今朝起きたら午前4時過ぎのベランダなんだけど、空気はピ~ンと凍り付いていて、あの肌を刺すような冷たさが襲ってきた。
まったく真冬に逆戻りだ。
今冬は長かったうえに寒さも厳しかったから、暖かさがやって来てサクラの開花予想も大幅に前倒しされたりして、ヤレヤレとすっかり安心していたのだが……
正岡子規のお母さんの話は今年に入って既に何度も書いたが、子規がお母さんの口癖をそのまま俳句にしてしまった「毎年よ彼岸の入りに寒いのは」の通りになってしまった。
彼岸の入りは18日だが概ね合っている。引用は何とかの一つ覚えを地で行く結果になったが、これくらいぴったりするというのはもはや真理そのものですな。
来週は20日と21日にもう一度が寒さがやってくるようだから、それはそれでやっぱり「暑さ寒さも彼岸まで」は生きているということになりそうである。
一旦お姿を拝見した佐保姫様は茶目っ気を出されてかくれんぼにでも興じられていると思えばいいのだ。ナニ、すぐに飽きるさ。
ボクの〝冬の制服〟は下は暖パンのGパンに上は極暖の下着に厚手の柄物の長袖シャツをベースに、部屋の中ではフリースや薄手のベストをはおり、外出時はそれらの代わりに薄手のダウンジャケットを羽織る。
股引やタイツは履かない。もっとじじいになって寒さに耐えられなくなったら考えてはみるが、今はやせ我慢でなくて必要ないのだ。
その長そでシャツは5枚で回してきたのだが、寒さの揺らぎがほの見え始めた2月の下旬ころに相次いで2枚の襟が擦り切れるという事態に立ち至って、これはもうみっともないので廃棄せざるを得なくなった。
何れぞうきんとして再登場することだろう。
今シーズンの寒さは残りの3枚のシャツで乗り切るとして、後継をどうしようと思っていたのだが、結論から言うと来シーズン早々に定価通り買うより、売れ残ったものをバーゲンで手に入れる方が年金暮らしにふさわしいということになり、「今でしょっ! 」と出かけて行って3枚もゲットしてきた。
定価だと1枚半しか買えないものを3枚も買ったのだから上々だ。年金暮らしの身の上に現れた小さな幸せってところである。
我ながら他愛のないジジイになったものだ。
でも、この3枚はもう今シーズンは出番がないなと思っていたのさ。
とりあえず袋から出して納戸にしまっておいたらこの寒さに、そのうちの1枚を引っ張り出してきて今着ている。
妻は伊勢丹の包装紙みたいだって言うけど、なるほど、そういえば色遣いは何となく似通っている。
新鮮であったかいね ♪ 今シーズン中に残りの2枚も着ちゃおうっと ♪
じじいの春の目覚め ⁈
すぐ近くでウグイスが「今朝は冷えるぜ」と震える声で鳴いている。ベランダで育てているミズナがいつの間にか花を咲かせてしまった
ルッコラも踊り出しているし
来シーズンまでお預けかと思っていたシャツを下ろして着たら、ミント菓子からニッコリマークも出てきた
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