丸くて大きめのプランターにブルーのパンジーを環状に7株植え、真ん中に何色だかわからないアネモネの球根を沈めておいた。
昨年の暮れから咲き始め、今を盛りと咲き誇るパンジーの花の間からようやく立ち上がってきたアネモネのつぼみが膨らみ、花芯をのぞかせ始めるとその周りを包んでいる花びら…正確に言うとアネモネの花弁に見えるのは花びらではなく、ガク片ということになるのだが…何と緑色(見出し写真)をしている ?!
アネモネと言えば赤、青、ピンク、白、赤と白のツートンなどが思い浮かぶし、園芸店で売られている球根を植えれば大抵このうちのどれかが咲くことになる。
そんな中に出現した緑のアネモネ ♪
ネットで調べると八重の品種に緑色のアネモネが存在することは分かった。しかし、一重咲きのポピュラーなアネモネの仲間に‶みどりさん〟はいない。
ひょっとしてこれは…自然変異による新種じゃないか…自然界はわざわざわが家を選んで新しい品種を届けてくれたんじゃないか…とまぁ、期待を抱きながら花が大きく展張するのを見守ったのでアリマシタ。
どう見たって‶みどりさん〟でしょ ♪
花びら(ガク片)が大きく広がるとともに、花芯に近い所に薄っすらとブルーが差しているのが見えてきた。
まさか、ブルーのパンジーばかりの真ん中に植えたので薄い緑が濃いブルーに染まりかけちまってるんじゃ…
そう、朱に交われば赤くなる…っていうことわざがあるくらいだから、ひょっとしたらひょっとするかも、なんちゃって。
もしかしたら、この個体はそもそもブルーの花を咲かせるつもりでいたが、気が変わってブルーの色素の供給蛇口? の栓を締めちまったんじゃないか。
何のためかって?
そんなの直接アネモネ本人から聞かなきゃわからない。
そんなの直接アネモネ本人から聞かなきゃわからない。
まぁ、聞いたって言うかどうかわからないし、こういことの積み重ねが新しい品種を生み出していくんじゃないかねぇ。
日常に飽き飽きして脱皮したかったってことかもしれないし…
変化っていうものが現れる時に、「必然」というのはあるかもしれないが、そこに明確な「理由」まで存在するかどうかなんて怪しいもんだ。
だから突然変異って言うんだろ?
後ろ姿にもほんのりとブルーが差してますな。色っぽいですな ♪
こう見ると‶みどりさん〟は珍しいだけじゃなく、随分と美人だよなぁ ♪
この球根、一旦掘り上げて乾燥保存するか、そのまま土の中で養生させるか決めてないけど「要保存」は間違いなく実行しなくちゃな。
来年も同じ性質が現れるかどうか…お楽しみってところ。楽しみが増えた。
自然界から贈られる花咲じじいの密かな喜びってところ ♪