オレのブログ

ロックとイラストの大好きな、社会の底辺にいるチンケな一青年のブログです。
つまらねー事しか書かねーが、よろしくな。

北海道発育成型フルーツアイドル

2014-12-25 20:45:06 | 地元

 「恋人がいないくらいで“クリスマス粉砕!”と叫ぶのってどうよ?」と言った俺だが……

 そのクリスマスイヴに、オレの地元のご当地アイドル「フルーティー」のコンサートに行ってきた。

 

 本当ならロックのCDを買って、ベースギターを鳴らしてクリスマスを過ごす筈だけど……

 あかん。今年はロジャー・ダルトリー、ピート・タウンシェンド、キース・ムーンとクリスマスを過ごす筈だったが、こんな下手じゃ、相手にもされねーよな。

 ソロはとちるし、音は外すし、リハーサルは入念にやったはずだが、あんな腕じゃクリスマスが楽しくなくなるって。逆にダルトリーやタウンシェンドが楽しくなくなるし、ムーンもやべーことしそうだし……。

 

 と言う事で、今年はフルーティーと過ごす事にした(とは言っても、ライブ見に言っただけだけどな)。

 ダルトリー、タウンシェンド、ムーンとは来年過ごす(上手くなっていれば、の話だが)!

 

 オレがフルーティーの事を知ったのは、2012年の雪祭りに、大通公園の会場で歌っていた時の事だった。

 マイナス20度のスゲー寒かった。まるでロシアのシベリアにいるような感じがして、冗談抜きで寒かった。正直、顔ごと覆いたくなるような寒さだった。

 

 その中で、踊っているファンの人達に度肝を抜かれた。

 連中は上半身裸で、踊っていたんだぜ!

2012 札幌雪祭りライブ (北海道アイドル) フルーティー「 Captive 」ヲタ限定

 ……信じられねーよ。地元でも凍えるほどのこんな寒い夜空で、上半身裸になって踊るか?!

 そりゃ、「ちょっと、寒いよぅ!」っと嘆く訳だが、いくら可愛くて振り向いてもらいたいからって、上半身裸はやりすぎだ。ロシアだったら間違いなく凍え死ぬ。ステージが終わった時には死体が横たわってて、フルーティーのロシアライヴは禁止されるって。

 オレも「そこまでやるか?フツー……。」と思ったが、このライヴの模様を他にも持ちかけた所、すげー話題になった。

 

 「トモダチが出来そう」と言う事で、オレもフルーティーのCDを買って、ウィンドウズのメディアプレイヤーとかに落としてフラッシュメモリーに入れて送った事もあった(フルーティー他ライブプロスタッフの皆さん、ゴメンなさい。トモダチの住んでいる所のCD屋にフルーティーのCD売ってなかったもん。でも、全国区で有名になったそうだから、もうやらない。やったとしても、オレの撮ってきたライヴ動画だけにする)が、ライヴに行くうちにだんだんとオレ自身もフルーティーの良さが解かってきて、そしてとうとうクリスマスライヴに3000円もかけて行ったよ。

 Up-dateやフレッシュ!が前座で、フルーティーのステージが始まったのは午後7時20分あたりだが、ライブ会場は熱気に包まれて、札幌は雪がしんしん降る寒い冬なのに、フルーティーのステージだけ真夏だ。

 歌だけでなく、Up-dateとの早食い競争とか、おばちへのどっきりもあり、アイドルのステージとして楽しめた。

  ファンを熱狂させる伝説のロックバンドは数多く居たが、まさかアイドルでこういうのが出てくるとは、思っても無かった。しかも、オレの地元で!

 オレ自身、金がないんでロックのライヴには行ってないが、フルーティーのステージはそれと同等のパワーがある。

 フルーティーの曲をモチーフにしたイラストも描いたよ。

 「Fight!」ってナンバーだ。昨日のステージでも取り扱われたぞ。

Fight! /フルーティー (2013/5/26 コンサドーレ札幌対水戸ホーリーホック(札幌市厚別公園陸上競技場))

 次は「Predator」を予定しているが、自分の構想したポーズがあまりにもエロいか、完成してもこれは流石にブログには出せない……。  フルーティーのフルーツバスケットVol.55にも行って来た。無料の部でしか見てなかったが、熱気があふれてて、欧米のロックバンド顔負けの熱いステージだった(楽器を壊したりまではしなかったが)。

 金を払ってでも行く価値は十分にあった。クリスマスにやってたら、オレも見に行く。正直、下手なロックバンドより見ごたえのあるステージだった。

 全国区で有名になっているだろうから、CDは手に入るだろうが、もし興味を示したら是非聴いてみてください。


クリスマスってそんなに嫌われている?

