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平方録

元気印に忍び寄る熱中症の影

たぶん偶然じゃないんだと思う。
それだけ今年の状況が厳しいってことなのかもしれない。

ブロ友さんのブログを拝見していて、フルマラソンを走るご仁とボクと同じように自転車であちこち出かけているご仁の2人の元気印が揃いも揃って軽い熱中症になられたことを書いていた。
マラソンのご仁は太ももにハリを感じ、肩にも痛みを感じたそうだ。
まるでフルマラソンを走った翌日のようで、椅子から立ち上がるのにも苦労したらしい。
おかしいと感じてかかりつけのクリニックに行くと「筋肉が軽いけいれんを起こしているね。これは軽い熱中症だね」と医者に言われ、水やお茶をがぶがぶ飲んでいるんだけどというと、スポーツドリンクのようなものも飲まなければダメですよと注意され、点滴を40分受けたらようやく体が軽くなって来たと振り返っている。

もう一人の自転車派のご仁。
こちらはペダルを漕ぐ足に力を入れるとつりそうになる症状が出るという。
筋肉がピクピクけいれんしかけるのが分かると言い、そういう時はスポーツドリンクを買って飲み、無理をしないでだましだましゆっくり漕いで返ってくるんだそうな。
兆候としては気持ちが悪くなり、足がつるようになるという。
こういう状態になるのは初めてではないようで、毎回何とか危機を乗り越えているらしい。

いずれも初期症状をうまく捉えることが出来て、その後の対応につなげることで重篤に陥ることから逃れているが、年齢はたぶん御両人ともボクと同じか少し年上くらい。
お二人の経験した症状は今のボクとは無縁だが、体力自慢でスポーツ好きの行動派であっても過信は禁物。
ボクだって立派なジジイだから十分な注意が必要だろうと改めて自戒するきっかけになった。
そういう意味で、けっして他人事ではないのだ。

ことし50kmを過ぎて漕ぎ続けると急にだるくなるのは単に体力の衰えというより、暑さがもたらす疲労の蓄積か何かなのかと思い始めている。
肝心かなめの筋肉にこれまでの粘りを感じないのだ。
こんなことは初めてで、おかしいなぁ、変だなぁと思っていた。
ひょっとして、これなども熱中症のごく初期の症状だとしたら…
今年の異常な暑さというものが知らず知らずの内に体力を奪いつつあって、そうした状態が自覚のない疲労として蓄積されているのかもしれない。
そうだとすれば、いずれ疲労が回復すればまた元の体力に戻るということだろう。
老化による体力の衰えって言うだけでは寂しすぎるものなぁ。


晩夏の湘南海岸自転車道は人影もまばら


浜辺の賑わいもめっきり減ってしまった=辻堂海岸


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