ポカポカ陽気とまではさすがに言っていなかったが、日中は風も弱く、良く晴れて比較的暖かく感じられるだろう…という気象予報士の言を信じ、パトロールに出かけた。
ところが、わが家の前の坂道を下りだした途端、思いがけないくらいの強さの北風にさらされ、道が平らになってもそれは変わらず、こんなことならいっそ家に戻ってジジイらしく日向ぼっこでもするかと思ったくらい。
でもまぁ、せっかく出て来たことだし、せめて海岸の松林が北風を遮る自転車道はポカポカだろうと、やせ我慢しつつ走り続ける。
ところが、自転車道をポンペイの町のように埋め尽くしていた砂は、一番ひどい所の除砂作業はさすがにほぼ済んでいたが、その他は未着手で放置されたまま。
お陰でコース終点の相模川まではローマまでと同じくらいの遠さである。
一体いつになったらローマにたどり着けるのか…
お代官様、冬は動き回らず家でじっとしていろ!…ってことですかい。
意に沿わないことは続くもので、北風だとばかり思っていたら、Uターンして戻り始めると、北風が東からの風に代わっていて、完全なアゲインスト。
防砂林は風よけにならず、寒風をもろに受けて寒いやら、走りにくいやらで踏んだり蹴ったりだった。
慰めは帰り道に立寄った、先日のブログにも書いた常立寺の枝垂れウメの花と新林公園の紅白のウメの咲きっぷり。
寒風にも我関せずの知らん顔をしたウメの花の態度がなかなか好ましく思えましたな。
また一歩…春が近づいたね♪
古民家の前の広場に咲く紅白のウメ
常立寺の枝垂れウメは花数がだいぶ増えて5,6分咲きになっていた
白杖を持った目の不自由な人たちのグループがお参りにやって来ていて「わぁ~、いい香り♪」と香りで花を楽しみつつ、小さな歓声を上げていた
この場面の後、ボクは自転車でこのグループを追い越すことになるのだが、付き添いの人たちとともに、結構速い足取りで江ノ島方面に向かって歩いていた
メジロが撮れた
スマホなので鳥の写真は滅多に撮れないのだが…
春霞の訳はないが、何となくうすぼんやりとした空気の中に浮かぶ富士山=片瀬西浜から
最悪の堆砂区間はさすがに処理が進んでいて通れるようになった
しかし、その先は相変わらず手付かずで、仕方なくUターン
引地川河口で浅くなった川底のしゅんせつ工事が行われていて、掘り上げた砂が一旦川べりに積み上げられた後、再び広い砂浜に移動されて積み上げられていく
キャタピラー付きの特製ダンプカー2台がエンジンをうならせて重そうな砂を運んでいた
かくして砂との格闘は続く…