早いもので立春からもう5日が過ぎた。
春が立ったと言っても暦の上の事で、わが南関東の海辺の町では立春前よりもっと寒い日々が続いている。
しかも明日明後日と、東海地方の沖に出来る低気圧のせいで南関東は「大雪」が予想されるという。
一体どのくらい積もりそうかと言えば「10cm」とか「10数cm」だそうだから、何年かぶりの1mを超す積雪があって鉄道がすっかりマヒするなど、生活に影響が出ている札幌の人たちからすれば笑止千万だろうが、例え数センチと言えども積もれば首都圏の電車が止まったり、混乱は避けられないだろうと思う。
ボクのクルマにチェーンの備えはないし、ましてや冬用タイヤなんか持っていないから運転は出来ない。
雪道でもへっちゃらなスパイクの付いた靴を持っていたが、先月降った雪の日に履いて散歩に出たら、なんと靴底がはがれてしまい使い物にならなくなってしまった。
仕方なく靴を履き替えて改めて散歩に出たら、何でもないところで雪に足を取られて見事にスッテンコロリンしてしまった。
だから雪への備えはまったくの無防備、丸裸状態で、家に籠ってじっとしているしかない。
まさに前門のコロナ、後門の雪…ってやつだ。
外に出たけりゃ、雪が降らない今日の内に雪道を歩ける靴を手に入れる必要がある。
先月の雪の時には、その手の靴を売っている店の棚が見事に空っぽになっているのを目の当たりにして、あぁ働きに出るって言うのはこういうことなんだよな…と痛く感心したものだ。
多くの人が慌てて買い求めていったんだろう。
今回だって、前回買いそびれた人が買いに走ることだろう。
大した用事もないジジイが横から手を出して邪魔立てする場合じゃないかもしれない。
それにしても前回の雪の時は気象予報士が口をそろえて「大して積もらないだろう」と言っていた通りになって、しかも昼過ぎには解けて消えてしまった。
しかし、今回は「そこそこの積雪がありそう」「大雪になるかもしれない」なんて言っている。
雪掻きが面倒なんだよな。腰痛持ちだし…
(見出し写真は円覚寺黄梅院の丸太に刻まれた仏像)