オレのブログ

ロックとイラストの大好きな、社会の底辺にいるチンケな一青年のブログです。
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E・ヴァン・ヘイレン訃報にヘイガーら悲しみの声

2020-10-07 22:07:31 | ロック

E・ヴァン・ヘイレン訃報にヘイガーら悲しみの声


gooニュース
https://news.goo.ne.jp/article/nikkangeinou/entertainment/f-et-tp0-201007-202010070000184

2020/10/07 09:58

米ロックバンド「ヴァン・ヘイレン」のギタリストとして活躍したエディ・ヴァン・ヘイレンさんの訃報に、ネット上では音楽仲間や国内外の多くのファンから悲しみの声があがっている。

同バンドの元ボーカル、サミー・ヘイガーはツイッターを更新。エディさんに肩を抱かれたツーショットをアップし、「心が痛んで言葉が出ない。家族に愛を込めて」とつづった。

ブライアン・アダムスは、エディさんと一緒にギターを楽しむなど笑顔のツーショットを複数アップし、「さようなら 安らかに」と追悼。ビリー・アイドルもエディさんとステージで共演した写真などをアップし、「ギターの伝説、エディ・ヴァン・ヘイレン、安らかに。私たちはあなたがいなくて寂しいです」と哀悼した。

ヴァン・ヘイレンと同時期にデビューし、80年代を代表するロックバンド、デフ・レパードの公式ツイッターは「伝説の死を聞いてとても悲しい。あなたがいなくなると寂しくなります」とコメント。また、エディさんと並び、ギター奏法に革命をもたらしたイングヴェイ・マルムスティーンは「悲惨なニュースを聞いた...絶対的な巨人の一人が亡くなった。彼は私を含む全世代に影響を与え刺激を与えました。彼の遺産はいつまでも残るでしょう。エドワード、安らかに」と追悼した。

また、XJAPANのYOSHIKIも、エディさんの訃報記事を貼り付け「安らかに」とツイート。ミュージシャンでもあるタレントのつるの剛士は「信じません」と、ショックをにじませ、ダイアモンド☆ユカイは「静かに召されていったロックギターの革命児エディよ 永遠なれ。ご冥福をお祈りします」と悼んだ。

エディさんは、がんを患い闘病していた。65歳だった。

 ヴァン・ヘイレンはアルバム一枚も持っていないが(ファンの皆様ごめんなさい)、亡くなったのは残念だ

 

 『バック・トゥ・ザ・フューチャー』でも出てたし、「タッピング奏法(ピッキングする指にフレットを当てて鳴らすいわゆる「ライトハンド奏法」だが、これはどうやら和製英語で正式名称はタッピングという。左利きだったらライトハンドにならねーし、オレ左利きなんで、な)」で有名なギタリストだが、そんな人が亡くなったニュースを聞いて、本当に残念だよ

Eddie Van Halen - Eruption

 

 マイケル・ジャクソンの「Beat It」は有名だが、初めて聴いた時はすげぇ格好良くてノリノリになってたんだったなぁ

Michael Jackson - Beat It (Official Video)

 

 お悔やみを申し上げます


自殺で迷惑するのはその人自身だけではない

2020-09-27 14:43:08 | ロック

 朝起きて直ぐに衝撃的なニュースが入り込んできました

竹内結子さん死去 40歳 所属事務所が発表「所属タレント、社員は驚きと悲しみで呆然」

gooニュース
https://news.goo.ne.jp/article/sponichi/entertainment/sponichi-spngoo-20200927-0156

2020/09/27 13:02

 女優の竹内結子さんが死去した。27日、所属事務所「スターダストプロモーション」の公式サイトで正式に発表した。40歳だった。

 「関係各位並びにファンの皆様」として、「本日9月27日、弊社所属の竹内結子(享年40歳)が、自宅で亡くなりました」と報告。「日頃よりお世話になっている関係者の皆様、応援して下さっているファンの皆様に、この様な辛いお知らせを申し上げることになり、あまりに突然の出来事で所属タレント、社員は驚きと悲しみで呆然としております」と伝えた。

 詳しい状況については「現在確認中です」としている。

 竹内さんは、1980年(昭和55年)4月1日、埼玉県生まれ。中学卒業後に東京・原宿でスカウトされ芸能界へ。96年、フジテレビ系「新・木曜の怪談Cyborg」での女子高生役でドラマデビューした。99年にはNHK連続テレビ小説「あすか」でヒロインに抜てきされ、01年のTBS系「白い影」の看護師役でも人気を博した。

 02年にフジテレビ系「ランチの女王」では「月9」に初主演。03年に映画「黄泉がえり」、05年映画「いま、会いにゆきます」などで日本アカデミー賞優秀主演女優賞を3年連続で受賞した。10年にはスペシャルドラマ「ストロベリーナイト」初の刑事役に挑戦。CMなどでも人気で、食品や医薬品、化粧品の分野で数多く出演した。

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 竹内 結子さんは名前ちょっと聞いた程度なんですが、自殺で亡くなられたニュースはショックを覚えた……

