午前9時半までに入院手続きを済ますように言われているので、これから横浜港に面した病院まで出かけるのだが、まだ通勤・通学のラッシュが残っている時間帯である。
ピークは過ぎているとはいえ、ぎゅう詰めにされて吊革にぶら下がるのはありがたいことではない。手術を受けるより大変である。
前回は入院の日付を間違えて病院からの催促電話に慌て、押っ取り刀で病院に駆け付けたのが午後のことだから空いている電車で行けたのだが、今回はそうはいかない。
意図して遅刻して行っちゃおうかな。いかんか……。そうだよな、やっぱり、そういうのはまずいよな。
白内障で濁ってしまったレンズを全く新しい人工のレンズと取り換えるのが手術の目的なのだが、その場合、遠くに焦点を合わせるかそれとも近くに焦点を合わせるかで手術後の見え方が変わってくる。
右目の手術でボクは、遠くに合わせることで近眼を解消するレンズを選択した。
まだ片方の手術が終わっただけだし、乱視も現れているようで見え方自体はまだ安定していないが、確かに遠くは良く見えるようになって、近眼とはおさらばできそうだ。
そして今度の左目の手術に際しては主治医の提案もあって思い切った決断をすることにした。
決断の中身はまだ内緒にしておくが、手術の結果待ちということになり、ボク自身も期待を抱いている所なのだ ♪
手術が成功して、光に満ち溢れた明るい新年が迎えられますように。
そんなわけで前回の手術の時と同様、12、13、14日の3日間、ブログは休みます。
昨日の夕食の後、山形の友人が送ってくれた渋を抜いた柿を冷蔵庫に保管しておいたものが相当トロトロになってきたので、そろそろ頃合いかと見定めて、食事の後のデザートにスプーンでしゃくりながら食べてみた。
こういう熟柿をスプーンで食べる場合、わが家のというか、ボクの定番としてトロトロになった実の上にシングルモルトウイスキーの良いヤツを数滴たらして食べるのを至福のひと時と心得ている。
そうしたら驚くなかれ、イタリアでもカキが栽培されていてボクと同じように(ただ彼の地ではウイスキーではなくブランデーのようだが)、やはり熟柿には酒を垂らして食べるのだそうだ。
酒飲みというのは実に単純に出来ていて、その「ひとっ垂らし」の手間をかける心根が大いに気に行って、伊太公にシンパシーを感じるようになったほどである。
この食べ方は案外知られていなくて、舌が肥えていると言われる日本人というのも守備範囲は結構狭いなぁと、今更ながらほくそ笑む思いである。
実はボクは、この「熟柿にウイスキーをひとっ垂らし」の食べ方を、今わの際に食べたい料理は何? と聞かれた時の候補の一つに挙げているのだ。
白内障の治療とは言え、これから入院して手術を受ける身にとって、思い残すことはないと言っておきたい ♪
では、行ってきま~す。
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