2014-12-22 18:56:13 | 出来事
 最近、12月になると必ず「クリスマス中止!」と叫ぶ人達が出てくる。

 その「クリスマス中止!」と叫ぶ人達は大半が「恋人がいない」からだそうで、その言葉を聞かねー年はないなぁ!

 ニュースにも取り扱われているし……。

 キャリコネニュース様、転載させていただきます。

「カップルは自己批判せよ! リア充は爆発しろ!」 革命的非モテ同盟が渋谷で「クリスマス粉砕」デモ敢行
2014.12.21

クリスマスを目前に控えた12月21日午後、若者やカップルで賑わう東京・渋谷で「恋愛資本主義反対」を掲げる集団「革命的非モテ同盟(通称:革非同)」が「クリスマス粉砕デモ」を実施した。

今回参加したのは社会人や学生、ニートら25人。「クリスマス粉砕!」と書かれた横断幕を掲げ、警察官に誘導されながら渋谷の街中を30分かけて練り歩いた。
「広告代理店のせいで非モテが苦しんでいる」

参加者は拡声器を使い、「我々はモテない人々の集まりです。モテない人を不幸にするようなイベントを粉砕します」と沿道に説明。全員で

「リア充は爆発しろ!」「カップルは自己批判せよ!」「恋愛資本主義粉砕!」

などとシュプレヒコールを上げた。

デモを主催した革非同の革命評議会議長、マークウォーター氏(39)は、「日本のクリスマスは宗教的なものでも何でもない。広告代理店が作り上げたもの」と指摘し、デモの趣旨についてこう説明する。

「この時期になると、世の中全体がクリスマスを楽しまないといけない、カップルで過ごさないといけない、という雰囲気になる。しかしそのために、モテない人々は苦しんでいるのです。こうした強制的とも言っていいイベントに抵抗するために、粉砕デモを行なっています」

もともと革非同も、初代の代表が女性にフラれたことをきっかけに結成されたもの。クリスマス粉砕デモはバレンタイン粉砕デモ、ホワイトデー粉砕デモと同様、2006年からほぼ毎年開催しているという。
非正規雇用だけでなく「非モテ」の格差もある

キャリコネニュースは参加者にも話を聞いた。22歳、彼氏なしの女子大生は革非同のデモに参加するのは今回が3回目だといい、

「そもそも日本人はほとんどが仏教なんだから、クリスマスは関係ないはず。クリスマスに躍らされるのではなく、一人で過ごす強さを持つべき」

と「リア充」批判を展開。デモで「非モテに愛を! 非モテに福祉を!」と叫んでいた40代童貞、非正規社員の男性も、「非モテ差別をなくすべき」と主張する。

「結婚して家族持ちになれば、子ども手当てがもらえるが、非モテの独身者には何もない。正社員と非正規の格差だけでなく、モテと非モテの格差も解消しなければならない」

ただ、沿道から見ていた人の反応は冷ややかだった。友人と渋谷に遊びに来ていた10代の女性は、

「クリスマスは大事なイベントなんだから、素直に楽しめばいいのに。公共の場で主張するようなことじゃない」

とデモに否定的。30代の会社員男性は「『リア充爆発しろ』とか言っている割には、みんな笑顔で楽しそうだった」と首を傾げていた。
ニコ生視聴者の4人に1人は「日本の誇り」と賞賛

デモ終了後、マークウォーター氏は参加者に対して「みんなの力で今年もクリスマスを粉砕できたと思う」とアナウンス。

「これからクリスマスが来るけど、万が一、当日に寂しくなったら、『クリスマスはあのとき粉砕したんだ』と思い出してもらえれば。そして2月のバレンタイン粉砕デモにも、ぜひ参加してください」

と呼びかけていた。

解散後、マークウォーター氏と革非同の中心メンバーら数人は、近くの喫茶店でデモの反省会を行った。メインのコールよりも大きい声で独自の主張をする人がいたために、デモの主張が分かりにくくなったという指摘が出たほか、女性の参加者は数人の男性参加者が拡声器で卑猥な言葉を叫んでいたことを問題視。

