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平方録

「雨男」と「晴れ女」対決♪

小3の若に付き合って伊豆下田で1泊してきた。

若の父親が大型連休中仕事で休めないので、せめて世間並みの旅気分を味わわせてやりたいという母親の願いもあって実現した。

当初は山の神だけが同行することになっていたが、ホテルの女性用の大浴場には8歳の男の子は入れないことが分かり、「仕方なく入浴要員として」参加することになった。

汗水たらして働いている父親には気が引けるが、まぁ、この場合はしょうがないか…と言う気持ちである。
ボクの場合も仕事柄、ヒトが休んでいるような時こそ…と言うところがあったので、子供達には随分寂しい思いをさせた。
父親としては時としてそういう貧乏くじを引かされるような役回りなのも致し方ない。
それにしても若は風呂を嫌がらないのは感心で、夕食後「じいじ、温泉に入ろうよ」と誘われたほどである。
幸い大浴場は空いていて、プルー代わりに泳ぎだしたりして大いにはしゃぐところは、やはりガキである。
家の風呂では絶対できない相談で、のぼせるまでバシャバシャやっていた。
それが楽しかったのか、寝る前も「明日の朝もお風呂に行こうね」と誘うので、少し驚いたが、翌朝6時にメールが届いて「おはよー。ぼくはおふろいかないからじいじひとりでいってきて。」と書いてあった。
さすがに眠い目をこすってまでの風呂好きじゃなかったようである。
まっ、それが子供と言うものだろう。 
 
ところで、今回の度は見所がもう一つあった。
若が強烈な雨男で、これまで何度か旅行に出かけるたびに、大雨や台風に見舞われて来たそうで、それは母親も呆れるくらいの強烈さだという。
片やわが山の神はこれまた神通力抜群の晴れ女。
とにかく台風が来ていても、彼女が進むところは雨が降り止むどころか、一時的ではあっても青空さえ広がるのである。
これはもうキツネにつままれたって、こんなことは起こらないだろうというくらいスゴイ。
その両強豪の対決がまさに実現した。
その結果は初日は下田の駅を降りた途端、極細かな雨がパラつく手前の「パ」程度顔に当たったが、それもほんの数秒の出来事で、それ以外は太陽は出ないが雨も落ちてこないという「引き分け」。
2日目は朝の内は雲が少し優勢だったが、雨の心配は無く、昼前にはきれいに晴れたので「ばあばの1本勝ち」。
2日間を通してみれば、1本勝ちに限りなく近い近い「技あり」で、ばあばに軍配が上がったのでありました♪
まぁ、ボクもばあばほどではないものの晴れオトコの部類なので、若は分が悪かったはずである。
どうだ若、思い知ったか♪
 
 

下田までの電車の中はずっと、どんよりした空の下


特急踊り子3号で伊豆急下田駅到着

昼ご飯を食べた寿司屋の小上がりの衝立に開いたギザギザの穴が気に入って、何度もくぐり抜けて遊ぶ
 
昼飯後はロープウエーで寝姿山山頂へ


岩を割って生えているクスの木だそうで、一周すると活力を得られるとか
一応、一周してみた



ペリー艦隊の黒船は、真ん中に見える出ベソのような島の内側に錨を下ろしたそうな
 
ホテルの部屋からの眺望


夕食のメーン料理は伊勢海老とキンメダイのブイヤベース


翌日、ホテル直下から波打ち際の遊歩道を30分ほど歩いて水族館へ向かう

ん? 前方にあるのは…まさか河童じゃ…
なかなか味わい深い遊歩道で、なぜか料理本のミシュランにも登場する評価の高い遊歩道だそう


「目」は意図的だろうけど…
 

猫サメの裏っ側をベロ~ンと


獰猛なウツボを抱っこしているっ!


御馴染み イルカショー






2日目の昼ごはんも刺身
前日のすし屋もこの昼食も正直言って期待外れ ありふれた刺身だった
相模湾の魚を食べているという意味では、ふだんわが家で食べている魚と同じものを食べているわけだが、刺身も含めてわが家で旬のものを買って来て食べる方がよっぽどオイシイ
 
湘南ボーイのボクの目標はペリーさん、あなたです♪


テクテク下田の街に近づいてきた


ペリーが上陸して行進したというペリーロード


川沿いの歴史を感じさせるなかなか良い道である
 

来るときとは打って変わって青い空が広がった1日でありました♪
 
 

コメント一覧

平方録
孫たちは運動会や遠足の前の日になると山の神のところにお賽銭を握り締めてやってきますよ。
なんと言っても、経験あらたかですから。
下田は確かにさびれていますね。
ちょっと遠いですからね。
同じ湾に面していても、東端の三浦半島の三崎までは1時間もかかりませんから、チョイと新鮮な魚を調達に…ってことも気軽のできますが、西の橋の下田となると、そう簡単じゃありません。
その代わり、景色は伊豆半島に軍配ですね。
西伊豆に別荘が欲しい。宝くじ買わなくちゃ。
アミ
晴れ女、面目躍如ですね! 素晴らしい!🌸
パパさんの代わり、お疲れさまでした。
若さんにはいい思い出ができたことでしょう…。
50歳を過ぎた息子でさえ、爺との思い出話は、大好きで、今でも、嬉しそうに話します。
下田も、ちょっと、さびれましたか…。
どうも、伊豆半島は、伊東から先は不便ですものね~。
ましてや、相模湾のふんだんな魚介類に慣れていらっしゃる、口の超えた方々には、物足りないかもしれませんね。
でも、ジジババとの思い出旅行は宝物になることでしょう。
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