朝起きてパソコンに向かい、つたないながらもブログを書く時、目覚ましと気付け薬を兼ねてウイスキーをなめつつ…を日課にしてきた。
ニッカの「竹鶴」とスコッチの「ラフロイグ」の2本を机の上に置いて…
これを小さなショットグラスにトクトクトクという小粋な音とともに注ぎ、香りを嗅いで目を覚まし、舌に乗せて喉を通過させてブルッという身震いとともに背骨をピンと伸ばす合図代わりにして頭を動かし始めたのだった。
この秘密のルーティーンが影を潜めたのは愛飲していた「竹鶴」がモルト払底によって販売中止になり、コロナが猛威を振り始めた時期と軌を一にしている。
代わりに何か別のルーティーンを見つけたのかと問われれば「湯を沸かし茶を入れて飲む」と言うところだろうか。
ウサギ小屋に茶室なんかあるわけもなく、かといって玉露を入れたり、上等な煎茶をすするわけでもなく、まぁ、基本紅茶のパックや一風堂のほうじ茶の茶葉をポットに放り込んで湯を注ぎこむだけの簡便なものだが、喉を通過するあの湯の熱さで気付け薬の代わりにしてきたのだった。
まぁ、そういうことだから白湯でも済むのだが、そこはそれ、色と香りはあったほうがいい。
やかんの湯が沸くまでの10分程度の間に歯を磨き顔を洗い…さて、今朝は何を書くか…などと一応、思案の真似事はしてみる。
今朝は久しぶりにラフロイグの栓を緩めてみた。
理由はない。単なる気まぐれ。
スコットランドの小島の蒸留所で作られるあの独特の味と香りは好き嫌いがはっきり分かれるところだが、ヨードの香りとその中にかすかに紛れ込んだ甘みは絶妙で、やはり欠かせない気付け薬だなと認識を新たにする。
こういう強烈な気付け薬を必要としなくなったことと、ブログのテーマは一致しているように思う。
つまり、怒りを感じながら書いてきたのはアベなんちゃらの事だったし、あの男が憲法を無視し、議会さえ無視して閣議決定の乱発と強行採決を繰り返すことに黙っていられなかった。
その怒りの切っ先を研ぐためにも、気付け薬は必要だったし、「竹鶴」と「ラフロイグ」は心強い同志だったのである。(大げさすぎるかしらん)
翻って……今の宰相のヘラヘラした間抜け面を見るたびに力が抜けてゆく。
「こうしたい」という確たる信念も、「政治家たるものかくあるべし」のような揺らぐことのない心棒も持ち合わせているようには見えず、フワァ~ッと思い付きでやっているとしか思えない姿勢を見せつけられるたびにずっこける。
しかし、やっていることはアベなんちゃらが後回しにして摘み残したものばかりで、そういう意味では黙って見過ごすことの出来ないことばかり。
いい加減目を覚まさなければいけないのだが…
大幅な防衛費増然り、原発再稼働容認に加えて新増設までも容認、少子化対策を始め、財源も決まらないままに打ち出す各種政策、テキキチコウゲキノウリョクって一体何なのさ…などなど。
これじゃまるでやりたい放題、食い散らかし放題の専制君主様だ。
こんなんでホントにいいんだろうか。ひょっとして、見えないところで国民の怒りのマグマってのはたまってるんだろうか。
いやっ、今の国民に怒りなんて期待する方がピントがずれてるってこと?
……ん?! 悪酔いしちゃったかしらん…
庭の隅っこにこんな花園が出来ている
ホタルカズラの小さな青い花に混じって薄いブルー、白、ピンクの釣鐘状の花が…
山の神は「植えた覚えがないわ」
ネットで調べるとイングリッシュブルーベルとかスパニッシュブルーベルにそっくり
ということで、特徴的にはスパニッシュブルーベルではないか…と
ホウチャクソウ
近所の尾根道から連れて来た
非招待客のペラペラヨメナ
こちらも非招待客のカンパニュラの一種