「デモ隊には女性もいるのだから配慮して欲しい」

と訴え、マークウォーター氏も「そうした点も含めて、次回から改善していかなければならない」などと話していた。

ちなみに、このデモの様子はニコニコ生放送でも中継された。多くの人は楽しんで見ていたようで、放送終盤に実施された視聴者アンケートでは、デモについて「気のどく」という回答が25.5%あったものの「引き続き見守りたい」が最多の27.8%。「日本の誇り」と好意的に見る人も24.0%いた。


 こうした動きって、 正確には2008年ごろから目立っていますが……
クリスマス中止のお知らせ【2008】

速報!2008 クリスマス終了のお知らせ

クリスマス粉砕集会【Part1】

 すげぇなぁ!クリスマスをここまで憎む奴がいるとは……。

 しかも、不謹慎にもヒトラーをネタに使ってる動画もあるっつーし……

ヒトラ総統閣下がクリスマスについてお怒りのようです

 例によって、今年も「クリスマス粉砕!」と叫ぶ人達が出てきましたが……。

動画
クリスマス粉砕デモ2014 in 渋谷

 オレも非モテだし、彼女イナイ歴が年齢と同じだが、オレ自身クリスマスを無くして欲しいと思った事はこれっぽっちもない。街にしょっちゅう散歩に出かけることがあるが、散歩に出かけるとお手てつないでいるカップルを見ても何とも思わない。「ほほえましいなぁ!」と思うだけだ。寂しいとも何とも思わない。

 負け惜しみの強がりと思うかもしれない。恋人がいない寂しさを紛らわせる為に言っているだけと思うかもしれない。だが、一つだけいえるとすれば、オレ自身クリスマスにそんな悪い感情を持っていない。

 もちろんプレゼントをもらえるわけじゃないし、物質的な満足は得られるわけではない。だが、クリスマスなんてオレにとって唯のイベントでしかない。最も、クリスマスセールでチキンとかケーキとかが特売になるから、むしろクリスマスは大歓迎だとおもう。

 恋人と一緒にデートした人がいても、オレ自身指図する立場にはないし、アニメのキャラクターと脳内で一緒にクリスマスを過ごす人も居るが、それも悪い事ではない。クリスマスをどう過ごそうがオレ自身、個人の自由だと思っている。
 オレだって、クリスマスには好きなロックバンドと一緒に過ごすし、去年だって(脳内で)レノン、マッカートニー、ハリソン、スターキーと一緒に過ごしたよ。

 今年は誰と過ごそうかな?ダルトリー、タウンシェンド、ムーンかな?

 欧米ではクリスマスに恋人と一緒に過ごしたりケーキ用意してワイワイ騒ぐという習慣がないらしいが(イギリスでは家か教会に篭って祈りを捧げるらしい)、まぁ、恋人と一緒に過ごす習慣なら、日本独自の習性って事でそれもいいかもしれない。

 「日本の誇り」と言うが、日本は他所の行事を浸透させる国柄で、欧米がゴリ推ししてクリスマスが定着したわけではないだろ?アメリカがクリスマスをゴリ押ししたかな?
 「Always 3丁目の夕日」でも見たけど、昭和20年代後半ぐらいから日本にもクリスマスが定着していたらしい。プレゼントが貰える事から子供達はクリスマスを楽しみにするようになったそうだけど、プレゼントだけがクリスマスなのかな?って思ったりもする。

 オレは現在、ベースギターの練習をしている最中だが、オレにとって重大なのは、恋人を作ったり、「クリスマス中止!」と叫ぶより、ベースギターやイラスト等が上手くなれるか、そっちの方が心配だ。

 そんなオレって、やっぱ変わってるかな?!

大通公園のホワイトイルミネーション

2014-12-11 20:40:20 | 地元

 雪が降り、クリスマスシーズンにもなった今日。

 オレの地元の札幌でも、例年通りにホワイトイルミネーションが大通公園で輝きました。

 どうです?まぁ、東京のドイツ村と比べるとちょっと地味だがな(笑)。

 しかし、こういうライトの使い方もあるんですよねぇ!