 木村 花さんや三浦 春馬さん等、今年に入って芸能人の自殺が続出した事でかなり騒ぎになったし、彼等が自ら死を選んだ事で悲しみに明け暮れるファンも多い

 

 ロック界でも自ら命を経ったアーティストが何人か居る

 カート・コバーンクリス・コーネルがそれだ。カートもクリスもスターダムには立てれたものの、苦しみから逃れれずに結局最後自分で命を絶ちました

 

 確かに自殺したい彼等の考えは分かります。私も去年辺りに酷い鬱に襲われて、生きていく意味を感じれなくて自殺を考えました

 だけど、残された人達の事も考えて欲しい。自分は楽になれるのでしょうが、いきなり死なれて残された家族や事務所、ファンとかの周りの人はショックを受け、暗い影を落としてしまう事になるのです

 精神科に通うか周囲に相談するか何かして、自殺しないで済める方法を考えてください


伝説の終焉?

2020-09-21 12:28:25 | ロック

 「Smoke On The Water」や「Highway Star」、「Black Night」で有名なハードロックバンド Deep Purple。

 今年の8月に新作『Whoosh!』をリリースし、このアルバムで最後にすると宣言していますが、収録曲の「Nothing At All」のPVが出て、今までのパープルと違うセンチメンタルな楽曲で思わず涙したよ

Deep Purple "Nothing At All" Official Music Video - New album "Whoosh!" out now

 この「Nothing At All」を聴いて、本当に終るんだなぁと思い、なんだか切なくなってきます

 そう思うと、ディープ・パープルもいろいろあったなぁ。音楽性の変遷や、それに伴うメンバー達の脱退劇。メンバー同士の不和も起こっていて、人間関係がすっかり悪くなったメンバーも居るくらいだからなぁ

 現メンバーのイアン・ギラン(Vo)とロジャー・グローヴァー(B)も、確かに『Machine Head』や『In Rock』等で凄い有名になったけど、1973年に首にされて、『Perfect Strangers』まで戻って来れなかったんだよなぁ。そのイアン・ギランも『The House Of Blue Light』でまたクビにされたけど

 ディープ・パープルの主力メンバーにリッチー・ブラックモア(G)とジョン・ロード(Key)、イアン・ペイス(Dr)の3人が挙げられるけど、リッチーは75年に一度脱退して、『Perfect Strangers』でまた戻ってきたけど、『The Battle Rages On...』での人間関係の悪化でまた脱退し、ペイスと共にパープル・サウンドの屋台骨を築いて常に一緒に行動していたロードも、『Abandon』を最後に脱退し(高齢に伴う健康上の理由で脱退した事になっているが、ギランとグローヴァーと対立したのが原因という話もある。ギランだけ見ても2度もクビにされた経緯があるし、札幌の公演も見に行ったけど、『Abandon』の曲をやらなかった事やアンコールがなかった事から、対立が原因で追い出されたという話も真実味が帯びてくる)、グローヴァーがレインボー時代の馴染みだったドン・エイリー(Key)が加わって、最初から最後までブッ通しで所属したメンバーはペイスのみになってしまいました

 「イアン・ギラン/ロジャー・グローヴァーと対立した」と言われるジョン・ロードの脱退劇ですが、でもリッチーほど悪くなく、2009年4月15日に行われた東京国際フォーラムのコンサートでサプライズゲストに招かれ、ロードは2012年に亡くなってしまいましたが『Now What?!』で彼を追悼する等、ロードとの関係は良好だったと伺えます

 レインボー時代の馴染みのメンバーでジョー・リン・ターナー(Vo)も居たんだけど(ドン・エイリーとも一緒にいた事がある)、オラオラ系性格が仇になってしまってか、同じレインボーのロジャー・グローヴァーや中立的なジョン・ロードやイアン・ペイスまで敵に回してしまって、現在も対立状態にあるんですよねぇ

Deep Purple - King Of Dreams ( 1990 )

 4年も一緒にやったジョーとロジャーだが、久々に会ったジョーがあまりの激しく変貌してて、ロジャーも動揺が隠せなかったでしょう。ブラックモアズ・ナイトで活躍してたリッチーの『BURRN!』のインタビューで「ジョー・リン・ターナーが歌う“Can't Let You Go”は素晴らしい。まさに最高のヴォーカルだ。信じられないほど素晴らしいヴォーカリストだったが、あらゆるドラッグに手を出して素晴らしい声が失われていった」と証言しており、これが本当だったら『Slaves And Masters』の対立も頷けれるだろう。パープルは一度ドラッグ中毒者をメンバーに入れた事があり、グレン・ヒューズとトミー・ボーリンはドラッグにハマってたが為にバンドの機能を損なわせてしまい、1975年12月15日の日本公演のザマも主な原因がドラッグと言われる程深刻な問題を抱えていた。ジョーのドラッグ中毒も『Slaves And Masters』で現れてるだろうが、トミー・ボーリン在籍の第4期の当事者だったロードとペイスはそんなジョーを見限るようになり、『The Battle Rages On』での解雇に賛同するようになったのかもしれない。

