昨日のテレビの天気予報によれば、どこの局のどの気象予報士も口をそろえて言うには「梅雨じゃないけど走り梅雨みたいな天気が続く」だった。
なるほど、関東以西の太平洋岸に向こう一週間は晴れマークゼロで、実際、関東南部の沿岸地域では1日中雨が降ったり止んだりの冴えない天気になった。
これから1年の内でも最も快適とされる薫風香る五月だが、五月晴れどころかカビっぽい走り梅雨がやって来るとなると、やっと「毎日が日曜日」の暮らしを手に入れて自然に溶け込もうとしているのに何とツレナイことか…とボヤキの一つも口にしたくなる。
長い地球の歴史にはいつもの年と若干違う季節の歩みがあるのは分からないではないが…
その代わりと言っちゃぁなんだが、遅くたって例年の梅雨入りの頃には梅雨が明け、真夏の太陽がカッと照り付ける本格的な夏の到来がその分早まり、早まった分だけ長く続くって言うのなら、それはそれでボクは構わないし、むしろ歓迎だね。
そうなるといろいろ大変だろうな。
ところで今朝、改めて天気予報サイトで確かめてみたら、今日の関東南部は晴れ間がのぞくらしい。
昨日の予報がたった一晩で覆った理由は何だろう。
大型連休最中の北鎌倉・東慶寺は空いていた
山門から伸びる参道の両脇のウメはすっかり青葉に覆われている
緑のドームの中の鎮座
いつも楽しみにしているメーンの庭
禅寺らしく、自然の有るがままに近づけようと、出来るだけ手を入れることを避けている
だから思いがけない花が咲いていたりして、目を楽しませてくれる
京都にも禅寺はあり、鎌倉にもたくさんあるが、ここまで「あるがまま」を徹底している庭は他で見たことも聞いたことも無い
こんな花が咲いている
佇まい、色合い…ボクの好み♪
ジュウニヒトエが集まって咲いている
雑草などあまり気にしないらしく、ドクダミやスギナも自由に伸びている
弁元を見ると白い目型模様があるからカキツバタのようだね
まだチラホラ咲き出した程度だが、本番はこれから
クレマチスというよりテッセンの一種なのだろう
ドクダミの間にタマスダレが咲いている もう少しするとドクダミの花も咲き出すことだろう
ドクダミの十字の形をした花も悪くない 八重のドクダミもあってこれもまた姿が良い
5月の終わりごろから境内の崖面などにイワタバコの群落が現れ、紫色の花が咲き始める
またイワタバコとほぼ同じ時期には本堂裏手の大きな岩崖一杯に絡みついて繁る珍しいイワガラミが白くて大きい花を咲かせる
このところコロナ禍で見学が中止されていたが、今年は久しぶりに見られるかもしれない♪