今ブログ初めての話題。
Iggy & The Stoogesって言うバンドのデラックスエディションCDを買ったよ。オレの地元のアイドルのイベントに行くとき、フルーティーのCDと一緒に買った。
そして、何故かハマった『RAW POWER』。
テクがあるのかないのか、文才があるのかないのか、迫力もあるのかないのか、まったくどっちつかずで結論がでねーアルバムは『RAW POWER』以外に存在し得ない。
ただ、『RAW POWER』を聞いて分かるのは、演奏しているメンバー全員ヘロインやってたと言う事だけだった。
邦題もすげーよ。
『淫力魔人』って何だよ?!これ?
触手ものの鬼畜エロアニメか何かのタイトルかよ!
「見つけ次第メチャクチャにしろ(Search And Destroy)」と言わんばかりに、若くてカワイイ女の子を片っ端からハダカにひん剥いて、アソコをブッ込んだり、またタプタプバストのおねーちゃんの股間から男のアレを生やして酷使して、意識のまったくねー肉奴隷にする、言葉に出来ねーほどのスゲーエロそうなタイトルだろ……―正直、文部科学省が200%非推薦になるような、スゲー内容なアニメになると思われる。
アルバム聴いたけど、正直ドロドロだったよ。もうラリっているとしか言いようがない。けど、なぜかハマる中毒性がある。
Iggy & The Stoogesはオレが(友達が殆どいなかったチンケでつまらねー)高校生の時から興味を抱いて、今はどこかへ消えた1970年発表の「FUN HOUSE」を買ったよ。
コレ
そのときの感想は、ディストーション(1970年当時はそれが無く、ファズというエフェクターが主流だった)が弱いがギターは迫力があったし、「Dirt」のドラムもなぜかノリが良くて、しばらくは聴いていた。
Iggy & The Stooges - Dirt (1970 HQ)
しかし、金もなかったし、カタログも殆ど取り扱ってねーし、刺激もあまり強くなかったし、またロックの真髄を知らなかったか、他のバンドに興味を持って、しばらくしてすぐThe Stoogesから離れた。
それから近年、デラックスエディションが出回って音質がクリアーになったっつーから(てか、The Stoogesの存在を忘れていた)、デラックスエディション買ったよ。
Red Hot Chili PeppersやThe Damnedとかがカヴァーしてたっつーから、「RAW POWER」も今年になって聴いたよ(ファーストは現時点で手に入ってない。ファーストのデラックスエディション、売ってねーから)。
感想。「FUN HOUSE」は確かに、パンクだしヴォーカルも生き生きとしている。けど、「RAW POWER」はそれと比べて完全に老化しちまった。
一番有名な「Search And Destroy」とやらを聴いたけど、曲は良い。けどメンバーチェンジのせいか「Down On The Street」や「Dirt」等と比べて曲の迫力は感じなかったし、ドロドロだった。「RAW POWER」全曲に言える事だが何だかThe Rolling Stonesの2番煎じって感じが否めなかった。正直、「FUN HOUSE」等の前期の方が迫力があった。
The Stooges - Down On The Street
Iggy & The Stooges - Search And Destroy
『FUN HOUSE』から3年経って発売された『RAW POWER』だが、ヘロイン中毒丸出しか脱力っぷりも普通じゃない。ベースのデイヴ・アレクサンダーはそれが原因で死んだらしい。ちなみに『RAW POWER』の時には解雇されちゃったそうです。
ギターやベース、ドラムテクも、『FUN HOUSE』~『RAW POWER』通して全然大したことがない。中学生でもコピーできる。正直、ビートルズの方が演奏テクがまだあるわぁ!
しかし、そういう器量で測れる程、ロックは安くない。LED ZEPPELINとかDEEP PURPLEとかと同時期らしいが、売れるか売れないか、テクがあるかないか、頭が良いか悪いか、そういう器量だけでロックは測れない。ロックの質がそれで決まってたら、とっくの昔に滅びていた。
伝説にこそなったが商業的に失敗したバンドも数多い。The Velvet Undergroundとかが例だが、Iggy & The Stoogesも商業的には殆ど不成功で、活動の最中でまったく売れずに解散してしまったらしい。
しかし、現在では再評価がなされて、RED HOT CHILI PEPPERSやNIRVANAと言ったグループに持ち上げられるほど伝説となり、2003年に再結成されてニューアルバムもリリースされた(そちらに関してはまだ聴いていないので、レビューは見送る)。
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