 イアン・ギランは、大酒のみで酔っている間は手が付けれないほどの暴れん坊らしいが、そんなギランがマシに思えるほどジョーのドラッグ中毒が深刻で、「ギランを首にしたのが間違いだった……」と思えてしまう程、『Slaves And Masters』のセッションは酷かったと簡単に予想が付いてしまう

 リッチーは更に「あの素晴らしい声は、彼自身がクールだと思っていた事によって失われてしまった」と綴っていますが、男性としての歪んだ成功像に取り付かれたら、人間ああいう風に情けなくなると思ってしまう……

 

 ジョーが解雇されたことで、リッチーはディープ・パープルに見切りをつけるようになり、1993年にまたもや脱退し、ジョー・サトリアーニのヘルプを受けながらも、後任にスティーヴ・モーズ(G)を加え、ドン・エイリーも加わってディープ・パープルは現在安定した状態にありますが、私自身も『Abandon』でディープ・パープルはまだやれる、イアン・ギランのしぶとさを再認識したんです。リッチー時代と比べてキラーリフが無いのが『Abandon』の欠点だけど、ヘヴィさは増して、安定して聞けるレベルにまで回復してます。

 宇宙服ジャケットが印象的な『Whoosh!』がラストアルバムと宣言したパープルだが……

 前の『Infinit?』で「このアルバムで終る」と宣言して、結局最後にはならなかったんじゃん!

 確かに「The Surprising」のPVはラストアルバムを前提に作ったって分かるよ

Deep Purple "The Surprising" Official Music Video - "inFinite" Gold Edition OUT NOW!

 でも、『Infinite』では最後感が感じなかったか、『Whoosh!』を制作するようになり、そしてラストらしいアルバムが出来上がりました

 今回も「伝説、終焉」と謡っていますが、どうせまた新しいアルバムを作るでしょう

 それはそれでいいのですが、せめて『The Battle Rages On...』のような情けないアルバムは作らないで欲しいと願う所

 あれはあまりにも酷い……

 ギターもヴォーカルも迫力が無くて、とてもじゃないが聴けたもんじゃない(好きな人は好きだけど、オレはこのアルバムはどうしても聴く気になれない)

D̲eep P̲urple – T̲he B̲attle R̲ages O̲n... (Full Album)

 リッチーのギターもやる気が無くなってて、人間関係の悪さが伺えるぞぉ!

Deep Purple - Anya (from Come Hell or High Water)


Down To Earthをレビューする

2020-09-08 20:57:31 | ロック

 サントリーのペンギンCMを久しぶりに見たが、そのおかげでお酒がらみの強いあるアルバムに強い関心を抱くようになった。

 ロックと酒の関係はまさに密接なものだが、そのアルバムは酒との関係が特に強いものです

 リッチー・ブラックモアズ・レインボーの『Down To Earth』

 ロニー・ジェイムス・ディオが脱退し、グラハム・ボネットを向かえたブラックモアズ・レインボーは、これまでのと打って変わって現代的な歌詞が前面に出て、そして最もハードでヘヴィなハードロックアルバム『ダウン・トゥ・アース』が誕生した

 

 このアルバムの凄さといえば、演奏メンバーである

 編成は

リッチー・ブラックモア(ギター)

グラハム・ボネット(ヴォーカル)

ロジャー・グローヴァー(ベース)

ドン・エイリー(キーボード)

コージー・パウエル(ドラムス)

 の5人

 代表曲は「オール・ナイト・ロング」、「ロスト・イン・ハリウッド」、「シンス・ユー・ビーン・ゴーン」なんですが、特に有名なのが「シンス・ユー・ビーン・ゴーン」で、なんだかギャルゲーか何かにも通じるセンチメンタルなポップロックで、全英チャート6位とレインボーのシングルでは一番売れた代表曲なんですよね。この頃のレインボーはアメリカ市場を意識するようになり、前作の『バビロンの城門』で現代的なポップロックへとシフトするようになったんですが、ロニーはそうした路線に反発するようになり、結局脱退してしまう事になってしまった。ちなみにコージー・パウエルもこの曲を嫌っているらしく、リッチーと入れる入れないの揉め事に発展したそうです(リッチーは脱退後コージーを一度も褒めていないと言うのですが、この曲がきっかけだったんでしょう)

Rainbow - Since You've Been Gone

 ロニーはその後ブラック・サバスに加入して、『ヘヴン・アンド・ヘル』を制作しますが、ブラック・サバスの方がフィットしてしまっているか、脱退してDIOを組んだにせよ92年に戻ったりと、オジー・オズボーンに次いでサバスファンから親しまれているロックシンガーと成長してしまったんですよねぇ

 リッチーはその後PLAYER誌にて『バビロンの城門』に絡んだ特集としてインタビューを受けたのですが、彼は「ロニー・ディオとはもうスタジオに入ることは無い」と言い切っちゃって、ハードロックとの決別を表明してたんです。最も、リッチーは過去の成功に酔いしれると言う事にはならず、自分の信念を貫く為か、様々なヴォーカリストを雇いながら音楽的な前進を常に続けているんですよね。しかもこの発言を行った時は、ブラックモアズ・ナイトと言うアコースティック形のユニットを組んでいて、ハードロック路線から殆ど脱却してた時期です(ブラックモアズ・ナイトでもハードロックはあったのですが、一枚に付き1~2曲程程度に留めているし、歳なのかハードロックには限界を感じていたんでしょう)

