その夏が去ってしまい、やってきた秋は雨の日ばかり。挙句の果てには超大型台風の相次ぐ襲来で日本列島は散々な目に遭わされている。
わが家に限れば先週の3連休は塩害やら何やらの台風被害の後片付けに追われ、今回もまた強風が吹き荒れるという予報に「またかい! 」とうんざりしつつ身構えはしたが、昨日の3連休初日は肩透かしを食らわされたような青空が広がった。
おまけに朝から気温がぐんぐん上昇し、短パンにTシャツ1枚の真夏スタイルが復活したのだ。
10月の真夏スタイルはほとんど経験がない。
ボクにとっては大歓迎で、こういう僥倖は何度あってもいい。
昨日の気温は30度には達しなかったようだが、予報では昨日より「暑く」なって今日こそ30度を超すらしい! そうなれば正真正銘の「真夏日」ということになる。
何かメチャクチャな感じがしないでもないが、恋しい夏が戻ってくるのは例えつかの間の出来事であってもうれしい。
そもそも人生そのものがつかの間の夢のようなものらしいではないか。
太陽が輝けば外に出て身体を動かすに限る。ましてや夏の太陽が戻っているのだ!
あれだけ猛烈な風が吹き続けたのだから湘南海岸サイクリングロードはすっかり砂に埋まっているだろうなぁと思いつつも、百聞は一見に如かず。
まずは自転車道の入り口まで行ってみた。
すると、いつもは大きな砂山が道をふさいでいる箇所が難なく通れた。砂がないのだ!
キツネにつままれたような気持ちでどんどん西に向かって漕いで行っても、コース上は若干狭まってはいたが、スイスイ漕いでいける。
余りの風の強さに、普段ならコース上にとどまる砂がさらに遠くへ吹き飛ばされたのかしらんとまで考えた。まさかなぁ…
首を傾げつつ2キロほど進んでようやく合点がいった。
そこから先は自転車道がすっぽりと厚い砂の下に隠れている見慣れた光景が広がっていたからである。
それにしてもこれまでなら1度砂に埋まると1か月は当たり前、2か月たっても除去作業が行われずブーイングが巻き起こっていたのだが、海岸や道路を管理している県の事務所の責任者が代わったと見えて、最近はすぐに除去作業が行われるようになっていたのだ。
それが今回の砂の大移動でも発揮されたのだが、如何せん砂の量が多すぎたのではないかと思う。
しかもすぐまた風台風がやってくるという予報が出ていたので様子見をしたのかもしれない。
滞りなくやるのが当たり前の行政なのだが、ともかくすぐに除去作業に取り掛かるという姿勢は褒めてやらねばなるまい。
もう台風は大丈夫だろうから、その先の除去をすぐにお願いしたいものだ。
それが出来れば本物だね。
所々で飛砂防止の竹垣が壊されていたが、サイクリングコース上の砂は除去されていた
2キロまでは進めるのだが、そこから先は自転車が埋まるくらいの大量の砂が行く手を阻む
サイクリングコースや~い、どこぉ~
このころ台風25号は日本海を北上中
鵠沼海岸では第44回全日本ライフセービング選手権大会が開かれていて大勢の見物客が詰めかけた
真夏の海の出現に子供たちが歓声を上げて波と戯れている
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heihoroku
ひろ
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