渋谷で殺害された警察官の遺品など公開
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昭和46年に東京・渋谷で警察官を殺害したとして指名手配されている、過激派「中核派」のメンバーと見られる男が、大阪府警に逮捕されたことを受けて、新潟県警察本部は、事件で死亡した当時21歳の中村恒雄巡査の勤務当時の写真などを公開しました。
公開されたのは、中村巡査が新潟県警察本部に入ったあとに撮影された写真や、当時渋谷の現場に応援に入った警察官たちが身に着けていた衣服など10点余りです。
事件を風化させないため、平成19年3月から新潟県警察学校で展示されていて、中村さんが暴徒化した集団に鉄パイプで殴られたり火炎瓶を投げつけられたりして殉職したことが説明されています。
新潟県警察本部警備2課の山岸信行警備対策管理官は「亡くなった中村さんは仲間を大切にする方だったと聞いています。志を受け継ぐために展示を続けています」と話していました。
【警察官の兄「責任とってほしい」】新潟県警から応援に来ていて死亡した中村恒雄巡査の兄の秀雄さん(73)が、新潟県佐渡市の自宅で取材に応じ、「まさかと思いました。きちんと裁判を受けて責任をとってほしい」と話しました。
秀雄さんによりますと、23日午前8時すぎ、容疑者と見られる男が逮捕されたと警視庁から連絡があったということで、秀雄さんは「まさかと思いました。逃げ回っていたが、やっと年貢を納めるときが来たんだと思いました」と話しました。
これまで46年間、家族や親戚が集まった際には、「恒雄が生きていたら、今どんな家族を作っていただろうか」などと語り合っていたということで、この間、新潟県警の同僚や警視庁の警察官も墓参りに訪れてくれていたということです。
秀雄さんは「時間がたっても事件を受け継いでくれて、風化させたくない、逮捕したいという思いを持ち続けてくれたことがありがたいです」と話しました。そのうえで「倒れている人に火炎瓶を投げつけるなんて、人間の行為ではないです。当時、学生運動は盛り上がっていたのかもしれませんが、憤りを感じます。出頭しなかったのは自分が正しいと考えているのかもしれませんが、きちんと裁判を受けて責任をとるべきだ」と語りました。
【元同僚「一つの区切り」】中村巡査とともに、当時、渋谷の警備にあたった、元新潟県警の警察官、澤野正則さん(66)は「これでやっと中村さんも成仏できるのではないかと思うし、私も一つの区切りができます」と話しました。そして「渋谷の現場ではなく、佐渡の実家に行って、墓前に手を合わせたいです」と今の心境を語りました。
そのうえで「逮捕された男については、あの場で何をしたのか、これからの捜査を通して、自分の口でしっかりと話してほしいです」と話していました。
1970年代の安保理闘争時代、学生達が革命の気運に乗り、火炎瓶やらで武装して警察権力に抵抗し、安田講堂事件等を引き起こし、あの連合赤軍も生み出してしまいました。
学生運動で死んだ警察官もいましたでしょう。連合赤軍も武装革命を行おうとしたけど、仲間を殺してしまってその後悪評が付きまとうようになった。
だけど、警察官を殺しても世の中が変わるとは思わない。警察や政府を憎悪するのは分かるが、だからと言って殺した所で変わる事は何もない。
たとえ変わったとしても、前の政府より酷い社会になしえるし、中国やフランス、ルーマニア、ロシア、アラブ諸国等でも暴力革命を成し遂げた訳ですが、いずれも前よりずっと酷い事に発展したケースもあるし、憎しみは新たな憎しみを招くと言う事もあるのです。
フランスの有名な政治勢力でジャコバン派と言うのがいましたが、彼等はルイ16世の政権を憎悪し、平等なる社会を夢見て暴力革命を実行したが、逆に市民を抑圧するようになり、疑わしき者は片っ端からギロチン送りにして処刑し、フランスは恐怖に支配されるようになりました。
ルイ16世はどんな人間かは知りませんが、実は政治に長けている人物とも言われるくらいでしょう。しかし、ルイ16世でもジャコバン派の凶行は防ぐ事が出来ず、結局処刑されてしまいましたが、ジャコバン派の恐怖政治はただならぬものとなり、彼らを率いていたロベスピエールは理想に凝り固まるがあまりに暴走をしてしまい、多くのフランス国民を死に追いやり、彼もまたクーデターで倒されてしまってその命を散らしてしまいました。
