に向かって前進するんだ♪」「そうよ、私たちの未来は明るいものなのよ♪頑張りましょう!」トカナントカ、歯の浮くようなセリフが飛び交うのでアリマセウ。
そして幾度も挫折を味わってきたたジジイは遠い所を見る目つきになるのでアリマシタ。
まっ、そんなことはともかく、降り注ぐ光に明るさを感じるようになってくると、来週は無理でも再来週あたりには初音が聞けるかもしれない。
自転車は置いて、尾根道を歩いたりしながら聞き耳を立てなければ…♪

浄妙寺

EUの旗にデザインされた加盟国の数を星で表したものを彷彿させる黄色の輪っかがチャーミングなセツブンソウ

スプリングエフェメラル♪

Spring ephemeral は春先に花をつけ、夏まで葉をつけると、後は地下で過ごす一連の草花の総称

春植物(はるしょくぶつ)ともいう

直訳すると「春のはかないもの」「春の短い命」と言うような意味で、「春の妖精」とも呼ばれる(ウィキペディアから)

節分の前よりずいぶん花が増えてきている

本堂と喜泉庵の間の細い通路を進んだ右手、苔の密集した当たりの地面を目を凝らして見ると小さな白い花が目立たないように咲いているのが分かる

白梅も満開に近づいている

紅梅はこれからのものが多いが、これはだいぶ開いている

稲村ケ崎を回る

空気が春めいているせいだろう、富士山は見えているのだが、霞んでいる