 

 話をレインボーに戻すと、ロニー・ジェイムス・ディオが脱退した事でヴォーカリストは空席になり、一時はイアン・ギランを雇おうとしたが踏みとどまっており、そこで新たにグラハム・ボネットを向かえて、レインボーは活動を続けました。

 もう一曲、レインボーはシングルを発売しますが、次の「オール・ナイト・ロング」はオリジナルで(前作の「シンス・ユー・ビーン・ゴーン」はラス・バラードのカヴァー)、ブラックモアとグローヴァーの、ディープ・パープルの作曲コンビが書いたこのナンバーは、低音の効いたハードエッジなギターリフと重くのしかかるドラムとベースが特徴的で、レインボーといえば必ずと言って良いほど挙げられるナンバーです。俺も『ダウン・トゥ・アース』の中でこの歌が一番好き

Rainbow - All Night Long

 

 で、ペンギンCMで何故レインボーの『ダウン・トゥ・アース』?!と思うでしょうが、実は『ダウン・トゥ・アース』のナンバーの歌詞には酒の事が書かれたものがあり、「オール・ナイト・ロング」と「ロスト・イン・ハリウッド」の歌詞に「ワイン」や「スコッチ・ウィスキー」と言った酒の名前が出ていて、かなりアルコールを好んでいたような歌詞だったんです

 「ビール」は出てなかったが、その頃のグラハムはビールが好きならしく、良く飲んでいたそうです。しかし、歌詞を覚えれない、等のトラブルが絶えず、自分もやばいと自覚したか、現在は禁酒しています。

 「ペンギンズ・メモリー 幸福物語」と言う映画があって、ちょっとは見たのですが、アメリカンナイズされたストーリーに「ちょっとなぁ…」と違和感感じており、勧めていいのかどうかが微妙なんですよね

 俺がペンギンアニメの映画を作るとしたら、舞台はイギリスとかドイツ、チェコのようなヨーロッパの街が舞台で、貧しい労働者のペンギン達が一番楽しみにしている娯楽―ロックンロールに深けながら一日を過ごしていく、と言うストーリーにします

 世界中の抱える問題を、ロックンロールの曲と共に見つめていく、と言うストーリーですが、酒のCMキャラクターの映画なんで、酒飲みロッカーの曲を重点的に選び、ジョン・レノン(ポール・マッカートニーやジョージ・ハリソンは70年代から禁酒しているそうですが、ジョンはその後も酒を飲み続けていたそうで、それは死ぬまで続いたそうです。リンゴもジョンの死後の80年代、アルコール中毒で悩まされていたそうですが)、レッド・ツェッペリン、ザ・フー(こいつ等の事だから酒場メチャクチャにして出入り禁止にされそう。事実、キース・ムーンは問題行動から殆どのパブから出入り禁止にされてました)、エアロスミス、ガンズ&ローゼズ、ザ・ドアーズ、メタリカ、と、酒を良く飲むロッカーのヒット曲を取り扱いたい。

 飲んでるかどうか分からないが、CMソングを担当した松田 聖子の「Sweet Memories」も取り込もうと思っているし、更には酒を売っているキャラクターの「ティファのテーマ」も入れたりと、ジャズやゲーム音楽も混ぜた、そういうカヴァー曲集のアルバムと映画を作りたい、そう思っています(実現は不可能ですが)

懐かしのCMサントリービールペンギン編

【WOFF】 第11幕 リディア&ティファ登場!炎の谷 【ワールド オブ ファイナルファンタジー】

 そのカヴァー曲のリストの中にはブラックモアズ・レインボーの曲も入っていますが、取り扱うのは当然グラハム・ボネット期のナンバーで、「オール・ナイト・ロング」と「ロスト・イン・ハリウッド」は先ず挙がる。そのグラハムの好きな酒にビールも上がっている、パピプペンギンズの映画を作るとしたら、先ずグラハム期のナンバーは入れます

 

 ブラックモアズ・レインボーには大まかに5つの時期に分かれていますが、ロニー・ジェイムス・ディオがヴォーカルのロニー・ディオ期と今作のグラハム期、ジョー・リン・ターナーがヴォーカルのJLT期、ドゥギー・ホワイトがヴォーカルの再結成期、そして今のロニー・ロメロのブラックモアズ・ナイト中(ドゥギー・ホワイトがまだレインボーにいた時点からブラックモアズ・ナイトは始まっていますが、アルバム『Shadow Of The Moon』が発表された直後に解雇されてしまった為、再結成期とブラックモアズ・ナイトの線は別れてします)期でしょう

 そのロニー・ディオ期の主力のコージー・パウエルと、JLT期主力のロジャー・グローヴァーが一緒にいたたった一枚のアルバムが『Down To Earth』で、コージーのパワフルなドラムとロジャーのロックベースが同時にいるというメチャクチャ豪華な編成になっています

 更にキーボードにドン・エイリーがいますが、この人は現ディープ・パープルのキーボーディストで、ロジャー・グローヴァーとはこの頃から縁があり、「Eyes Of The World」でドンのキーボードとピアノは、現在のディープ・パープルにも繋がっているといっても過言ではありません(とは言っても、『Bananas』以降のディープ・パープルは殆ど聴いていませんが)。

ディープ・パープルの今年出た新曲"Man Alive" 

この頃からロジャー・グローヴァーとドン・エイリーが絡んでいたんですが、まさかディープ・パープルで一緒になるなんて!

