豆台風が関東に近づいている。
なにしろ「豆」だから午前3時現在の勢力は1000㍊しかなく、暴風域も無いらしい。
そのせいか、台風が接近してくると風雨が強まったり、南の暖かい空気が流れ込んで気温が異常に高くなったりするものだが、今回は何事も無い。
嵐の前の静けさそのもので、何となく現実味が薄い。
昨夜はエアコンの世話にもならずぐっすり眠れた。
ただ、いくら「豆」だからと言って、相手は大自然の中から生まれてきたタイフーンであるからして、瞬間最大30mの強い風を吹かせるそうだし、ゆめゆめ油断するわけにもいかない。
ゴーヤの緑のカーテンやキュウリのスダレに被害が出ないように願うばかりだ。
庭のつるバラの一つ、「サハラ98」の新しいシュートが2m超にまで伸びて風にゆらゆら揺れていたのだが、強風で途中から折れたりしないよう、きちんと結束しておいた。
かくして、あまり緊張感というものがないまま、「豆」を迎えることになる。
ただ、あまり「豆」「豆」と馬鹿にすると、余計な反撃を食らいかねないのでこれくらいにしておくが、「豆」は「豆」らしく「豆」の分際をわきまえつつ通り過ぎて行ってもらいたいものだ。
近所の寺に咲いていたコバギボウシ 薄い紫色の花びらと同色系の筋が涼しげである
全体の佇まいにも涼しさが漂う
4:51 パソコン画面を見つめていた目をフト上に上げると東側の窓の外が薄気味の悪い色合いで「燃えて」いた
日の出のころの東の空に共通する赤系統やオレンジ系統の色合いが抜け落ち、紫系統の色が支配する空を見るのは極めて珍しい
いくら「豆」でも、かなりの潜在能力を秘めていることを示唆しているということだろうか
この朝焼け一つとっても、尋常とは異なる一日が始まろうとしていることをうかがい知ることができる