強い風は止み、きれいな青空が広がったので自転車に油を注し、パトロールに出かける。
何日も強い風が吹いた後なので湘南海岸自転車道はどうかな、砂で埋まっているだろうな…と思いつつも、偵察を兼ね、例えスムーズに走れなくとも海辺の自転車道の気持ち良さに勝る道も思いつかないので、決行する。
行ってみれば思っていたほどひどい堆砂の山はなかったものの、随所に10m単位くらいの低い砂山ができていて、その度に自転車を降りてえっちらおっちら自転車を押し、押しては又ペダルを漕ぐというような、いわば尺取虫のようなことを繰り返すしかないので時間はかかるは、根気がいるはで、いい精神修養になったのではないか。
ニンゲン、何事も修行である♪…なんちゃって。
そもそも自転車という乗り物は「押す」ものじゃなくて「漕ぐ」ものなのだ…
風は弱いという予報だったが、それは街中の話で、海風が直接吹き付ける海辺の自転車道には当てはまらない。
途中で辻堂のアメダスの記録をネットで見たら南南西の風5mと表示されていて、瞬間最大風速は何と10m!とも記録されていた。
約束…いや、話が違うじゃないか。
真南の風なら横風ということになり、なんとかなるのだが、これに西寄りの風が混じる時、西に向かって漕ぐ場合は当然向かい風となるから、いわば"抵抗勢力"とも闘わなければならなくなる。
尺取虫方式でしか走れないうえに、向かい風に妨害され、余計な体力を使わされてしまった。
精神修養に加えて、体力錬成にもなったと前向きにとらえるべきか。
あくまでプラス思考の人というのは、そう思うんでせうね。
ボク?…いつだってほどほど、そこそこでいいです、ハイ。
気持ち良く晴れ上がった=片瀬西浜
富士山は頭だけくっきり見えた
もう海の家つくりが始まっている
5~8月の間、浜は海の家に占拠され、見通しが悪くなる
イタリア生まれのビーチテニスの大会があるらしい=鵠沼海岸
最近、この海岸でもビーチバレーなどと共に盛んに行われている
珍しく波が立っていた
こういう日はサーファーの数が激減する
目を凝らしてもサーファーの姿はない
幼稚園児の遠足
幼稚園に戻ったら何人か"紛失"していたりして…
こんな程度の堆砂でも自転車を降りて押さなければならない
茅ケ崎漁港西側のハマヒルガオの群生地
花の盛りはとっくに過ぎていたが、まだいくらか花は残っていた
ハマエンドウもまだポツリポツリと…
相模川を渡る あの富士山の麓から流れ出した相模川は…
山梨県の富士北麓から出発し、JR中央線沿いに神奈川県北西部へと流れ、相模原付近から一気に南下し、ここで太平洋にそそぐ
相模川右岸に出て河原に降り、しばらく走る(奥に見える橋は渡って来た湘南大橋)
河原に降りて走っていると堤防の法面が白銀に染まっている光景が目に入る
チガヤが法面を埋め尽くしている
海から遡ってくる風に上流方向へ上流方向へとたなびく姿は寄せては返す波のようだ
堤防はかなりの範囲に渡ってこのチガヤで埋め尽くされ、見事な光景を生み出していた
ボクの自転車を配置してみたが、埋没してしまった
しかし、チガヤという植物は他の植物を蹴散らしてしまうほどの勢力の持ち主のようだ