 そして、オレの地元の名物であるテレビ塔も立派にお化粧直し♪

 大通り4丁目の地下鉄駅の入り口も改装中。

 

 まぁ、期日前投票しに行く前だったんで、撮った写真は少ないが、どうでしょうか?一度はお出で、札幌に。


「マッサン」は面白い

2014-12-10 18:53:32 | TV番組

 自分で書いて思ったが……

 オレの記事って、暗いし文長いし、何だか読みづらい気がする。

 そこで、平凡な話題をする。

 オレは現在、毎日欠かさず「マッサン」を見るのだが、これが意外と面白い。

 日本初の国産ウィスキーを造ろうと突っ走って壁に激突しまくって、それでも夢を諦めない亀山 政春に、カタコトの日本語になれない習慣に戸惑いながらも直向に夫を支える妻のエリー。オレもやられたよ。エリーちゃんの可愛さにノックアウトされたよ

  実話が基になったらしいが、それでも当時の日本を伺うには良いドラマだ。

 外国人であると言うことで、親に猛反対されたり周囲から好奇の眼を見られたりするも、直向に前を向く二人にオレは応援したい(その後、日本は戦争の道にひた走って、イギリスと敵対することになるが、それはまた別の話)。

 

 ウィスキー作りは困難を極めているし、住吉酒造も辞めさせられたけど、視聴者にとっては理不尽に見得るかもしれない。

 しかし、現実に考えると、大正当時はウィスキーなんて未知の存在だし、リスクも高すぎるので普通は手を出さないだろう。

 第6週でマッサン、ブラブラしてて酒ばっかり飲んでいたけど、それを見て「大丈夫か?!この人?!」ってヒヤヒヤした。

 驚いたこともあった。鴨居の大将に英一郎って言う息子さんがいたのは驚きだが、何故か英一郎君の気持ちがわかるような気がする。  というのも、オレも昔は親に対して反発心を抱いていたからだ。

 親の前ではハッキリとモノが言えなかったが、親のやり方に納得がいかなくて、親をののしったり悪く言ったりした(反抗期と言うやつだろうか?)。

 親のやり方が嫌で、英一郎君は海外留学を希望し、外国に期待しているようだが、世の中そんなに甘くはない。

 日本もそうだけど、何処の国も外国人には冷たいよ。海外留学に行ったところで罵られて帰ってくるのがオチだ。

 予告では鴨居の大将とケンカになるんだが、何故ケンカになったか、不仲は何故起こったかは見てのお楽しみだ。

 

 日本も開国したばかりか、マッサンのお母さんみたいな外国人嫌いがいたが、しかし、エリーに良くしてくれる人もいたのもまた事実。

 個人的にはキャサリンさんが面白くて好きだ。

 この人は見ていて面白いし、当時の日本の世間をきちんと語っているし、第8週で出なくて寂しかったけど、ムードメイカーとしては十分な役割だ。

 北海道編の撮影は既に済ませているらしいが、放送は年が明けてからになるといわれる。

 (住んでるところは違うが)オレの地元じゃねーか

 親父、ウィスキーが好きで良く余市蒸溜所に行っていたが、(ウィスキーは飲めねーが)オレも来年行こう。

 これからどうなるのか、楽しみだ。

追伸

 オレ自身、NHKの朝ドラマは「純情きらり」しか見てなかったが、「マッサン」はそれに匹敵するほど面白く、心が温まる作品だ。ビデオにも毎日とったよ(マッサン同様、最初は取り逃したが)。

 ビデオデッキが無くなったので最近見ていないが、「純情きらり」の桜子の直向な姿にオレも弾かれ、オレ自身も桜子ちゃんに負けぬようギターを引き続けた。結局ちっとも上手くならなかったがな

 達彦さんがせっかく才能があったのに父の死で音楽学校を辞めて味噌屋を継いで(ドイツに音楽旅行に行こうとしたらしいが、当時のドイツはアレだったんで、先祖も「幾らなんでもあんな国に子孫を送れない!」とお父さんの拓司さんを早く召させて味噌屋を継がせた今でも解釈する。まぢで好かれてねー独裁者だったんだろうな)、その後で徴兵されて戦地に送られたというストーリーは皮肉だが、当時の中国と言ったら地獄さながらの光景だったのだろう。

 金に余裕があればDVDセットを手にしたいほどだ。

 

 あぁ!また純情きらり見たくなってきた!

