今朝4時過ぎ、外はまだ真っ暗なうちに起き出してベランダに出てみると、意外なことにほんわかとした空気に包まれていて、裸同然の格好でもちっとも寒くない。
ん?…確か天気予報によれば、今日火曜日の南関東は15℃くらいまで一気に気温が低下しそうだといっていたのに…
予報を調べなおすと、確かに気温は低下するが、それは夕方以降のことで、朝のうちはまだ前日の空気が残っていて当地の午前4時台はまだ24℃をキープしているということらしかった。
ほんわかした空気が残っているわけだである。
室内に戻り、部屋の温度を確かめてみても27℃もある。
というわけで、ただいま半袖と短パンの"夏の制服"でブログを書いておりまする♪
ところで、気温を知るために覗く温度計。
ボクはつい数年ほど前までは「寒暖計」という名詞を使っていた。
ところが気が付くと、テレビのニュースも含めて日常的に寒暖計という単語はあまり聞かなくなり、変わって「温度計」が主流を占めるに至ったように思う。
はて、意味が違うのか、それとも単なる"流行り"なのか。
それでググってみると…
いるんですなボクのような疑問を抱くヒマ人が。
ネットによれば温度計は「温度を測定する計器。液体温度計、気体温度計、抵抗温度計、熱電温度計、放射温度計、超音波温度計などがある」と記述されていた。
片や寒暖計は「温度計のうち、人間の感じる寒暖の範囲内の温度を測定するように目盛りを設定したもの」とある。
なるほど…
ということは、時計などと一緒に組み込まれたデジタル表示のものは温度計で、細長いガラスの管の中に銀色の水銀や赤く染められた液体が入っていて、ガラス管の両脇に細かな目盛りが刻まれているやつが寒暖計ってわけか。
わが家にもこの赤い液体が細いガラスの管の中に入って、木製の台に取り付けられた寒暖計が壁にかかっていて、なぜか現役で温度変化を知らせてくれている。
これがいつから壁にかかっているものか、記憶がないが、とにかく古いものであることは間違いない。
そして、細長い管の中に閉じ込められて上下動を繰り返しているあの赤い液体の正体はと言えば、"灯油に赤い色素を混ぜたもの"だというからびっくりである。
そんなもので気温の変化が計れるということも初めて知ったし、それがいまだに正確に働いて温度表示を続けているのだから、大したものだと思う。
最後にもう一つ。
つまり、日常生活では「寒暖計」で十分で、南極じゃあるまいし、マイナス60℃なんて気温とは縁がないのだから「温度計」である必要はないということになる。
もっとも、昨今の温暖化を考えると、高温の方はどこまで伸びるのか天井知らずのゆえ、念のため、50℃以上の目盛りを用意した温度計の出番があるやもしれぬということになるのだろうか…
「明日の最高気温は55℃の極超猛暑日です。ヤケドしないよう外出は控えましょう」なんて天気予報が出される日も遠くない?
近所の田んぼ脇に咲くマンジュシャゲ