Rainbow - Eyes Of The World 1979

 5人の優れたプレイヤーが集結した『ダウン・トゥ・アース』は瞬く間にヒットし、レインボー最大のアルバムとすら言われる程の出来だったんですが、寄りによって一枚しかないグラハム期が一番のアルバムにされるなんて、なんだか皮肉も良い所

 

 しかし、5人のそれぞれの歴史が始まったアルバムとも言われ、グラハムとコージーは後に脱退しますが、『ダウン・トゥ・アース』に携わった各々のメンバーのキャリアの歴史に名を刻んだ名盤で、5人ともそれぞれ成功しています。

 グラハム・ボネットはその後、マイケル・シェンカー・グループ/アルカトラスを結成し、イングウェイ・マルムスティーンやスティーヴ・ヴァイと言った優秀なギタリスト輩出するまでに至りますが、そのグラハムはまさか、日本のANTHEMとも競演して、アルバムまで出すとは!

ANTHEM featuring Graham Bonnet / HEAVY METAL ANTHEM

 『ダウン・トゥ・アース』のファンにしてみれば、これは奇跡としか良いようが無い競演ですよ!メチャ出世してるぜ、ANTHEM!

 シンガーがロニーのままだったら、とも思ったのですが、ロニーの中世の世界観とロジャーの現代的なロックベースは合わないだろうし、しかもこの時期、ロニーはブラック・サバスに加入していて、『ヘヴン・アンド・ヘル』と言うブラック・サバス第二のヒットを生み出していたのです。ロニーのレインボー脱退は残念でしたが、結果論としてはブラック・サバスも行き詰まる事無く活動を続けられ、ELFの売れなかった日々を過ごしてきたロニーのHR/HMキャリアもブラック・サバスで花開いたのですから、レインボーは一つの大きなステップといっていいでしょう。

 声は凄いがルックスは否定されがちで、特にリッチーは髪を短くするのが気に入らなかったそうです。ファンからの評判も悪かったそうですが、顔はメチャハンサムだし、髪を伸ばさないという理由だけでルックスを非難するなら、そりゃワガママもいい所。

 同時期のパンクシーンでも髪を短く切るスターも一杯いましたし、この時期のポール・マッカートニーですら髪を短くしていて、ウイングス時代はずっと耳が出るくらいの短い髪形で通していました(ちなみにグラハムもポールと同じ菜食主義者です)

 その影響か今のロック界では髪は短く切るのが主流で、現在のロニー・ロメロも髪は短いのですが、やっぱり男は髪が短いほうがいいですよ。長いと怪しい人に見えるし、良いイメージもたれない

 俺自身もパンクが好きなのか、髪は短いほうが好みですし、80年代のハードロックシーンでは髪を長く伸ばすのが主流なんですが、そういうのを見ているとバカに見えてしまうんですよねぇ

 サングラスと短い髪から「やっさん」と呼ばれてるそうですが、横山やすしに馴染みのないか、オレはデヴィッド・ボウイかThe Clashのポール・シムノンのほうに似ていると思うんだけど

 そのグラハムも、若い頃は伸ばしていたらしいですが(下の写真の右。左のほうは相方だったトレヴァー・ゴードン)、ヒッピーとかの怪しい人と一緒にされるのが嫌だったか、髪は短くするようにしたんでしょう。マンソンとかも思い切り伸ばしていたし。

 リッチーもこの髪型の頃のグラハムを見て選んで採用したけど、まさか短くしていたなんて思っても無かったでしょうねぇ

 レインボー以前のマーブルズのPVもYouTubeで見れます。ギブソンSG弾いてますけど、レインボーでギターを弾くところを見た事が無かったので、まさか弾けたとは思ってもいませんでした。てか、リズムギターとしてレインボーで使っていればよかったんですけどねぇ

The Marbles - The Walls Fell Down 1969

 『ダウン・トゥ・アース』一枚だけでグラハム期は終焉を迎えましたが、グラハム・ボネットとコージー・パウエル、ドン・エイリーの結束はこのアルバムを切欠に強くなり、後にも競演したりと3人の仲は続いたそうです(コージー・パウエルは98年に自動車事故で亡くなりましたが)。

