わが家から歩いて15分ほどの県道に面したところに巨大な体育館が出来上がった。
完成記念にその内部が公開されると聞いて、山の神と一緒に覗いてきた。
山の神は隣町の体育館に通ってティラピスとかいう運動に熱を入れていて、こちらの体育館でも開催されるようなら…という下心を持っていたようである。
そういう市民向けのプログラムが用意されるかはまだ分からないが、出来上がった体育館の内部は最新鋭の機械、道具類が整然と並べられたスポーツジム風の充実した装備やらなにやら、最新鋭の体育館とはこういう風に作られているのかということがよくわかり、大いに感心させられた。
この体育館を完成させたのは全国各地で総合病院を運営する徳洲会グループである。
体育館はここから約1㎞離れたところにあったが、小ぶりの建物が手狭になったと見えて、今回の移転・新築へとつながったようである。
そして何より、ここは夏のパリ五輪でたくさんの金メダルを獲得した男子体操選手2人を送り込んだ徳洲会体操クラブの拠点なのである。
完成披露の一般公開が行われた昨日、小学生から大人まで、クラブ員たちによるデモンストレーション演技が披露されたが、目の前で個人総合で金メダルに輝いた岡慎之助クンが筋肉隆々の上半身をむき出しにして技を披露する姿もあった。
驚いたのは"追っかけ"みたいな若い女性のグループがカメラを持って「岡さ~ん」などと黄色い声援を送ると、岡クンがはにかんだような笑顔を返す点などという場面も目撃した。
この体育館から次回のロサンゼルス大会にも選手が派遣され、メダル獲得に大いに貢献してくれることだろう。
そういう意味で、ここは体操競技の"金メダル生産工場"と言えるのではないか。
ボクは室内の体育館で汗を流すより、青空の下を自転車でパトロールするほうが性に合っているので、たぶん縁遠くなりそうだが、オリンピック選手やその予備軍たちには、体育館の前を通りかかるたびにエールを送るとしよう。

県道に面した体育館正面

玄関

玄関わきにはコーヒーなどが飲めるくつろぎのスペースも

3階には機械類が並ぶ一角が設けられている

最新鋭の機械ばかり

広いフロアには様々な種目に対応した協議スペースと道具が設置されている



トランポリンもあった

まさに体操競技会場

左端では小学生たちが空中での連続前転を披露している

それっジャンプ

着地成功 さらに連続でぴょんぴょんクルクル

あれっ、どこかで見たような…


つま先にも神経が行き届いた金メダリストの倒立

右端が岡慎之助クン


岡クンと杉野正尭選手の2人が代表メンバーに選ばれた

杉野選手(中央)と岡選手(右端)