昨日は暑かった。
海辺の町の鎌倉の夏は谷戸の奥にでも住まない限り海風が通る過ごしやすい土地である。
だからよほどのことがない限り東京や横浜の大都会が35℃だ36℃だと大騒ぎしても、それよりは確実に2~3℃低いのが常識だった。
実際、現役時代に夜遅く鎌倉に戻ってきてわが家に近づき、バスが緑に包まれた坂道を登っていくと急に空気が変わったなと感じたものである。
さすがに「ヒンヤリ」という単語ははばかられるとしても、息苦しいようなムッとした暑苦しい空気は、さすがにここまでは追いかけてこなかったのだ。
そういう土地柄だと思い込んでいたが、昨日は確実に違った。
何と午前中で34℃にもなっている !
温度計のデジタル表示がおかしくなったのかと思った。
デジタル温度計はパソコンの脇に置いてある。
この部屋は床から天井までの高さの折り戸が両側に観音開きのように開く、いわば部屋全体の仕切りが取り払われるのと同じくらい気前よくあけっぴろげになる解放感一杯の部屋なのである。
だから折り戸を全開するとベランダと一体化できる。
ベランダには見た目も考えて一片30cmの木製で正方形の敷物と小石を敷き詰めてある。
見た目だけでなく、当然真夏の太陽の照り返しをも和らげようという魂胆だが、今回ばかりはその効果も限定的だったとしか言いようがない。
昨日だって、海からの風は吹いていたのだ。
普段ならそれで十分なほどの風量はあったと思う。
それがほとんど役に立たず、空気の暑さに加えて照り返しがもろに室内に入り込んできたとしか言いようがない。
扇風機で対抗したが無駄だった。
この部屋にはエアコンはついていない。
そんなものは必要ないくらい夏は涼しく、冬は暖かいという、理想的な部屋だというのに…
そして午後2時過ぎ。あろうことか、チラッと見た温度計の表示は35.1℃にも !?
何ということでせう、こんなことがあっていいのでせうか。
地球温暖化の深刻さを示す異常高温ではないでせうか。それに間違いありませぬ。
おかしい。どこかおかしい。いや、絶対におかしい。
コロナ禍にも無策で、しかも存在感ゼロで声も上げず沈黙したまま。
まして温暖化対策に於いておや。
臨時国会召集の野党要請にも耳を貸さず知らぬ顔の半兵衛を決め込み、逃げ腰で要求に応じようとしない理由は何か。
官房長官や担当大臣が説明しているから十分だというなら、お前さん、アベなんちゃらの存在意義はゼロということだヨ。
それなら大賛成だ。そこまで言うんだったらあんたは直ちに辞めなさい。
やっと国民のためになる〝存在〟として注目されることでしょうよ。拍手喝さいが起こりますよ。本望でしょっ!
あ~っ アチィ~! あ~っ ウゼェ~ ‼
75回目の終戦記念日の朝に。
江ノ電江ノ島駅
駅に近いから速度を落としゴットンゴットンと境川を渡る