昨夜ベッドに入る時も、今朝ベッドから起き出す時も、ゴーゴー、ヒューヒューという風の音が鳴り止まず、雨戸のシャッターが時々ギシギシとうめくような音を響かせる。
まるで小型か中型クラスの台風が近づいている時のようだ。
吹き付けているのは西風なので気温こそ極端には下がっていないが、それも今日までで、明日以降は再び真冬の寒さに戻るという。
ここ数日は出かけるのにもダウンジャケットは脱ぎ捨てて、薄いウインドブレーカーで済んでいたが、三寒四温で寒さが戻ってくるのは仕方ない所だ。
ダウンもそろそろ着納めの時期が近づいていて、名残を惜しむいい機会だと思えば腹も立たない。
それより、これほどの西風が長い時間吹き続けていると心配になってくるのは湘南海岸自転車道のこと。
またぞろコースの上には吹き寄せられた砂の山があちこちに出来て、行く手を阻まれることだろう。
雪と違って自然に溶けてはくれないから…
ウメの花もそろそろ散り始めているものが出てきた。
そんなところにも冬と春のせめぎあいは冬優勢一色とは言いかねる状態になっていて、春の力も勢いを増してきているようにも思える。
で、散歩の度に春告鳥の初音はまだ聞こえないかと聞き耳を立てながら歩くのだが、一向に耳に届かない。
去年は18日に聞いたから、あとわずかに迫っている。
今年は去年の冬より寒さは早くやって来て、しかも長く続いているからか、待ち遠しい気持ちが募る。
ただ、ここ数日はたしかに最高気温が15~17℃位まで上がる日々が続き、ダウンも脱ぎ捨てたものの、身体の芯から「春だなぁ~!」としみじみ感じられ、体中が反応するような感じには至っていないのも確かである。
こういう感覚というのは、言葉では表しにくい、本能的なものかもしれないが、そう思うとウグイスの沈黙が続いているのも致し方ないのかとも思う。
江戸っ子のような、気の早い春告鳥が我先にと現れるのを待っている ♪
昨日の午前中から強い西風が吹いて視界がクリアになっているお陰でお山が良く見えた
わが地方には随分な量の雨が降り注いだが、お山にも十分降ったようで、南斜面(山体の左側)で目立っていた‶ハゲ跡〟もきれいに覆い隠された
今冬のお山の直射日光が当たる南斜面は「塗っては剥げ落ち、剥げては塗り直す」みたいなことが繰り返し続いていて、地元の静岡でも「異変が起きかけているんじゃないか」とネットなどでは話題になっている
今回ほどではなかったが、3~4年前にも雪が解けて山体の襞があちこち灰色に見えるようなことがあった
しかし、何事もなく過ぎ去っているし、今のところ気象庁も沈黙しているから何でもないんだと思うが、あるべきものがなくなりかけるというようなことを目の当たりにすると、やはり気になり心配になって来るものなのだ
海には羊がいっぱいいたねぇ~
以上、鎌倉山から