 コージー・パウエルが脱退し、ボビー・ロンディネリを加えて『アイ・サレンダー』制作に取り掛かりますが、仲の良かったコージーがいなくなったか、グラハムはやる気を無くしてしまい、ロサンジェルスに戻ってレインボー脱退を考えるようになり、ジョー・リン・ターナーというシンガーが加わった事をきっかけに脱退してしまいます。ドン・エイリーは残りましたが、ボビーと凄く仲が悪く、ツアーが終ったら直ぐ脱退してしまいました

 『アイ・サレンダー』でJLT期が始まりますが、残ったドンは加入直後からボビーと仲が悪く、あまりにも酷い人間関係だったかドンは脱退し、デイヴ・ローゼンタールを加えて『闇からの一撃』を制作。JLT期は、『ストリート・オブ・ドリームス』で一回分裂に向かい、リッチーとロジャーは再結成ディープ・パープルで活動していきますが、イアン・ギランとリッチー・ブラックモアの確執は直ぐに出てしまい、『ハウス・オブ・ブルー・ライト』の直後にギラン脱退し、その後釜にジョー・リン・ターナーが加わって、再結成ディープ・パープルでJLT期が復活すると言うハプニングもありました

 『スレイヴス・アンド・マスターズ』は、イアン・ギラン在籍に無いテイストが盛り込まれていますが、同時にJLT期最後のアルバムになってしまい、ロジャー・グローヴァーとジョー・リン・ターナーの関係が決裂してしまいます。

 ディープ・パープルのマンネリ化を防ぐ為、ギランを解雇してジョーを入れたわけですが、ジョーの“オラオラ系”感からロジャーは「こんな筈じゃなかった……」とジョーの人間性の変化に動揺を隠しきれず、更にその勝気な態度がジョン・ロードやイアン・ペイスまで敵に回す結果になり、『紫の聖戦』制作中にあっけなく首にされてしまいます。ヴォーカルをギランに戻された『紫の聖戦』ではリッチーが今度孤立し、93年についに脱退し、現在ロジャー・グローヴァーと関係断絶

 リッチーはその後、メンバーを一新して再結成期レインボーを結成しますが、ハードロックに嫌気が差してきたか、今の奥さんであるキャンディス・ナイトと一緒にブラックモアズ・ナイトを結成し、アコースティック中心のルネッサンス・ミュージックにシフトするようになります。その最中にジョーをゲストに迎えてレコードを作りますが、ハードロックをやりたがるジョーとハードロックはもう沢山のリッチーではレインボー再結成は望めず、元レインボーのメンバー(グレッグ・スミス(B)、ボビー・ロンディネリ(Dr)、トニー・カーレイ(Key。後にポール・モーリスと入れ替わる))とリッチーの息子のユルゲン・ブラックモアと共にOver The Rainbowを結成。

Over The Rainbow - Live in Uden 2009 FULL CONCERT

 自分の属していない時期のナンバー―「エリエール」と「ウルフ・トゥ・ザ・ムーン」まで取り上げていて、レインボー全期の歌は歌えるとアピールはしているものの、こういう風になると逆にジョーが情けなく見えてしまい、「レインボー以外に取り得ねーのか?」と思ってしまう(disってしまったが、JLT期も好きなほうで、「ミッドナイト・タネル・ヴィジョン」や「ストリート・オブ・ドリームス」はお気に入りの一つ)

 

 『ダウン・トゥ・アース』は一枚限りの最強編成アルバムですが、5人のプレイヤー達はそれぞれの道を歩み、そして成功しています。コージー・パウエルは亡くなりましたが、残りの4人は今でも健在。

 5人がそれぞれの特性をぶつけ合いながら花火のように散った、『ダウン・トゥ・アース』はそういうアルバムです

(9月27日追記)

 誤字脱字が多くてしょっちゅう修正しているオレですが、誕生日に『ダウン・トゥ・アース』のデラックスエディションを買ったので追記する

 レインボーのデラックス・エディションなら、『虹を翔る覇者』と『バビロンの城門』のも買って、ウォークマンに入れておいたのだが、サウンドが鮮明になって、迫力が増してたぜ!

 ブログに上げてから『ダウン・トゥ・アース』のデラックス・エディションも買ったが、ロニー期の2作よりサウンドがハードで、『ダウン・トゥ・アース』の方が特に力を入れてるような感じがした。

 ディープ・パープルでハードロックの礎を築いたリッチー・ブラックモアとロジャー・グローヴァーのコンビがレインボーでも復活したのはもちろんの事、コージー・パウエル/ドン・エイリー/グラハム・ボネットの好きなプレイヤー同士と演奏し合える喜びもあってか、ノリノリになってんの!

 インストゥルメンタルのバージョンも付属されっけど、これもまぁ、迫力があること!

 中古で買ったけど、限定版だったか、新品で買うと一万円とメチャ高い!『ダウン・トゥ・アース』の再販希望する!

ポリドールさぁん、お願ぁ~い!

 デラックス・エディションの魅力は、未公開音源とリマスタリングされた迫力あるトラックなんだけど、それ以外にも掲載されたツアーの写真も注目で、レインボーでも健在のリッチーの壊しっぷりがきちんと載ってやんの!

