まったく…
未来の地球とそこに暮らすすべての生命に対して恥ずかしくないんだろうか。
地球温暖化防止対策を話し合う国連の第25回気候変動枠組み条約締約国会議(COP25)が12月からスペインで開かれるのを前に、アベなんちゃら政権がまたまた無責任な決定をした。
この会議ではパリ協定に基づいて2020年に排出する当面の温室効果ガス削減目標の提出が各国に義務付けられているのだが、我らがニッポンは現在の目標値である「30年度に13年度比マイナス26%」をそのままコピーして再提出することになるらしい。
理由は原発の再稼働が進まず、エネルギー基本計画の見直しが始まっていないことが背景にあると指摘されているようだが、要するに、危険だがCo2の心配の少ない原発を動かしたくてしょうがないというだけの話なのだ。
その隠された魂胆は、自前の核武装をあきらめていないアベなんちゃらとその一派の連中が、核兵器の材料になるプルトニュウムを調達するための原子炉を動かし続けたいという邪心を抱き続けているためである。
そしてコスト増を嫌う産業界のわがまま。
財界メカケのアベなんちゃらには「旦那」の言うことを聞くしかないってこともある。
Co2削減の切り札が原発だなんてことはリスクを考慮すればあり得ないことで、太陽の熱や水の力、風の力など様々な自然のエネルギーを利活用することで未来は開けるはずなのだが、魂胆が別にあるのでそうしたクリーンエネルギーに極めて冷たい態度を取り続け、何の手も打たないでいるというのが現状なのだ。
日本の温室効果ガス排出量は中国、アメリカ、EU、インド、ロシアに続いて6番目に多い。
EUは今回の会議で37.5%削減の目標数値を提示するらしい。
アメリカの45代が「地球温暖化など嘘っぱちだ、作り話だ」と言ってパリ協定からの脱退を決めたのは論外としても、それを説得して止めることも出来ず、なおかつ6番目の大量排出国としての責任も果たせないで、使い古した目標数値をコピーしなおして提出するなんてことになれば、世界中の笑いものになり、批判を浴びるのは必定だろう。
何より、地球の未来に対する裏切りになるということをどこまで理解してのことなのか、悲しくなってしまう。
関東地方のことだが、今年の梅雨明けは8月直前までずれ込んだし、秋が来たのだって11月になってようやくと言う異常さだ。
やって来る台風の凶暴さはこれまであまり経験したことのないくらい強烈なモノばかりだし、ひとたび降る雨の降り方だって、とても尋常でなはい。
日の照り方、気温の上昇ぶりだって、これまでの日本とは明らかに違っている。
気候が明らかに変化してきている何よりの証拠だろう。
もうすでに取り返しのつかないところまで来てしまっているという指摘もあるくらいだ。
しかし、今踏みとどまれば何とかなるかもしれない、と言うのがCOPの共通認識である。
政治の責任は今現在をどうするかが大事なように、未来に対する責任をきちんと果たすことも併せて背負っているのだということを忘れてはいけない。
アベなんちゃらと政権与党の連中には自分たちが未来の人類に背を向け、裏切りを重ねているという自覚はないのだろう。
そうでなければ、こんな態度・対応が取れるわけがない。
鎌倉・七里ヶ浜から稲村ケ崎に掛けて国道134号線沿いの歩道が2か所で陥没したり一部で崩落したのは台風19号の高波で護岸がえぐられたのが原因
地球温暖化で台風の勢力そのものが一昔前とはけた違いに強力になってきているのではないか