たまねこ*古布とmy garden

秋の夕暮れ 長羽織

秋の夕暮れは盛んに和歌や俳句に詠まれています。

随筆と言えば清少納言の著『枕草子』 の中で

秋は、夕暮。と詠っていますね。

秋は、夕暮。夕日のさして、山の端〔は〕いと近うなりたるに、

烏の寝どころへ行くとて、三つ四つ、二つ三つなど、

飛び急ぐさへあはれなり。まいて雁などの列ねたるが

いと小さく見ゆるは、いとをかし。


高校の時暗唱させられた方も多いのでは…

雁などの列ねたるがは、いよいよ冬に向かうのだと

覚悟を迫るものがありますね。

外国の本の挿絵にも良く描かれています。

今日は本当に素晴らしい夕焼けでした。でも、寒い寒い。

一年で一番過ごしやすい秋なのにこの寒さはないでしょう!

覚悟も何もできていやしない。

というわけで備えあれば憂いなし、これからの季節、絶対に欲しい

アンティークの長羽織です。お袖が長く雰囲気がある銘仙ですよ。

最後のお写真は私の野良着です。信州には両袖をはずして

裾に足して長めた仕事着があったそうです。

腰を紐を縛って出来た、たわみに柿をもぎいれるためだとか。

名前も「柿もぎ半纏」だそうです。

登って柿をちぎっていたのでしょう。こちらは長い竿を工夫して、

私は高枝切り鋏です。でも今年があまり実がなっていません。

それで動物たちが山を下りてくるのでしょう。

やはり不憫ではありますね。






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コメント一覧

karin
http://wave.ap.teacup.com/karin02/
金田律子さん おはようございます

まさに「秋の夕暮れ」のフレーズが相応しい「長羽織」
ですね!いいですねぇ、、、昔、母はいつも和服姿で
したが、どんな柄の着物を着ていたのか思い出せません。

ああ、母が亡くなってもう14年も経ちました。車椅子
を押して一緒に散歩した秋の夕暮れが懐かしいです。

そうそう、枕草子、高校時代に暗記しましたね!昔は
「暗記」したものが多いですが、最近の子供達は有名な
詩や文章をあまり暗記をしていないようですね。
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