大雨洪水警報が出されるほどの豪雨に見舞われたかと思えば午後3時過ぎには青空が広がり、ヤレヤレと胸をなでおろしていると一転雷鳴とともに再び雨が降り出し、今度は虹まで現れる…
そんな目まぐるしい気象変化から一夜が明け、打って変わって抜けるような青空が広がった昨日の日曜日、甲羅干しと有酸素運動を兼ねて午前9時半には自転車で家を飛び出した。
先ず向かったのは長谷の大仏さん。
ここに行こうと決めたのは、もちろんコロナ平癒を祈願するため。
不信心ものではありますが、困った時の神様仏様頼み。日本国民になり替わり、いや、世界中の人々のために鎌倉を代表する仏さまの前でお願いするのだ。
拝観料300円とお賽銭10円の計310円がいわば祈祷料だが、金額の問題じゃァないだろう。
要は真剣な祈りが出来るかどうかだ。
いや、仏さまというものは、こちらの堕落など端からお見通しで、そんなことには頓着なさらぬ。
手を合わせ、頭を下げてくるだけでも広いお心で我らをお救い下さるはずだ。
坐禅会はもちろん法話を聞く会や恒例の夏期講座など、人が集まる行事が軒並み中止になっている北鎌倉の円覚寺では横田南嶺管長が「『祈り』新型コロナウイルスの収束を願い」(こちら)と題するビデオを作りネットで公開し始めた。
坐禅の前と後に唱えるお経で「延命十句観音経」と「延命十句観音和讃」の2つ。
「延命十句観音経」
観世音 南無佛
與佛有因 與佛有縁
佛法僧縁 常楽我浄
朝念観世音 暮念観世音
念念従心起 念念不離心
「延命十句観音和讃」
大慈大悲の観世音
生きとし生けるものみなの
苦しみ悩みことごとく
すくいたまえといのるなり
苦しみのぞきもろともに
しあわわせいのるこころこそ
われらまことのこころにて
いのちあるものみなすべて
うまれながらにそなえたり
ほとけの慈悲の中にいて
むさぼりいかりおろかにも
ほとけのこころ見失い
さまようことぞあわれなる
われら今ここみほとけの
みおしえにあうさいわいぞ
おしえを学ぶ仲間こそ
この世を生きるたからなり
われを忘れてひとのため
まごころこめてつくすこそ
つねに変わらぬたのしみぞ
まことのおのれに目覚めては
清きいのちを生きるなり
朝に夕べに観音の
みこころいつも念ずなり
一念一念なにしても
まごころよりはおこすなり
一念一念観音の
慈悲のこころを離れざり
ボクも出来る限り付き合ってお唱えしようと思う。
10:03 大仏の門前に人影はない
普段は午前9時の開門だが、外出自粛要請が出されて以降、10:00開門に変更され、拝観できる時間が短縮されている
門をくぐるとお顔の一部だけがのぞいている
普段だとこの境内は記念写真も撮りづらいほど観光客らでぎっしり埋まるのだが…
結局、若いカップル2組とこの男性だけが先客で、ガランとしていた
一刻も早く乗り越えられますように
お願いします
普段は観光バスで大渋滞が引き起こされる大仏前に車はまばらで、海沿いの国道134号に出て一気に稲村ケ崎へ
松の額縁で縁取った雪化粧した富士山と江の島のこの景色はボクのお気に入り
国道沿いの駐車場はどこも閉鎖中だが、そんなことになっているとは思いもしない「世田谷」「練馬」「足立」や「川崎」「相模」「所沢」果ては「水戸」なんてナンバーを付けた車が渋滞を引き起こしていた
まっ、この天気だからね
でも外出自粛要請はもはや全国規模だからな
前日に吹き荒れた嵐の余波で適度な波が立ち、サーファーは喜んでいたと思う
東洋のマイアミビーチとうたわれ片瀬西浜はごらんの通りの人出
新江ノ島水族館は休館中だからここに来ても水遊びしかできないけれど…
この人出は5~600m先の引地川河口付近まで続いていた
江ノ島に渡る橋の上から
午後は妻の散歩に付き合い富士山を眺めたが、頭だけ…
昨日は初夏
今日は打って変わって夜明けと同時に冷たい雨が落ちてきて冬に逆戻り
こたつのシミに逆戻りじゃわい