随筆と言えば清少納言の著『枕草子』 の中で
秋は、夕暮。と詠っていますね。
秋は、夕暮。夕日のさして、山の端〔は〕いと近うなりたるに、
烏の寝どころへ行くとて、三つ四つ、二つ三つなど、
飛び急ぐさへあはれなり。まいて雁などの列ねたるが
いと小さく見ゆるは、いとをかし。
高校の時暗唱させられた方も多いのでは…
雁などの列ねたるがは、いよいよ冬に向かうのだと
覚悟を迫るものがありますね。
外国の本の挿絵にも良く描かれています。
今日は本当に素晴らしい夕焼けでした。でも、寒い寒い。
一年で一番過ごしやすい秋なのにこの寒さはないでしょう!
覚悟も何もできていやしない。
というわけで備えあれば憂いなし、これからの季節、絶対に欲しい
アンティークの長羽織です。お袖が長く雰囲気がある銘仙ですよ。
最後のお写真は私の野良着です。信州には両袖をはずして
裾に足して長めた仕事着があったそうです。
腰を紐を縛って出来た、たわみに柿をもぎいれるためだとか。
名前も「柿もぎ半纏」だそうです。
登って柿をちぎっていたのでしょう。こちらは長い竿を工夫して、
私は高枝切り鋏です。でも今年があまり実がなっていません。
それで動物たちが山を下りてくるのでしょう。
やはり不憫ではありますね。
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karin
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