う~痒い !
両方の足首から下の数か所が痒くてたまらない…
起きた直後、床から天井の高さまである折り戸を全開にし、網戸も広げないままにしてデッキチェアに坐り、外の空気を吸いながら歯を磨いたのがいけなかったようだ。
昨日まで蚊に刺されることなんてなく、いい塩梅だと思っていたのがいよいよ、油断ならない季節になった。
あ~痒い ! くっそぉ~ !
最後まで残っていた東京都や神奈川県の緊急事態宣言が昨日25日にようやく解除された。
と言ったって、何が解決したわけでもなく、発症する患者数が減っただけの話でコロナウイルスそのものが消滅してしまったわけではないから、今後も警戒を解くわけにはいかない。
見えない敵を意識しながらの、うっとおしい暮らしが続くのは間違いない。
大好きな真夏を迎えようという時に、トホホでやれやれの気分だ。
あ~っ !
視線を机の下に移したら、なんかスゥ~ッと動いたような気がした !
気のせいか ?
じっと目を凝らす…
いたっ !
左足の膝に近いふくらはぎに止まっている…
これから血を吸おうって魂胆か。おのれ、ケシカラン。実にケシカラン ‼
…呼吸を整え、息を止めて平手を打ち付ける。
仕留めたかっ ?
おのれっ、逃げ足の素早い奴め。くっそぉ~ !
姿を現認したからには放っておけない。
去年の残りの蚊取り線香を探し出し、少し折って火をつけた。
除虫菊の独特の香りがぷぅ~んと漂ってくる。 “緊張の夏” ⁉︎ ニッポンの夏 ♪
これで近寄れまい。
煙に巻かれて昇天してしまえ !
さて、緊急事態宣言は解除されても行動制限のシバリは続く。
オール解禁という訳にはいかない。
そこが切ない。
とは言え、昨日、湘南海岸自転車道にハンドルを向けてみた。
ひと月半ぶりだ。
自主的な外出自粛を求められていたころ、家でじっとしていた連中が良く晴れた日などにどっとこのコースに出てきて、自転車はもちろん、散歩やジョギングする人であふれ、「なんでこんな広々した浜辺で『3密』にならなきゃいけないんだ」とぼやきたくなるくらいに賑わった。
多くの人は呼吸を荒くしているんだし、それに恐れをなしてボクはそれ以降このコースに足を踏み入れることを避けてきた。
でも、昨日は月曜日。浜辺の人でも「あれっ ? 」と思うほど少なかった。
で、試しに偵察に出かけたっていう訳だ。
確かにコース上は人影もまばら。これまで通りの景色に戻っていた。
しかし、残念ながら曲がりなりにも走れたのは出発地点から500mほどの地点まで。
行く手を阻んだのは堆砂。ここ2か月ほど、春の強風の度に吹き寄せられた海辺の砂がコース上、至る所に堆積して路面を覆ってしまっている。
察しはついていた。
そうなんだろうなぁとは思っていたが、やっぱり案の定だった。
例年だと大型連休を挟んで前と後のどちらか、あるいは嵐が過ぎ去った数日後にはブルドーザーが出て除砂作業を行い、コース上の砂をどけていたのだが、コースを管理する県の出先機関はどうせ外出自粛なんだから…と、除砂作業には全く手をつけなかったことは明らかだ。
ま、それはそれでいいが、もう緊急事態は解除されたんだから可及的速やかに砂をどけてよ。
予算はたっぷり残ってるはずだよ。頼むぜ。
業者だって仕事がなくて困ってるろうからさ。
除虫菊の煙の威力はさすがだね。
火を点けて以降、じつに平穏な時が流れていますよ ♪
スタート地点からほぼ500m 行く手を阻む堆砂の山、山、山…
富士山は見えず、天気は下り坂らしい
江ノ島を西側から見るのは久しぶり
前日の日曜日には大勢の人が出てにぎわった片瀬西浜だが、ごらんの通り
画面下に写っている姉妹は昨日も同じところにいた 同じ岩陰から大きなカニを捕まえて大喜びしていた2人は〝2匹目のカニ〟を狙っているようだった
成功体験が強烈だったんだろうね
姫と妹君を思い出しちゃうなぁ~
帰路、近所の神社の鳥居脇の茂みでペラペラヨメナと一緒に咲いていた場違いな花 マツバギク ?