70代の女性が入居した時の事が忘れられない。
今の時代では、まだそれほどの高齢とは見えなかった。
やせ細って酸素吸入をしていた事もあり元気がなかった。
重いものを背負っている様に思えた。
口数もすくなく、もう人生をいつ終わってもいいと、
表情から見えた。入居してすぐ、突然にそこのバックに
400万円入ってる。住職を読んで欲しいと言われた。
もう驚いて意味が分からず、失礼のない程度に
お話を伺った。もう長くないので父母の眠っている
墓地の住職に、私が亡くなったら父母と一緒に埋葬して欲しい。
今のうちに契約しておきたいと言う事でした。
私自身大変なショックだったが、すぐ住職に連絡を取り
妹様に400万を預かって頂く処置をとったが、1か月もしない
で亡くなった。不安なくゆったり過ごしてほしいと
願っていたので、あまりにも早すぎる死に悲しかった。
生涯結婚もしないで、お子様もいなかった。
孤独死防ぐ為に立ち上がって
道半ばだけど周りには優しい心のスタッフがいっぱいいる。
寄り添って行きます。
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