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NPBコミッショナー お前もか!

2013年06月12日 23時15分32秒 | 日記
上村会長の続投宣言など全柔連の一連の不祥事がいまだに続いている中、今度はプロ野球機構(NPB)で2011シーズンから使われている統一球が今シーズンから飛びやすいボール仕様にされていたことが発覚した。
 2010シーズンまでは各球団がそれぞれメーカーと契約して使っていたが、2011年から統一された。しかし、今シーズンから飛びやすいボールに“改ざん”されていたのだ。選手からは「伸びる」との声が上がっていたが、NPB側は一貫して「仕様は変わっていない」としていたという。
 やっと、今夜(12日)になって午後8時から加藤コミッショナーが会見し、事実を認めたが、本人は「知らぬ存ぜぬ。責任はない」と辞任は否定した。もしも、本当に知らなかったとしても、組織のトップとしての責任をどう考えているのだろう。全柔連の上村会長と同じ道をたどるのだろうか。
 そこで疑問が湧くのが「シーズン途中のなぜ今なのか」だ。「飛ばないボール」の対策として個々が技術のアップに取り組んでおり、反発力を基準にして契約を結んでいる選手もいるはずだ。NPBは先のWBCでも参加、不参加で選手会とひと悶着を起こしたばかり。変えるにしてもシーズン前に選手会ときっちり議論をすべきではないか。
 また、今夜の会見にしても、もう一つ疑問がある。その時間は戦いの最中だ。なぜ、そうした時間帯に会見を開く考えがわからない。選手のことを本当に考えるのならば、もっと別の方法があったのではないか。
 日本のスポーツ界はプロもアマも選手のことを真剣に考えているのだろうか。選手があってこその組織ではないかと思う。選手が可哀そうだし、こうした“事件”が次々と明るみに出ると、ファンにも見放されることにもなりかねない。オリンピック招致どころではなくなることを各団体の上層部は心底、肝に銘じるべきである。