 アンプ燃やすパフォーマンスも、ディープ・パープルのカルフォルニア・ジャムばり!

 リッチー、しょっちゅうギターを壊しているんだけどさぁ、確かにギター破壊は観客にはウケるよ

 でも、壊したギターの代金も結構掛かってるだろう

 ザ・フーやジミ・ヘンドリックスもギター破壊のパフォーマンスは確かに有名だけど、ギターもアンプもタダじゃないから、収入も得られてねーだろう

 その写真のものと思われる動画がアップされていますが、燃やしたマーシャルって結構高いはずだろ。

Rainbow - Monsters Of Rock (1979) - Blackmore Guitar Crash - Kill The King

 ここでときた洸一先生の「がんばれ!ドモンくん ガンダム・パーティー」のコマを出しておくが……

 ときた洸一先生の「がんばれ!ドモンくん。ガンダムパーティー」の4コマで、他のファイターはおいしそうな食事にありつけれる一方で、ドモンだけカップヌードルの寂しい食事の4コマあったけど、これを見て思ったの、「ギター破壊のパフォーマンスをやってるギタリストも、こういう食事になってるんじゃね?」。

 ガンダムもかなり高いだろうし、酷使して壊せば、こうなるのも必然だろうが(直しているレインさんの苦労が計り知れない)、それはギター破壊パフォーマンスを行っているギタリストにも言えて、事実ザ・フーもライヴとかでギャラは得てるものの、壊した楽器の代金に消えちゃって、借金が増えたって逸話もあったらしい

 ブラックモアズ・ナイトで大人しくなったか、最近はやらなくなったそうだが(少なくとも91年のJLT期ディープ・パープルまではギター壊していたらしい。再結成期のステージでのギター破壊は確認できませんでした)、それにしても壊しっぷりが半端ねぇ!

 リッチーとかイングウェイとかに憧れてギター破壊やるプレイヤーもいるけど、そういう人達に一言

 ガンダム壊しまくったドモンみてぇにカップラーメン生活になるので、ギター破壊は控えたほうがいいよ


別の意味でDVD化されてない野島作品があります

2020-05-11 21:06:25 | ロック
 俺が中学の頃、アニメを卒業してテレビドラマを見るようになったが、TVドラマで必ず名前を聞くのが、野島伸司だったなぁ
 野島伸司と言えば、『人間・失格~例えばぼくが死んだら~』や『家なき子』、『未成年』、『フードファイト』とかが有名ですが、彼のドラマの特徴と言えば、オールディースの洋楽が主題歌(一部違うが)なのと、過激な描写で、特に後者はかなり有名でPTAやBPOからしょっちゅう槍玉に挙げられるんだよなぁ

gooニュースhttps://news.goo.ne.jp/article/postseven/entertainment/postseven-1561032
2020/05/11 16:05
 4月に再放送されたドラマが、軒並み高視聴率を記録している。『ハケンの品格 2007特別編』(日本テレビ系)は平均視聴率10.6%、『BG〜身辺警護人〜傑作選』(テレビ朝日系)は同10.8%、『JIN-仁-レジェンド』(TBS系)は同11.2%と、2桁超を連発。テレビ東京は5月2日、公式アカウントで、「もう一度見たいテレ東深夜ドラマ」のアンケートを開始した。

 製作費は事実上“ゼロ”。濡れ手で粟のテレビ局は大喜びかと思いきや、「再放送作品を選ぶのが大変なんです……」と嘆息するのは、あるキー局編成スタッフだ。“様々な理由”から「視聴率を稼げるのに再放送できない人気ドラマ」が多いのだという。

 例えば安達祐実主演の『家なき子』(1994年・日テレ系 最高視聴率37.2%)。「同情するなら金をくれ!」のセリフは社会現象にもなったが、地上波での再放送は一度もない。

「不幸な境遇の安達がけなげに生きる姿が共感を呼びましたが、いまの時代では、安達へのいじめ描写が貧困家庭への差別を助長しかねないとして、再放送には慎重になっている」(日テレ関係者)

『家なき子』と同じ野島伸司氏の脚本作品『聖者の行進』(1998年・TBS系 最高視聴率22.1%)も同様だ。知的障害者をテーマにした意欲作だったが、暴力やレイプシーンが頻出し、放送途中でスポンサーが降板する事態に発展した。

「DVD化はされたものの、再放送は一度もなし。主役のいしだ壱成、相手役の酒井法子がともにその後、不祥事を起こしたこともあり、再び地上波で流れる可能性はほぼないでしょう」(TBS関係者)

 1980年代の人気作品も局側を悩ませている。斉藤由貴主演の『はいすくーる落書』(1989年・TBS系 最高視聴率19.9%)は、当時人気絶頂の斉藤が新米教師役を務め、主題歌(ザ・ブルーハーツ『TRAIN-TRAIN』)が大ヒットするなど話題を呼んだ作品だが、ドラマの設定が再放送のネックになっているという。

