俳句同人の仲間の一人がメールを寄越し「新著を出したから読んでみてほしい。それにしても、ボチボチわが句会も活動を再開させましょうよ」と催促してきた。
この同人は「12万円で世界を歩く」(朝日文庫)でデビューした旅行作家の下川裕治で、アジア諸国と沖縄を舞台にたくさんの著書がある。
コロナ禍で外国をほっつき歩くことがかなわず、商売も上がったりだったようだが、ついに趣味の世界をメシのタネにしてしまったようである。
新著のタイトルはズバリ「『奥の細道』をたどる旅」(平凡社新書)で、ど真ん中に直球を投げ込んでいるから覚悟のほどがうかがえるというものだ。
サブタイトルには「路線バスと徒歩で行く1612キロ」とあるから、芭蕉の時代の旅とは根本的に違うが、なるべく自分の足で歩きたいという意思は伝わって来る。
お金をあまりかけない旅—というのも彼のテーマの一つだから、「奥の細道」に出かけるにあたっても彼なりに考えた結果なのだろうと思う。
何はともあれ目を通して見なければ…
同人にはコロナに感染して退院できたばかりの仲間、元から体調を崩していてこのコロナ禍にあって家から出るに出られず、籠りっきりになってしまった仲間もいて、再開即活動復帰というのも難しそうだが、とりあえず参加できる元気な仲間だけで再開するのも手かもしれないとも思う。
2年余りを経てコロ公との上手な付き合い方も身に付いたろうし、やり過ごし方というのもだいぶ分かってきている。
旅行作家の言うように、そろそろ活動再開に向けた「潮時」なのだろう。
わが句会の楽しみは作品の出来栄えの感想を言い合う合評時、舌を滑らかにするために若干のお神酒を口にするのを楽しみの一つにしているが、そこはまだ自粛しなければいけないかもしれない。
ともあれ、再開がまず第一と心得よう。
とりあえずの世話役を仰せつかっているので、これからあれこれ同人への連絡や句会を開ける会所探しなど始めようと思う♪
今年まだ野山に咲いているスミレを一度も眼にしていないが、古くからの住宅街の石垣にこんなにたくさん花を咲かせている株を見つけた♪
わが家の庭ではニリンソウがほころび始めた♪
2輪のうちのまず1輪
近所の池と森の公園ではジャヤナギの芽吹きが始まった♪
赤提灯と縄のれんかを連想しちゃうんだなこれが…
公園内の湧水が集まってできる小さな流れの両脇にネコノメソウが群れ咲いている
ネコノメソウってみんな同じかと思ったらそうでもないようだ
葉の形や花の具合などからヨゴレネコノメソウという種類にも見える
ソメイヨシノの開花はもう秒読み段階
明日か…
今日か…
ソメイさんちのヨシノちゃんじゃないけれど…