ヒイラギの花が咲いた♪…初めて見た♪…
…と、思ったのだが、調べてみると、どうもネット上にあふれる情報とわが家のそれとでは全く状況が一致しない。
例えば花期。「5月に花の季節を迎え、秋から冬にかけて実が赤く熟す」とあるのはセイヨウヒイラギ。
片や日本に古くからあるヒイラギはモクセイ科に属し「花期は11月で、春に黒い実が熟す」とある。
両方の特徴を足して2で割っても、とても納得できる説明にはならない。
花…と思われる部分をよく観察してみると、4枚の花弁(少なくともそう見える)と4本のオシベ(同じくそう見える)、さらに真ん中が丸いボタンのようになっていて、花弁とオシベが役割を終えて落ちてしまうと、自動的にそのボタンが実になるような造りになっているように見える。
つまり、花と実はほぼ同時だし、肝心の実の色だって赤くなるのかそれとも黒か…そんなことも、現状の薄緑色の姿では知る術もないし、想像さえ難しい。
こいつは何年もわが家の庭の住人でいて、ヒイラギだと思い込んできたが、そもそも、そこが何かの間違いで、ひょっとするとヒイラギなんかじゃないんじゃないか? そんな疑念さえ湧いてくる事態である。
山の神もこれはヒイラギと言って信じて疑わないし、ボクだってそう言われ続け、葉っぱにギザギザがついていたりするし、疑問に思ったことは一度もなかった。
付け加えるなら、花が咲いているのは株全体のごく一部の枝に限られ、株の大部分には花も実と思しきものも何もない。
そこがまた不思議と言えば不思議で、「あんたは誰ぁれ?」と直接聞きたいくらい。
グーグルレンズに聞いたところ納得できる答は示してくれなかったものの、花の形が良く似たものの中にモチノキがあり、手掛かりと言えば手掛かりになりそうで、これから実がどう変色していくかも含め、もう少し調べようと思う。
それにしても、ヒイラギじゃなかったとしたら…
小さくて可愛らしい花だ
雌しべに相当する部分が実として残るようだ
甘いのか苦いのか…
葉にはギザギザがついているし…
ヤマボウシの花が咲き出した
花弁に見えるところがまだ緑色だが、直ぐに真っ白に塗り替わる
雌しべに当たる中央のボタンのようなものは秋になるとオレンジ色に色づく
オレンジ色に色づいた"ボタン"はマンゴーのような味で甘くて美味しい♪
ジューンベリーは結実して鈴なり状態となり、間もなく赤く熟す♪