いつものように午前4時に起き出してベランダに出て見ると、周囲の低い山がぼんやり霞んでいて、手すりが濡れている。
ん? 今日は曇りの予報だったっけ…? 雨まで降ったのか? 床は濡れていないのに…と首を傾げつつ、空を見上げれば大きなオリオン座が浮かんでいるし、星がそこそこ見えている。
と言うことは、霧? それとも靄?
ネットで違いを調べてみると、霧は「大気中の水蒸気が水滴となって浮遊し、視界が悪くなる気象現象」で「水平方向で見通せる距離が1km未満」を言うそうだ。
これに対して靄も霧同様、「大気中の水蒸気が水滴となって浮遊し、視界が悪くなる気象現象」は同じだが、「水平方向で見通せる距離が1km以上、10km未満」とあるから、霧の方が視界が悪いことになる。
じゃぁ、今朝の状態はどっちなのか…
「東の方向は霧」で「西の方角は靄」だった、なんてことがあるはずもなく、比較対象が出来ないものだから悩むが、視界がそれなりに効いたところから判断すれば「靄」だったんだろうと思う。
日常的に「あれっ、なんか靄ってるな…」などと感じることがままあるが、濃い霧が出ていれば感想も違ってきて、言葉より先に「!」と言う感嘆符が飛び交うものだが、それが無かったもの。
と言うことで「今朝は靄っておりました」♪
こういう日はきっと普段に増して暑くなるんだろうな。
ちなみに、冒頭使った「霞んで」の霞とは「空気中に水滴、ちり、煙などが浮かび、白っぽくなったり、ぼんやり見えたりする現象」で、「気象用語ではなく文学的表現」だそう。
散歩道の崖に赤紫色のコマツナギが咲き出して風に揺れていた
和名は「駒繋ぎ」と言う意味で「葉が馬の好物で、その場から離れなくなってしまう」から、と言う説が有料だそうだ
花が咲いている茎の下の方では既にさやが出来ていて、タネが実っているようだ
…と言うことは、もうずいぶん前から咲いていたということのようだが、見落としていたらしい
崖から垂れて風にゆらゆら揺れながら咲いている
しかもこんなに生い茂っているのだから、もっと早く気がついてもよさそうなものだが、どこに目が付いているんだか…