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平方録

冬に晴耕雨読?

冬になるとボクが暮らす海辺の町はもちろんのこと、太平洋沿岸の地域は晴れの好天が続く。

日本列島付近が西の大陸性高気圧と東のオホーツク海の低気圧で均衡し、いわゆる「西高東低」の気圧配置で安定するからで、日本海側の雪空に対して太平洋側では冬の太陽とはいえ、明るい光がたっぷり降り注ぐ。

ところが、今年はその西高東低がなかなか安定しない。

理由は日本列島付近を流れる偏西風の流れが今年は"異常"で、大陸辺りで二手に分かれ、列島付近では日本海側と太平洋側に分かれて流れているのがその理由ではないか…というようなことを気象予報士が言っていたような気がする。

うろ覚えだから自信は無いが、さもあらんとも思う。

まぁ、お陰で太平洋側に暮らしていると、冬の間は晴れマークばかりが並び、晴耕雨読という言葉は蔵にしまい込む方がいい"使い物にならない言葉"の代名詞になってしまうのだが、今年はもう何度も使わせてもらっている。

一昨日、昨日がその典型で、時間帯によっては結構強く降ったりもした。

お陰で空気の乾燥状態は解消したようで、流行中のインフルエンザもちょっとは下火になるのではないか。

ひょっとして、地球上の各地で頻発している異常気象の一端が列島付近ではこういう形で現れ、これまで鉄板だった「冬の太平洋側は晴天が続き、日本海側では雪雲に覆われる」という教科書の記述が変更を迫られる入り口に立っているのだとしたら……

お陰で、昨日の午前中はクリスマスソング50曲を網羅したCD2枚を流し続け、午後は出掛ける用事が出来たお陰でベートーベンの第九は聞きそびれたが、またぞろ何日か後には傘マークがつく"雨読日"も現れるだろう。

かくして、長いことニンゲンをやっていると、諸行無常をしみじみ感じさせられるものだなぁ…と言う思いが脳裏をよぎる。

そう言えば先月24日を最後にパトロールに出かけていない。
お陰で自転車は埃をかぶったままである。
暖かくて風も無いパトロール日和もあったが、バラのせん定作業に費やしたし、その他何やかや…
今日あたり…とも思うが、北風が強そうで…
まだ北風と仲良くする気分になれないでいるのだ。
 
 

例年、我が家のナンテンの実は夏までには鳥に食べ尽くされるのだが、今年はそこそこに残され、冬の太陽の光を浴びて輝いている♪
 
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