聞こえる右耳を下にして寝てしまったせいか、目覚ましラジオに気付かず、ベッドから抜け出せたのは16分遅れの4時16分。
辺りが明るくなってきているのに気付いて慌てて起きた。
東側の部屋の窓の雨戸をあけると、東の水平線の雲はまばらで言葉で表現するなら「晴れている」。
白んできているどころか、明るい光が生まれていて、すぐにでも太陽がぽっかりと顔のぞかせそうでもある。
昨日、関東甲信越地方は九州や四国などを追い抜いてサッサと梅雨入りしてしまったので、このピーカンは想定外と言っていい。
天気予報サイトを開いて確かめると、晴れマークがついているのは4時台のみ。あとはずら~っと木曜日まで曇りマークがひしめいているから、この気持ちのいい朝も時間の問題らしい。
束の間であっても、ほとんどの人が寝ている時に清明な朝の太陽の光を浴び、雨上がりの清冽な空気を胸いっぱいに吸い込めるというのは、一人占めの気分も加わって、ことのほか得した気分である♪
気持ちいいのか、ホトトギスがしきりに「キョキョキョキョ」と甲高い鳴き声を響かせている。
他の鳥はホトトギスの鳴き声に遠慮でもしているのか、沈黙のままなのが実に不思議。
いやっ、ホトトギスが鳴き声が止んだと思ったら、スズメの鳴き声と遠くからカラスの間の抜けた鳴き声が聞こえて来た。
チュルチュルと優しく鳴く声は誰のものか…
梅雨入りを説明していた気象予報士が「梅雨明けは?」の質問に、「早いでしょう!」と間髪入れず、やけに自信ありげに答えていた。
その通りなら7月早々にも梅雨が明けると信じたい。
大好きな本格的な夏がやって来るのも近いということ。
嬉しいご託宣じゃないの。信じよう♪
それまでに椎間板ヘルニアともサヨナラ出来ているだろう。
4:43の東の空
朝日に輝く「空蝉」の二番花たち
早朝は空気が動いていないので花が放つ芳香がことのほか強く、花に近づくだけで得も言われぬ良い香りに包まれる♪
1本の茎からこんなにたくさんの兄弟姉妹たちが…