へこんで保温力が落ちてしまったサーモス山専を修理してみました。
先週仰烏帽子にお山歩に行った際、ザックの上から満タンのサーモス山専を落とし、へこましてしまいました。
幸い真空度には影響が無いようで、内管と外管が接触して熱が漏れています。
外管のへこみを元に戻し内管と外管の接触が無くなれば直るはずです。
「直して見るは」「ちゃんと直る?」「買った方が早いし安い違う??」「もったいないし、あきらめきれないから」
修理の材料は、車のへこみを修理する道具と同じ物を使います。
家庭用のドライヤー、油や汚れを取るベンジンとブラシ、接着して引っ張る市販されている道具です。
まず接着する場所のコーティングと汚れをベンジンとブラシで取ります。
ドライヤーで接着する所の表面を100℃程度まで温め、道具自体を溶かし接着します。
「こんなので直るの~~」「まあまあ~」
そして引っ張ります。
「乗ったらつぶれるよ~」「軽いから大丈夫」
ゆっくり引っ張ります。
「外れたじゃない」「これで良いの!」
1回引っ張った後の様子です。
「少しは戻ったけど...まだだよ」「場所を変えて繰り返し引っ張る」
場所を変えて数ヶ所、引っ張った後
「もう少しやな~」「これ以上無理と違う?」
もう数ヶ所やってみて、
「もう限界やな~~」「ちょっと見もう良いんじゃない」
残っていた接着剤を綺麗に取って、こんなものでしょう
直ったやろう^^
引っ張る道具の使用後はこんな感じ。
接着し、引っ張って外れた後がよくわかります。
「お湯を入れてみようや」
「周りが熱くならない。直ったね」
お湯を入れてもOK、修理は成功でした。
外観はさわると少しでこぼこが有りますが、保温力も元と同じ復活です。
「ところでこの接着する道具の値段は?」「内緒、サーモスの新品買うよりは安いけど...ね」
3年以上使った愛着のあるサーモスは直りました。
外管全体が温かくなるのは、真空度が落ちている証拠なので修理はできません。
小さなサイズで物によっては確かに買った方が安いかも!
直る物は直して使った方が良いでしょう.....
物は試しに挑戦でした。
*2018年11月記
その後です・・・『9年間使った、サーモス山専の思いで』
そして新しく買った山専の具合『サーモス山専新旧の違いとその改善策』