「今日5時に仕事終わる?終わるならすぐお月見に行こう」
「何処に~」
「大浪池、すぐ出かけないと時間がない!」
中秋の名月は9月30日でしたが10月2日はまだ月齢16、ほぼ満月!!
大浪池から見るの月の出方向は韓国岳より南側、時刻は18時55分、
大浪池の縁から月が上がって来るのは30分後から1時間後・・・
遅くとも19時30分から20時の間に大浪池鞍部に上がりたい・・・
逆算すると登山口19時発←宮崎出発17時40分
急いで準備をし・・17時30分に出発
「予想より雲が多いな~~」霧島連山のシルエットが見える方角にも雲が.......夕焼けも一瞬でした。
高速を急ぎます。
霧島連山に近づくにつれ・・・
「えぇぇ・・・」「うそやろ~」雲かガスか・・山は見えません。
18時50分に登山口に到着、時間的にはセーフ~~、しかし細かい霧のようなガスが立ちこめています。
「止めようか??」「ここまで来て・・」「ガスの無い所探そうか?」「行くだけ行ってみようよ!!!!」
前回大浪の池に登ったのはなんと噴火直後吹雪の中を3km圏内に、それ以来です。
昼間でさえ暗い登山道・・空を見上げても真っ暗、ライトの灯りで苔で滑る石畳を登ります。
(ピンぼけでごめんなさい)
急ぐためザックの中身は小物だけ!さすがに軽く、30分で避難小屋に
「・・・・出てる、光が見える!!!」「何処?」小さく写っているのが満月です。
「光が見えるって」....「神様万歳や・・やっぱりあきらめないで良かったやろ」「だね~~」
急いで大浪の池の標識の有る岩場に登り・・
ぼんやりですが火口縁から満月が上がったところでした。
フラッシュを止めて・・撮影
コンパクトデジカメではこれが限界
本当にラッキーです。
見えると思って無かったので・・・
韓国岳のシルエットと大浪池の縁がかすかに見え、今まさに満月が出てきたところでした。
画像ではよく判りませんが、澄み切った空気では無くシルクのカーテンが幾重にも掛かったような景色です。
大浪池の象徴の標識とご一緒に。
実は火口の中はガスが満々と漂っていて湖面は見えません。まるでシルクの絨毯が幾重にも・・。
湖面に映る満月は見えませんが、お決まりのポーズ。
名残惜しいのですが、明日も普通に仕事!急いで帰ります。
登山道はまだ月明も無く真っ暗です。
ザックが軽すぎるのであっという間に下りました。
短い距離ですが、夜のお山歩を無事に終えたことに感謝して。
帰り際振り返るとやっぱり霧島連山もお月様もガスの中・・・。
「あら・・・」「行ってみないと判らないね~~」
「ご飯どうする?」「どこかで外食・・する」「する!!!!ホルモンとビール
」即決でした。
しかし20時10分!都城市街に向かっても21時過ぎにしか着きません・・・。
とにかく急いで・・・焼き肉屋さんに滑り込み・・・ビールとコーラで
「かんぱ~~~~い」「乾杯」
満月のお山歩は前々から狙っていましたが、平日は考えて無く、突然の思いつきでした。
ただ何処に登るか!悩みました。
霧島連山の登山口に着くのは19時=月の出時間
登山口周辺で見える所は高千穂河原か硫黄山、
30分~40分登り、満月が少し上がったところで見えるのは白鳥山と大浪池とえびの岳展望台
最終的に大浪池に決めたのは湖面に映るかも!でした。
ガスがかかっていたので99%あきらめて登って行っただけに、感激でした。
あきらめてはダメですね~~。
湖面に映る満月は見ることができませんでしたが、
夜中中滞在して居たらもっと幻想的な景色を見ることができたと思います。
『何十枚も重なったシルクのカーペットの様な湖面からがご挨拶に出て来たりして・・・』「
」「うそ・・」
紅葉の季節到来です。
来週は何処に行こう~~。