高齢者になると、頻尿や尿漏れはほとんどの人が経験します。
ある高齢者の男性の方が頻尿に悩ませれていましたが、
その内、尿漏れを心配するようになり、お薬も服用していましたが、
気になって夜も不眠がちで、食欲もなくなり、
どんどん気持ちが落ち込んでいきました。
現役時代は大手企業の重役を務めプライドの高い人でしたが、
老いを受け入れられなくて、一人で苦しんでおられたようです。
心配される事も助言も嫌がり、イライラする日が続き、
日中はカーテンを締め切り真っ暗な部屋で、食事は一人お部屋で希望され
ましたが、ほとんど召し上がっていただけませんでした。
衰弱が心配されましたが、ある日自ら尿取りパットを使ってみたいと言われました。
とても恥ずかしかったようで、他の人には内緒にしてくれといわれましたが、
勇気を出して何か月も悩まれた結果がプライドを捨てる事でした。
その内ポータブルトイレをベット脇に設置する事を希望されました。
完全にプライドを捨てる事はできませんが、老いを受け入れ恥ずかしい
事ではない事、いずれ誰にも起こる現象です。
お薬もあります。体操もあります。楽しく老後を送りましょう。
シェアハウス熱海で絆