かつてカンボジアを支配していたクメール・ルージュと言うのがいましたが、ジャコバン派から影響を受けた可能性は大きいでしょう。
カンボジアは元々フランスの植民地で、ポル・ポトもフランス語の教師をし、フランス留学もしていた事からロベスピエールの事は知りえたのは確実でしょう。彼の率いていたクメール・ルージュもフランス語が派生と言いますし、ポル・ポトはロベスピエールに統帥してしまったあまりにむちゃくちゃな政治をやるようになったが、暴力革命の代償は200年ぐらい経った後でも来るのです。
私もストリートミュージシャンを取り締まると言う態度に警察官を憎悪した事があります。警察組織への批判記事も読んで「警察=悪」と言う認識も芽生えましたが、フランス革命や独裁政治の事を調べていくうちにそれがジャコバン派の行った憎悪扇動に似通っていて、恐ろしい事に加担するのではないか?と疑問を覚えました。
警察官に怒鳴った事もありましたが、今となっては恥ずかしい事です。
大坂 正明の指名手配ポスターは何度も見かけましたが、「例え憎いとは言え、警察官を焼き殺すなんてやりすぎだ」と憤りました。
警察が嫌いな人には英雄に移るかもしれませんが、私は大坂をリスペクトすることが出来ませんし、破壊や暴力で物事を解決するなんて、そんな間違った考えには従えません。
ガンダムXってアニメの影響だな。ガンダムXを見たけど、戦争や革命が愚かだと感じ取るようになった。ガンダムXに感銘したんで、暴力で物事を動かすと言うやり方に疑問を持つようになりました。
機動新世紀ガンダムX Ep.1-2
右も左もそれぞれ正義があります。SEALDsやエキタスの言い分も分かりますが、安部政権の行動も、目を開いて周りを見たら、その決断を下した訳も分かります。どちらも正しいし、どちらにも言い分があります。
しかし、暴力と言う手段を選べば、いくら正当性を唱えようと、新たな憎悪が芽生え、新たな暴力を巻き起こしてしまうのです。
逮捕された男が大坂容疑者かどうかが分かりませんが、罪はきちんと償ってもらいたいです。
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昭和46年に東京・渋谷で警察官を殺害したとして指名手配されている、過激派「中核派」のメンバーと見られる男が、大阪府警に逮捕されたことを受けて、新潟県警察本部は、事件で死亡した当時21歳の中村恒雄巡査の勤務当時の写真などを公開しました。
公開されたのは、中村巡査が新潟県警察本部に入ったあとに撮影された写真や、当時渋谷の現場に応援に入った警察官たちが身に着けていた衣服など10点余りです。
事件を風化させないため、平成19年3月から新潟県警察学校で展示されていて、中村さんが暴徒化した集団に鉄パイプで殴られたり火炎瓶を投げつけられたりして殉職したことが説明されています。
新潟県警察本部警備2課の山岸信行警備対策管理官は「亡くなった中村さんは仲間を大切にする方だったと聞いています。志を受け継ぐために展示を続けています」と話していました。
【警察官の兄「責任とってほしい」】新潟県警から応援に来ていて死亡した中村恒雄巡査の兄の秀雄さん(73)が、新潟県佐渡市の自宅で取材に応じ、「まさかと思いました。きちんと裁判を受けて責任をとってほしい」と話しました。
秀雄さんによりますと、23日午前8時すぎ、容疑者と見られる男が逮捕されたと警視庁から連絡があったということで、秀雄さんは「まさかと思いました。逃げ回っていたが、やっと年貢を納めるときが来たんだと思いました」と話しました。
これまで46年間、家族や親戚が集まった際には、「恒雄が生きていたら、今どんな家族を作っていただろうか」などと語り合っていたということで、この間、新潟県警の同僚や警視庁の警察官も墓参りに訪れてくれていたということです。
秀雄さんは「時間がたっても事件を受け継いでくれて、風化させたくない、逮捕したいという思いを持ち続けてくれたことがありがたいです」と話しました。そのうえで「倒れている人に火炎瓶を投げつけるなんて、人間の行為ではないです。当時、学生運動は盛り上がっていたのかもしれませんが、憤りを感じます。出頭しなかったのは自分が正しいと考えているのかもしれませんが、きちんと裁判を受けて責任をとるべきだ」と語りました。
