サイタサイタ パンジー「モルフォ」モ サイタ ♪
黄色と青色のツートンのパンジーで、この苗は園芸店では手に入らない。
この花を咲かせたいと思ったら種苗メーカーから通信販売で種を取り寄せ、自分でタネを蒔いて一から育てなければならない。
この品種はかれこれ10年ほど前から出回り出した比較的新しい品種で、その花色の取り合わせと明るさ故、結構人気だという。
ボクは種苗メーカーのカタログで初めて見つけて以来取り寄せて育てている。
そのモルフォの花がもう咲いた。
これにはいささかビックリで、まだ10月じゃないの、株だってそれほど大きくなっていないのに、一体どうしちゃったのさ…というのが正直なところ。
例年だと8月中旬の暑い盛りにタネを蒔き、寒冷紗などで覆って涼しい状態を保ちながら発芽させて育てると、早い年で11月の下旬辺り、大概は年末までには咲き始めるというのがこれまでのサイクルだった。
今年も8月17日にピートバンにタネを蒔き、1週間後に発芽を始めて以来極めて順調で、現在、ホームセンターや園芸店では絶対と言っていいほど手に入らない3種類を育てている。
もっと若い頃は10種類くらいのタネを蒔いて育てたが、花を植えるスペースも限られるし、第一、苗を育てるスペースだって限りがあるのでだんだん規模を縮小し、今はこれこそ春の庭には欠かせないという品種だけを厳選している。
今年はタネを蒔いた直後あたりから関東地方は戻り梅雨になり、真夏の暑さはどこへやら、寝る時はタオルケットでは寒くて寝られないほどの涼しい日々が続き、ようやく夏が戻ったと思ったら9月の声を聞いた途端、秋雨前線が停滞するありさまで、やはり例年に比べると気温は低かった。
多分そんなことも無縁ではないのだろう。
イレギュラーな夏~秋の気候のせいだと言い切っても差し支えないと思う。
昨日、気象庁が3か月予報に関する報道資料を出したそうだ。
それによると、日本列島の南の赤道付近の海域でラニーニャ現象が起きかけている模様で、今年は寒い冬になり、秋の気温も下がりそうだという。
そのせいか今朝は昨日までとは打って変わって、昨日までは24~25℃はあった室温が20℃そこそこしかなく、さすがに短パンとTシャツ1枚では過ごせない。
今月末には最低気温が12月上旬並みの低さにまで下がる見込みだというから、今年の場合は夏から秋を飛ばして一足飛びに冬に突入してしまうということになりそうだ。
日本の明確な四季との別離の時がやってきたのかもしれないとしたら由々しきことではないか。
こんな状態なのだからパンジーが咲き出してしまうのも無理からぬところではある。
こういうのって、どう考えても良いわけがない。
クワバラクワバラ状態がまた一つ…
10日07:04 葉陰のツボミが膨らみ始め、中から黄色っぽい花びらがのぞく
もう少し拡大
11日15:01 黄色と青色のツートンカラーが分かるくらい開いてきた
これももう少し近づいてみる
13日10:02 ほぼ一丁前に花の姿を現す これで青色がもう少し濃くなれば一人前 ♪
このまま次から次に咲かせ続けるか、はたまたつぼみの段階でピンチして、もう少し株が大きく成長するまで待ってもらうか……ただ今思案中