「大雨が降るような雨雲はないから風に吹かれに行こう」
「雨が降らなければいい・・・」
台風9号が東シナ海を北上中ですが・・
霧島連山方面は風もそこそこ、目立った雨雲も無いので行く事に。
遅めにえびの高原に向けて出発・・
生駒高原から見上げると霧島連山は雲の中・・全く何も見えません。
えびの高原に着くと、完全に雲の中・・暗いぐらいで・・車は点灯しています。
風がゴーーと音をたてる中、11時50分出発です。
突然「わ~~美味しそう~~~このくらいが一番いい」”がめ”(サルトリイバラ)の新芽です。
「今日はお山歩やめて、新芽取りにしない?」「ダメ先週もお休みしてるし・・2週休んだら歩けなくなるよ」
基本雨は降ってませんが、雲の中なので次第に濡れてきます。
汗をかくも湿度が高く全く乾きません・・・ファイントラックの服も機能せず、もう背中はびしょ濡れ。
4合目より風が更に強くなり・・風がまともに当たる山頂の風を想像し・・気持ちが萎えそうに・・。
風をよけられる5合目の先で、小休止し合羽を着て・・「さあ⤴⤴行こうかね~~」このテンションが大事。
下から火口縁へ吹き上げる風でよろけながら・・
8合目ぐらいから真横の風で・・立ち止まったり歩いたり。
いつもは火口縁をたどって山頂へ行きますが・・・飛んでもありません。
標識直下まで下を歩き・・風に押し上げられ、そのまま飛んで行きそうになりながら山頂標識手前の岩へ
飛ばされないように耐えて206回目の韓国岳を一枚だけ撮影・・・そして即下山。
ここから先、火口縁まで行くなんてとんでもなく・・標識までも無理でした。
吹き上げる風に逆らいながら早々に下りて・・・
ザックカバーのシワと身体の傾き具合で風の強さを想像してください。
風でバランスを崩し転倒した人を・・・「そのままで・・」冗談じゃありませんすぐに起き上がりました。
「撮れんかったが~⤵」後で考えるに・・・ブログ的には転んだところも有りだったかな?
吹き上げる風で木の枝がしなってます。とにかく風の弱い所へ急ぎます・・・。
登り5合目から、記念撮影と転んだ以外は止まることなくまた5合目まで下りて来て、温かい飲み物で小休止。
「ここの風でも山頂に比べたら。風って言わんね」行って来たからこそ言える余裕の発言です。
「やれやれ・・・」と安堵感で下山。
今回登る時にすれ違った方は1合目で学生さんの団体と3合目で3人の方、下山時4合目で単独で登られるている方だけでした。
皆さんが山頂まだ行かれたかどうかは不明ですが・・あの風を体験した方は同じ気持ちで下山されたと思います。
下りて来て、えびの高原はやっぱり真っ白!何も見えません。
ここどこでしょう
登山届けのポストから硫黄山を見たところです。数10m先にある元々白い硫黄山が全く見えません。
車の音がすれども・・車は見えず。すぐ近くが車道なんですがね~~~。
GPS計測で距離5.8km時間3時間10分。標高差521mのお山歩でした。
駐車場に戻るとだーれも居ない・・まだ3時ですが・・電灯が点いています。
久しぶりに強風体験のお山歩でした。
大した事ではありませんが、「やったね⤴」と「ふぅ~~⤵」で満足感と充実感のある1日でした。
アルプスの梅雨明けが見えてきませんね・・・計画がたてられません。
昨年の様にズルズルと秋になるのでしょうか........。
とりあえず今週末は連休