 桜子ちゃんのピアノに挑む姿を見て、オレもギターをまた始めようか(どうせ上手くならねーけどな!)。


はだしのゲンを読んだが……

2014-12-09 18:14:05 | マンガ

 いきなり政治色の強い作品をレビューしてスマンが……念のために言っておこう。オレは左とか右とかと言った思想の偏りは持っていない。欠点や美点は何処にだってあるし、あれが正しい、これが正しいという偏った思想は持たないようにしている。

 今日、なぜか「はだしのゲン」と言うマンガを思い出した。

Hiroshima Pelicula -Hadashi no Gen (en castellano) Pelicula

 

 レンタルビデオ屋にゲンのアニメを見て知ったし、オレの通ってた学校の図書室にも置いてあったんで、興味本位で読んで見た。

 正直、内容が過激で足がくすんだ。

 

 まだ11かそこらの子供だったオレは、この描写に恐怖を覚え、吐き気すらした。

 「はだしのゲン」は原爆の事を描いた作品でも有名だし、原爆投下直後の被爆者の姿には恐怖すら覚えた。

 「原子爆弾」の名前は子供の頃、トモダチから初めて聞き、すごい威力のある爆弾というイメージを抱いたが、ここまでとは……

 「はだしのゲン」は暫くハマった。戦時中の日本がどれだけ冷酷で暗かったかを把握した。正直、暗いイメージが十分に浸透したし、日本をナチスドイツと同等の悪の国家と軽蔑すらしていた。

 しかし、小学校を卒業し、「はだしのゲン」から遠ざかったオレは、「日本だけが悪か?!」と言う疑問も芽生えた。手塚 治虫やThe Clash、プラトーンと言ったものの影響だったのかもしれない。

 少なくとも、イラク戦争で「日本だけが悪ではなかった」と思った。日本軍が大陸でやった悪事を、アメリカだってやったんだし……

 その後、ヴェトナム戦争とかを調べて見たが、アメリカも敵味方の区別の付かないゲリラ戦に悩まされた挙句、一般市民にまで手を上げてしまうハメになってしまったのである(ソンミ村事件はかなり有名)。

 このビデオを見てみると、ヴェトナム戦争と良く似ているのが解かる。

Vietnam War Music -Revolution (The Beatles)

 アメリカの場合は世論が戦争反対に回ってデモやストライキ等が頻発した事から73年か74年に撤退する事になったが、それでもヴェトナム戦争を起こしたリンドン・ジョンソン大統領の評判は悪く、余り好かれていないらしい。

 話をゲンに戻すと……

 ゲンは戦時中、酷い扱いを受けた事から戦後、日本と言う国を憎悪し、その憎悪は「今上裕仁」と呼び捨てまでして天皇にまで向けるようになった。

 戦災孤児の仲間も、やりきれない憎悪を天皇にぶつけた。

 そういや、主人公の中岡ゲンの家族は戦争に反対したことから「非国民」と呼ばれて、蔑まれたり阻害されたりと言う仕打ちを受けるが、これが原因でゲンは日本を憎むようになり、軍部や天皇を「最高の殺人者」と呼んで忌み嫌うようになったが……

 何だか他の国でも「はだしのゲン」のような排外があったな。アメリカでも戦争に敗退する人を「テロリスト」とか「共産主義者」と呼んで蔑まれた人がいたらしいし、中国でも政府に反対する人が「反逆者」と呼ばれて阻害されたりされた人がいるというし……アメリカか中国辺りで第二の「はだしのゲン」が出そうな感じがする。

 戦争を起こして負けた(ヴェトナム戦争の場合は撤退した訳だが、世間では「負けた」と見なされている)以上、憎悪される事になる。

 アメリカでもヴェトナム戦争を指導したリンドン・ジョンソンを「最高の殺人者」と憎んでいる人もいるし、ブッシュに至っては今でも毛嫌いされている。ロシアでも戦争こそ起こしてないものの、ソビエト連邦を解体して国力を下げてしまった事からゴルバチョフを毛嫌いする人も多い。

 今、衆議院選挙で盛り上がっているが、安部首相の政策に反対する人も多い。オレとしても集団的自衛権の閣議決定はやりすぎだと思う。人を殺すのは嫌だし、戦争なんてオレはゴメンだ。戦争なんて言う弱い物イジメなんて、オレはやりたくない。

 首脳の座に就いた者なら誰しも成しえる茨の道であるが、安部首相が「最高の殺人者」とならない事を願うばかりだ。