昨日深夜からニューヨークの国連本部で地球温暖化を食い止めるための「気候行動サミット」が始まり、欧州各国や中国、インドなど約60か国の首脳が登壇して温室効果ガスの排出削減目標の積み増しなどを発表して温暖化防止に積極的な姿勢を見せたそうだ。
本来ならアベなんちゃらにも登壇してもらってボクら国民の期待を反映した削減目標を高らかに表明してもらいたいところだったが、新たな決意を示す何らの行動目標も示す用意のないことに呆れたグテーレス国連事務総長によって、どこぞの15代大統領と同じく登壇の機会を与えられなかった。
そのバツの悪さを隠すように、アベなんちゃらはわざわざサミット開催に間に合わないような時間に羽田を出発したのだった。
情けない限りではないか。
そもそも日本の環境省だって手をこまねいていたわけではなさそうだ。
各国に引けを取らないような高い目標数値を掲げようとしたようだが、有識者懇談会に諮られた石炭火力の全廃方針が産業界出身の委員の反対で大幅に後退させられ、しばらくは稼働が続けられることになってしまった。
加えて温室効果ガス排出量の削減目標も各国がゼロや限りなくゼロに近い目標値を掲げたのに対して、目を疑うたったの26%と超低レベルである。
これだって産業界の抵抗に他ならない。
恥を知れってんだ。
地球温暖化対策はもはや地球がこれまでの地球でいられるかどうかの瀬戸際にあって、何とかしないと大変なことになるというのが世界の指導者共通の認識のはずである。
1人だけ「あれはフェイクだ。作り話だ」といってパリ協定からの脱退を決めた15代大統領のような無知蒙昧な人間もいるが、その存在をいいことに惰眠をむさぼり、各国に背を向けたのが、我らがアベなんちゃらと言うことになる。
怒りついでに、いささか品が無いが、もう一言加えておかないと気が済まない。
奴、アベなんちゃらは財界の男妾なのだ。
捨てられるのを恐れ、旦那に媚びを売り、何でも言われるとおりにする男妾以外の何物でもない。
そんな男妾の居心地がどれだけ良いかしれないが、志が少しでもある日本男児だったら身悶えして忌み嫌う存在のはずだ。
(うろ覚えな記憶ではアベなんちゃらの叔父にあたるサトーエーサクがソーリダイジンだったころにも、同じ言葉を浴びせられるのを聞いた覚えがあるが、こうなってくると家系ですかな、妾の立場にあっても一向に恥じないのは)
つくづく悲しい男だ。
そばかすだらけの女の子でスウェーデンの高校生だったグレタ・トゥンベリさんが地球環境の保全に無関心な政府や大人たちの目を覚まそうとたった1人で始めた「学校ストライキ」が世界各国の学生たちの共感を呼んでいる。
国連でのサミットにも招かれているトゥンベリさんはCO2を大量に排出する飛行機での渡航をあきらめて、風だけで走るヨットを頼んで大西洋を越えてニューヨークに到着したことも話題になった。
そのトゥンベリさんの行動に共感した世界中の高校生や大学生がサミットに先立つ20日に世界一斉デモを行って気候変動への対策を求めるアピールを行った。
参加したのは163か国・地域にまで及んだそうだ。
日本でもこの呼びかけに呼応した若者のグループがあるにはあったようだが、ほとんど話題にもならなかったくらい、世間全般が無関心であるのが寂しい。
これというのも財界を中心に地球環境に関する関心や感度の低さ、その旦那衆の言いなりになる男妾の存在が影を落としているといっても過言ではない。
こんなことが続くと、日本に対する国際社会の視線は厳しさを通り越して冷たさの度を加え、いずれは無視される日も近いと思われる。
いや、国連事務総長からは正にそういう態度を取られたのだ。それに気づかなくっちゃね。
みんな、そろそろ目を覚まそうよ !
若い人たちも遠慮しないで行動しようよ !
今朝05:10撮影 見出し写真は04:53撮影
鱗雲
夏は終わりか…