「赴任先の工業高校で不良生徒とぶつかり合いながらも互いに成長していく青春ドラマだったのですが、この工業高校を劣悪な環境として描いたことで、全国工業高等学校長協会から抗議があったんです。続編のパート2は工業高校から普通高校に設定を変更しましたが、再放送はされていません」(ドラマ評論家の成馬零一氏)

 長渕剛主演の『とんぼ』(1988年・TBS系 最高視聴率21.8%)は、同名主題歌が100万枚を超えるヒットとなるなど、「役者・長渕」の代表作といえるドラマだが、これまで再放送はされていない。

「ヤクザが主人公という設定が問題視されている。根底に流れるのは人間愛ですが、ヤクザを美化しかねない内容が暴力団排除条例を重んじる今の時代にそぐわない」(前出・TBS関係者)

 一方、ヤクザと対極にいる警察ドラマでも再放送しにくい作品があるという。

「『西部警察』(1979年・テレ朝系)を始めとする石原プロ作品は、いまも根強い人気を誇りますが、派手な銃撃戦や暴力シーンを地上波で流すのは難しい。とくに渡哲也の『大都会』(1976年・日テレ系 最高視聴率25.0%)は、刑事役の渡率いる『黒岩軍団』の犯人への暴力描写が激しく、再放送は至難だとされている」(テレビ誌記者)

 テレビ解説者の木村隆志氏が語る。

「近年は作品のテーマや本質、前後の文脈を無視して、シーン一つを切り取ってスポンサーにまでクレームを付ける視聴者が増えた。いじめ、暴力、酒、タバコなど、作品に必要なシーンであっても何がやり玉に挙げられるか分からない時代なので、局側はトラブルを避けるべく自主規制している部分も大きい」


 俺も昔は野島さんのドラマに夢中になっていたんだけど、今思い返すとすげぇ気分が悪くて、何だか人間の悪と言うのが見えてくるんですよねぇ
 『聖者の行進』は特に酷いそうで、あまりの酷さに二度と見たいと思わないが、その『聖者の行進』と同じ年に作ったのが『世紀末の詩』で、愛とは何かをテーマにし、人間が求めるものは何かを問うドラマはまさに名作ですよねぇ

世紀末之詩 第四話


 主題歌にジョン・レノンを起用しているが、まさにジョンの意思を受け継いだ「愛=LOVE」を題材にしたドラマだ
 過激な描写は鳴りを潜め、哲学的な内容のドラマは『聖者の行進』の脚本家と到底同一に思えない。
 一話完結のゲスト方式で(FF7でティファの声優を担当している女優の伊藤 歩さんも最終話で出演していました)、それまでの野島作品の特徴を覆すドラマですが、そのゲストの結末は必ずアンハッピーエンドで、ここだけ見ると「あぁ、野島だな」と思ってしまう
 再放送されてない『聖者の行進』と同じように、『世紀末の詩』もDVD化されてないのですが、されない最大の理由が主題歌にあって、ソロを含むビートルズの楽曲はソフト化すると莫大な使用料金が取られる為に今でもDVD化されてないんですよね(いいドラマなのに惜しいよ!)
 野島さん、「21世紀に入ったら“新世紀の詩”を作りたい。主題歌には“イマジン”を使う」と言ってましたが、未だに実現していない理由は、『世紀末の詩』自体の視聴率がよくなかったのと、あまりにも有名な「イマジン」を主題歌に使うという事で、もう実現に至らないんじゃない?ソロでもジョン・レノン―特に「イマジン」を使えば莫大な使用料金が取られるんですからね

 『世紀末の詩』を見て、改めてジョン・レノンが殺された事に憤りを感じるよ
 このブログであげた第4話は、貧しくも笑顔で生き、分かれても絆が結ばれ、手渡した小切手も受け取ったんだけど後で破り捨ててホームレスに戻るって顛末なんだけど、金で幸福が決まる訳ではないと知らしめた神回なんだよなぁ
 ジョンも「イマジン」で「想像してごらん、財産もない世界を」「飢えもせず、殺されることも殺すこともない世界を」と歌ったんだけど、バカなクズヤローが銃弾を発砲してジョンを殺したっつーからな
 ポール・マッカートニーも「私は誰でも許せる性質だと思うが、マーク・チャップマンだけは許す理由が見つからない。こいつは正気を失って、取り返しのつかないことをした。そんな人間になぜ容赦の気持ちを恵んでやる必要があるのかわからない」と言ってたくらいだ(チャップマンのせいでウイングスも解散したんだしな)、『世紀末の詩』第4話を見て、改めてチャップマンを許せないと感じた。

 そういえばビートルズのラストアルバムの『LET IT BE』、出てからもう50年が経ちますねぇ
 あのアルバムだけは異色で、フィル・スペクターのプロデュースは従来のビートルズと大きく離れたんですが、あの後フィルはジョン・レノンのソロアルバムをプロデュースしていて、『世紀末の詩』に使われた「Stand By Me」も「Love」もフィル・スペクターがプロデュースした曲だよね?
 ジョンとフィルの相性は抜群だったんだと思いますよ、ポールとフィルの相性はすげぇ悪いけど

 『世紀末の詩』はぜひ見るべきドラマだ
 これはお勧めするよ