わが家では今年の夏も2階のベランダに置いたプランターで野菜を栽培した。
ミニトマト、キュウリ、ナス、ゴーヤ。それぞれ5本、2本、4本、3本。
どれも栽培本数こそ多くはないが、ミニトマト以外は例年並みかそれ以上によく獲れた。
ミニトマトだってそこそこには獲れたのだが、訳あって某洋酒メーカーのブランド品の苗を始めて購入したのだが、期待外れだった。
地元の苗屋さんが手作りで栽培している苗の方が味も良ければ、成り具合も勝っているように思える。
このブランド苗というのは曲者で、キュウリも同様の会社のブランド物を植えたのだが、盛夏が来る前に成長が止まってしまい、実もならなくなってしまった。
それで慌てて農協の売店まで行って地元の農家が育てた苗を買ってきて植えたところ、つい先日まで実を成らせ続けてくれた。
キュウリはゴーヤ同様、ネットを張ってはわせたのでとても好都合の緑のカーテンとしても役立ち、夏の日差しをいい具合に遮ってくれた。
そして緑のカーテンの"本家"のゴーヤは今もまだ健在で、さすがに株元辺りはだいぶ葉っぱが減ってきたが、それでも全体的には緑の葉を生き生きと茂らせていて、十二分に緑のカーテンとしての役目を果たしてくれている。
もちろん実だってどれだけ豊作だったことか。
ゴーヤチャンプルーばかりでは飽きるので、生を薄くスライスしたところに削り節を乗せ、ちょっとしょうゆを垂らして食べると酒のつまみになるし、味噌とヨーグルトを混ぜたところに漬けると、これがまた美味しくてしかもちょっとしゃれた漬物になり、ヨーグルト風味のしゃきしゃきの食感を大いに楽しんでいる。
気温の低下とともに実の方は小ぶりになったとはいえ、まだ数個ぶら下がっているから、まだ楽しめそう。
例年ならもう取り払っているころだと思うが、今年はどこまで引っ張れるか、楽しみにしている。
そしてナス。
3本のうち1本は初夏から真夏にかけてヨトウムシの被害に遭って、収穫間近の見事な実が一夜にして大きくかじられてしまったり、コンチクショウな思いをずいぶんさせられてきたが、8月の末に夏選定をしてバッサリ枝葉を選定して以降、再び盛り返し、秋ナスをたわわに実らせてボクを喜ばせている。
「嫁に食わすな」という秋ナスだが、夫婦2人きりなので独り占めするより山の神と仲良く食べようと思う。
たわわにぶら下がった秋ナス
こっちの株にも♪
盛夏のころと比べて気温が低くなっているので成長がやや遅いが…
大きさもまちまちなので、収穫時期も適当にずれてくれそうだ
どうよ…このナス紺、ナス紫…
まだ花も咲くから実も期待できる
2つも♪
売らないけど、これも人気抜群の鎌倉野菜♪