初夏の草むらで柔らかな風に揺れるタンポポ ♪
…と思いきや、タンポポに非ずして「ブタナ」と言うんだそうな。
なんだかパッとしない印象の名前で、馴染めない気がするのはボクの偏見か。
どういういきさつでこう呼ばれるようになったのか、ちゃんとネットに載っていた。
それによると、最初は「タンポポモドキ」という名が付いたんだそうだが、誰かがフランスの俗名が「Salado de porc」で、その和訳が「豚のサラダ」だということを知ってフランス流に「豚菜」でどうよ、と「ブタナ」と呼び始めたら日本人はフランスへのあこがれが強いためか、こちらの名前に置き換わってしまったそうな。
ボクの個人的な趣味から言えばブタナよりタンポポモドキの方がまだましだと思うけどね。
言っときますけど、豚に対する偏見・差別感情なんてありませんからね。単なる語感の問題ですよ語感の。
ちなみにフランスでは名前こそ豚のサラダだけど、葉も茎もニンゲンの食用になるんだって。
フランスに旅した人はシャンゼリゼ通り辺りの洒落たレストランで頼んだサラダの中に入っていたブタナを食べたことがあるはずだと思うね。
さすがフランスで食べるサラダは一味違うわね ♪ とかなんとか言いながら食べたんだぜ、きっと。
ボクがこの草を好ましいと思う理由は、タンポポが地面にへばりつくようにして咲くのに対して、こちらのブタナは30cm~60cmもの長い茎をヒョロヒョロと伸ばしたその先に1輪だけ花を咲かせるってところ。
草むらで様々な植物に混じってひときわ高く伸ばした茎の先で揺れる黄色い花の風情ってのもなかなかいいもんなんだ。
この茎は花専用で、それも‶おひとり様用〟。
葉っぱは地面にへばりつくように放射状に生えているから、見ようによっては地面からいきなり茎だけが立ち上がり、その先端に花が咲いている感じ。
シンプルさが際立つのさ。
ちなみにタンポポはキク科タンポポ属でブタナはキク科でもエゾコウゾリナ属に属するらしく、大きく言えば遠縁にあたるようだけど家系が全く違うのさ。
で、変わった性質として午後4時半を過ぎると花は閉じてしまうんだそうだよ。
何だか ♫ 朝日の後に起きてきて 夕日の前に寝てしまう ♫ の南の島のカメハメハ大王の奥方を彷彿させて、そんなところもボクには好ましく感じられるね ♪
それにしても名前がなぁ…
草むらで他より抜きん出た高い所で揺れる黄色い花
こちらの仲間は比較的茎の背丈が短い
ボクの好みで言えばもう少し背高ノッポがいいな
近所の池と森の公園の緑がいよいよ濃くなってきた
若葉だった森はすっかり瑞々しさを増した青葉に代わりつつある
木漏れ日の道 ♪
ハンゲショウの群落
夏至を過ぎるころから葉の半分が真っ白に化粧したようになる
身体がメタリックのようにキラキラ光るオオカワトンボ 今年初めて見た
ハコネウツギ
ニワゼキショウが群れ咲いていた
*明日(11日)のブログは休みます。新聞には定期的に休刊日があるけど、わがブログの休みは数年ぶり ♪
大腸に出来た良性のポリープを取るためなんだけど、少し大きいので1泊しろとのご託宣に従う。
退院後が問題で、1週間も禁酒 !だって。
Wi-Fiのルーターは持ち込み禁止、病室からのブログ等の投稿は病院の規則で「ダメです!」と言われたので、ちょうどいい塩梅に久しぶりの朝寝坊を堪能しようと思う ♪
これから入院してきま~す。