平方録

大当たりぃ~! って言ったって

アメリカの宝くじで7億5870万ドルの大当たりが出たそうである。

日本円に換算すると830億円になる……そうである。
と言われたって貧乏人のボクに現実的な数字は8万3000円とか、せいぜい830万円くらいまでで、それ以上はイメージすらわかない。
大体1億円の札束というものを見たことがないし、何かの余興でこいつを運ぶのはボストンバッグなのかそれともトランクかなどと騒いでいる馬鹿馬鹿しいテレビ番組を見たような気もするが、その結論さえ覚えていない。
そもそも縁がないんである。

「パワーボール」という6個の数字を当てるくじだという。
簡単に言えば6個の数字の組み合わせで当選番号が決まる仕組みのようだが、実際にはそう生易しいものではなさそうである。
何せ6個のうちの最初の5個は1から69の数字の中から選び、最後の1個についてはパワーボウルと呼ばれる1から26の数字から選ぶんだそうである。
従ってジャックポットと呼ばれる大当たりの出る確率は2億9200万分の1だそうだ。
だからなかなか当たりくじが出ないので、そのたびに賞金が繰り越されて高額になっていくそうである。

これまでの最高額は2016年1月13日に出た15億8600万ドルだという。今回の倍である。
しかし、これの当選者は3人いたので1人当たりの獲得金額としては今回が最高になるそうだ。
それにしても830億円とは非現実的な数字である。
キミならどう使うかね、などと尋ねられても答えようがないくらいである。

ボクの想像が及ぶ範囲と言ったら「毎日1億円ずつ使っても全部使い切るのに830年もかかるのかぁ~」とか「8億円使えば100年で使い切れるなぁ~」程度である。
しかし1日1億円使うって言っても、何にどう使えばいいかなどは皆目見当もつかない。
ハワイ辺りに別荘を買って、行き帰り用にプライベートジェット機を買い、パイロットも雇い…、なんてくらいか。ん? そんなんじゃぁ小せぇ小せぇって?
そうなるとホントに途方にくれますナ。

そこへ行くと貧乏人というのはあれが欲しいこれも欲しい、でもこれくらいで我慢しておこうなどと夢をはぐくみ、ついでに忍耐心も養えるのだから一石数鳥という訳で、実によくできている。
下手な苦労を背負いこむくらいなら…とは思わないけれど、まぁほどほどというか、分相応なところに落ち着くしかないようである。

20日が抽選日だった1等賞金が5億円のサマージャンボ宝くじを10枚買っておいたのを忘れていて、今朝当選番号と照らし合わせて見たが、300円当たっただけである。
そもそも宝くじというものは買わなければ当たらないのだから年末ジャンボなどをたまに気が付けば買うのだが1度10万円当たったことがあるだけで、それでボクのクジ運というものは使い果たしてしまったかのようである。

今朝はこれから円覚寺の日曜説教坐禅会に出かけてくる。
横田南嶺管長の法話がある。8月は奇数日曜日が休みだったので2回目である。その後…
えぇい! 坐禅じゃぁ~!
心頭を滅却し、煩悩を絶つんじゃぁ~! 









東洋のマイアミビーチとかつては呼ばれ、長い砂浜は砂が見えないくらいに人で埋まった湘南海岸だが、その中心である片瀬西浜は東浜とともに閑古鳥が鳴くばかりである=24日


湘南の海も秋の気配か
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