このクッションは鏡仕立てです。
鏡仕立て(かがみじたて)とは、布団類に見られる仕立て方です。
上布団の裏布を大きめに截ち、
表に折り返して額縁のように仕立てる方法をいいます。
鏡仕立てと額仕立ては見た目はあまり変わりませんが、
縫い代の倒し方で区別されるようです。
額縁仕立ては縁のほうを高くしたもの、
鏡仕立ては表布を高くしたものです。
その時袖まんじゅうを入れにくかったので、
左手を利用してアイロンを当てました。
私は人間の手が本当に素晴らしくできていると思います。
人間の手にしか,針に糸を通したりする
正確な仕事ができないのです。
親指が他の指と向かい合っていて、
隣の指の先に触れることができる仕組になっているおかげです。
良くお風呂掃除のときスポンジで洗った後、
手のひらや指で浴槽を点検すると、
まだぬるぬると洗い損ないが見つかります。
勿論、私のお掃除の仕方が完ぺきでなかったことによります。
何故なら、スポンジにそれを感知させることができないからです。
神経外科医たちは,「手の技能のための領野」と呼ぶ,
人間の脳にある領域を発見したそうです。
手が器用な働きをするには,感覚受容器がなくてはなりません。
人間の手,特に親指には,
そういう微小な神経終末が沢山あるそうです。
すごいですね。本当に手の業を楽しめることに感謝ですね。
ところで残り布はまだまだあります。
着物用のエプロンでも作りましょうか?
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