【元同僚「一つの区切り」】中村巡査とともに、当時、渋谷の警備にあたった、元新潟県警の警察官、澤野正則さん(66)は「これでやっと中村さんも成仏できるのではないかと思うし、私も一つの区切りができます」と話しました。そして「渋谷の現場ではなく、佐渡の実家に行って、墓前に手を合わせたいです」と今の心境を語りました。
そのうえで「逮捕された男については、あの場で何をしたのか、これからの捜査を通して、自分の口でしっかりと話してほしいです」と話していました。
1970年代の安保理闘争時代、学生達が革命の気運に乗り、火炎瓶やらで武装して警察権力に抵抗し、安田講堂事件等を引き起こし、あの連合赤軍も生み出してしまいました。
学生運動で死んだ警察官もいましたでしょう。連合赤軍も武装革命を行おうとしたけど、仲間を殺してしまってその後悪評が付きまとうようになった。
だけど、警察官を殺しても世の中が変わるとは思わない。警察や政府を憎悪するのは分かるが、だからと言って殺した所で変わる事は何もない。
たとえ変わったとしても、前の政府より酷い社会になしえるし、中国やフランス、ルーマニア、ロシア、アラブ諸国等でも暴力革命を成し遂げた訳ですが、いずれも前よりずっと酷い事に発展したケースもあるし、憎しみは新たな憎しみを招くと言う事もあるのです。
フランスの有名な政治勢力でジャコバン派と言うのがいましたが、彼等はルイ16世の政権を憎悪し、平等なる社会を夢見て暴力革命を実行したが、逆に市民を抑圧するようになり、疑わしき者は片っ端からギロチン送りにして処刑し、フランスは恐怖に支配されるようになりました。
ルイ16世はどんな人間かは知りませんが、実は政治に長けている人物とも言われるくらいでしょう。しかし、ルイ16世でもジャコバン派の凶行は防ぐ事が出来ず、結局処刑されてしまいましたが、ジャコバン派の恐怖政治はただならぬものとなり、彼らを率いていたロベスピエールは理想に凝り固まるがあまりに暴走をしてしまい、多くのフランス国民を死に追いやり、彼もまたクーデターで倒されてしまってその命を散らしてしまいました。
かつてカンボジアを支配していたクメール・ルージュと言うのがいましたが、ジャコバン派から影響を受けた可能性は大きいでしょう。
カンボジアは元々フランスの植民地で、ポル・ポトもフランス語の教師をし、フランス留学もしていた事からロベスピエールの事は知りえたのは確実でしょう。彼の率いていたクメール・ルージュもフランス語が派生と言いますし、ポル・ポトはロベスピエールに統帥してしまったあまりにむちゃくちゃな政治をやるようになったが、暴力革命の代償は200年ぐらい経った後でも来るのです。
私もストリートミュージシャンを取り締まると言う態度に警察官を憎悪した事があります。警察組織への批判記事も読んで「警察=悪」と言う認識も芽生えましたが、フランス革命や独裁政治の事を調べていくうちにそれがジャコバン派の行った憎悪扇動に似通っていて、恐ろしい事に加担するのではないか?と疑問を覚えました。
警察官に怒鳴った事もありましたが、今となっては恥ずかしい事です。
大坂 正明の指名手配ポスターは何度も見かけましたが、「例え憎いとは言え、警察官を焼き殺すなんてやりすぎだ」と憤りました。
警察が嫌いな人には英雄に移るかもしれませんが、私は大坂をリスペクトすることが出来ませんし、破壊や暴力で物事を解決するなんて、そんな間違った考えには従えません。
ガンダムXってアニメの影響だな。ガンダムXを見たけど、戦争や革命が愚かだと感じ取るようになった。ガンダムXに感銘したんで、暴力で物事を動かすと言うやり方に疑問を持つようになりました。
機動新世紀ガンダムX Ep.1-2
右も左もそれぞれ正義があります。SEALDsやエキタスの言い分も分かりますが、安部政権の行動も、目を開いて周りを見たら、その決断を下した訳も分かります。どちらも正しいし、どちらにも言い分があります。
しかし、暴力と言う手段を選べば、いくら正当性を唱えようと、新たな憎悪が芽生え、新たな暴力を巻き起こしてしまうのです。
逮捕された男が大坂容疑者かどうかが分かりませんが、罪はきちんと償ってもらいたいです。
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